インクルーシブな社会のために

障害の有無程度に関わらず支え合う社会へ ~ハマジョブネットワーク~

2007年を振り返って

2008年01月05日 | 記事
簡単に昨年を振り返ってみたい。

2月には市役所で3回目のシンポジウムを開催した。
前回より参加人数は少なかったが、地域の連携ができているので、
単発で発表内容を考えるというより、
そのとき熱い話題を発表していただくので企画が楽だ。

4月にはこれまで分かれていた精神障害者支援の部署が
本格的に一緒になり、また新たに就労支援係が発足した。
職員も大幅に変わったので、とにかく係内のコミュニケーションが増え、
逆にいい体制になっている。

6月には新たな就労支援センターの運営法人の選定があった。
選定自体は外部の委員にお願いするが、
そのために市としてどんなセンターを作っていくかの議論を
職員同士で繰り返しできたのがよかったと思う。

7~9月には市役所として初の知的障害者雇用をすることとなり、
その準備がとにかく大変だった。
これをどう生かしていくか、これからが正念場だ。
なお、採用した職員はとても優秀に仕事をしてくれている。

12月には企業の障害者雇用を表彰する、
「ハマライゼーション企業グランプリ」事業を開始。
単に障害者を支援するということだけでなく、
地域貢献を果たしている企業を評価することで社会を掘り起こしていく。

上記以外には、市内各地で就労支援センターを中心とする
地域ネットワークが続々とできてきた。
これまで主に知的障害者の支援をしていた就労支援センターが、
精神障害の方も支援し、また地域の核となっている。
就労支援センター同士が意見交換するメーリングリストも作り、
センター間の連携も増やしていく。

地域には私的な勉強会も次々とできており、
今後も連携が重層的に展開していくことだろう。

それから昨年度に続き、就労支援検討会議を設置。
今年度はまだ1回しか開いていないが、実効性の高い会議になった。

厚労省が主催する労働政策審議会障害者雇用部会や研究会に
同僚で手分けしてほとんど傍聴した。
地域だけを見るのではなく、国の動向を見ながら、
市としてどうやっていくかを考えている。

個人的には、横浜市立大学の斉藤教授の研究報告に
共同執筆者として参加したり、
講演会や座談会にてお話をさせていただいたりと、
アウトプット的な活動をする機会を与えてもらった。
人前で喋るのは下手だが、度胸だけはついてきた。

また、自分のキャリアを考えて、
事務職から福祉職に、そして柄になく管理職に進む道を選んだ。

これまではスタンドプレイが多かったが、
今後は周囲の人々と一丸となって地域をよくしていく、
そんなことを戦略的に実行していきたい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。