インクルーシブな社会のために

障害の有無程度に関わらず支え合う社会へ ~ハマジョブネットワーク~

12月23日(水)のつぶやき

2015年12月24日 | Weblog

リビングアートネットワークのシンポジウムにて主宰者と懇談。福祉が拡充すると共に、誰々という個性をもった人が、福祉の対象としてカテゴライズされ、その集団が社会の中で切り取られる。これは福祉のパラドクスと言えるのではないだろうか。ただこれは福祉だけの責任ではない。


福祉のパラドクスが生じた背景には地域の希薄化がある。地域の繋がりがないと、誰々さんではなくカテゴライズされた集団が現れるのである。従って福祉を縮小するのではなく、個々の本人主体の支援にスライドしつつ、集団を個人に戻すのが社会の務めであろう。これは社会全体で進めなくてはならない。