インクルーシブな社会のために

障害の有無程度に関わらず支え合う社会へ ~ハマジョブネットワーク~

今年もよろしくお願いします

2010年01月03日 | Weblog
2010年になりましたので、抱負を書こうと思いますが、
昨年の頭にも書いています(こちら)ので、まず振り返りをします。

昨年書いたテーマは、まず「松風学園の再整備の推進」。
これはハードの設備というより、
障害福祉のあり方について考えること、としていた。

障害福祉はかつて、施設入所が中心であったが、
今では、地域での生活や在宅生活を支援することが中心である。
したがって、いわゆる施設は、入所者の支援をするだけでなく、
地域・在宅支援を行う機能が求められる。

この考え方は当施設で入所支援にあたる職員にも浸透してきている。
短期入所サービスも少しずつではあるが従前より柔軟になった。
今後はこの方向を伸ばすと同時に、
職員の元々もっている能力や動機を顕在化させたい。
それを地域や他の支援者にも広げたいと思っている。

次に、「セーフティマネジメントの推進」。
昨年の3月までにセーフティに関するルールをまとめることができた。
これをホームページに掲載したり、PRしていきたい。

最後に「人権擁護の推進」。
市内の有志施設のネットワークであるYネットの中心となり、
また全施設が加盟する施設協議会でも人権委員会メンバーとなり、
率先して権利擁護活動に取り組んだ。
個人的にも市職員の人権研修のコーディネートを行った。

現在、国際的には、障害者の権利条約が2006年に採択され、
日本では批准のための法整備が進んでいる。
また、日本では、児童・DV・高齢者の虐待防止法ができ、
障害者についても法の成立が待たれている。

一方、国内ではいまだに事業所・施設での
虐待・権利侵害がおこっている。
この背景の中で、松風学園は権利擁護に真摯に取り組んでいるので、
モデルとして役割を果たせるようにしたい。

ハードは古いが、能力の高い人材がそろっているので、
その資源を稼働し、福祉の底上げを図ろうと思う。

以上の他、昨年にないテーマとしては、
・福祉に関わる多様な支援者のネットワーク
・市職員のネットワーク(仲良しグループではなく)
をさらに作っていきたい。

それから、松風学園再整備の前に、
改めて、公立施設の役割を検討する。
これがないと、民間含めた施設のあり方が崩れる。
また、市の福祉職ひいては福祉施策にも影響する。
国も横浜市も政権交代した、この時期にこそ必要。
しっかり考え、行動を起こす。

1月02日(土)のつぶやき

2010年01月03日 | Weblog
00:09 from web
丸田桂子「虐待される子どもたち」幻冬舎ルネッサンス新書を購入。児童相談所一時保護所の嘱託医が書いた、虐待の事例。あとがきを読むと、「日本子ども虐待防止学会」があり、各分野の専門家が活動しているようだ。先日ここに書いた法務省の研究会にも意見を出しているらしい。
01:35 from web
横浜市会(市議会)のホームページで会議録を読む。言うまでもないが、福祉施策を推進する上で、市民の代表たる議員と市長以下行政との議論をふまえておかなければ。
23:51 from web
施設利用者には問題は起こってないようだが、いろいろあって職員とは連絡をとり合っている。何もないとついだらけてしまうので、緊張感があっていい。
by takenday on Twitter