インクルーシブな社会のために

障害の有無程度に関わらず支え合う社会へ ~ハマジョブネットワーク~

ネットカフェ?

2007年05月15日 | 記事
5月12日、土曜日の朝、横浜東部就労支援センターに行く。
そこでは、このセンターから就職した方が数人集まり、
パソコンのゲームに興じていた。

ゲームといっても、パズル形式で、頭を使う。
パソコンは2台で、2~3人が1台に集まり、騒いでいる。

それを、センターのスタッフが楽しそうに眺めている。
彼はこれをネットカフェと呼び、就職後のフォローとして位置付けている。

グループで腹を割って話している中で、
1対1の面接ではわからない、その人の状況がわかるのだそうだ。

就職後の支援というと、訪問や面接、
あるいは余暇支援的に遊んだり出かけたりすることが多いが、
ただ部屋でパソコンで遊んでいるだけでも意義が大きいのだ。

労働CSR

2007年05月15日 | 記事
5月9日、ILO(国際労働機関)が主催する労働CSRのシンポジウム。

日本ではCSRというと環境が進んでいて、労働が遅れているとのこと。
一方、ヨーロッパでは逆だという話があった。

これは、日本では労使問題は企業内において、
終身雇用や年功序列で守られてきたのに比べ、
欧州では業界において激しい紛争になっていたからだという。
また、アメリカでは児童労働を行った企業に対する不買運動が起こるという動きもある。
なかなか日本では考えられないことである。

しかし、生産性が低下している現状、かつ少子化対策を考えると、
いかにいい働き方をするかが日本の将来を左右するのだ。
そこで、労働CSRが、企業のためでもあり、社会のためでもある、となる。

世界では、ISOとしての検討もされているそうだが、
国際的な要請をされるまでもなく、自発的に労働CSRを考えていきたいものだ。