いいですね~
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引きこもりの青少年らの自立支援をしている仙台市のNPO法人「わたげの会」(秋田敦子理事長)は、支援活動の一つとして取り組んできた「回復期にある青少年の有償ボランティア活動」を切り離し、会社組織化した。収益性を意識して働ける場を提供し、実社会への適応力を養うのが目的という新しい試みだ。
会社名は有限会社「キャッツハンド」。わたげの会が、有償ボランティアを「猫の手活動」と呼んできたことにちなんだ。秋田理事長が経営していた業務休止中の会社を活用。会社名称、目的を変更して再出発した。
青少年らに紹介する仕事は、学習塾への講師派遣、クリーニング品集配など。陶磁器製造・販売や、わたげの会が設立した社会福祉法人「わたげ福祉会」の施設内でのそば・ピザ・クレープの製造・販売などもある。いずれも両会が以前から青少年らに紹介してきた業務だ。
仕事はキャッツハンドが受注し、両会の利用者をアルバイトとして雇用する。利用者約150人のうち、既に17歳から30代までの40人前後が働いている。わたげの会スタッフ1人が常勤社員となり、事務や営業を担当する。
秋田理事長は「回復したと思って一般の会社に就職しても、責任が多くなると、また元に戻ってしまうこともある。責任を負わせすぎずに見守ってやれる会社があれば、きっと自立につながる」と指摘する。
働く人たちには、自分たちの会社として経営を維持していく方法や、仕事のアイデアも考えてもらう。秋田理事長は「収益を上げる楽しさを知ってもらいたい。失敗してもフォローする用意はしている」と話している。
(河北新報) - 7月10日7時5分更新
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引きこもりの青少年らの自立支援をしている仙台市のNPO法人「わたげの会」(秋田敦子理事長)は、支援活動の一つとして取り組んできた「回復期にある青少年の有償ボランティア活動」を切り離し、会社組織化した。収益性を意識して働ける場を提供し、実社会への適応力を養うのが目的という新しい試みだ。
会社名は有限会社「キャッツハンド」。わたげの会が、有償ボランティアを「猫の手活動」と呼んできたことにちなんだ。秋田理事長が経営していた業務休止中の会社を活用。会社名称、目的を変更して再出発した。
青少年らに紹介する仕事は、学習塾への講師派遣、クリーニング品集配など。陶磁器製造・販売や、わたげの会が設立した社会福祉法人「わたげ福祉会」の施設内でのそば・ピザ・クレープの製造・販売などもある。いずれも両会が以前から青少年らに紹介してきた業務だ。
仕事はキャッツハンドが受注し、両会の利用者をアルバイトとして雇用する。利用者約150人のうち、既に17歳から30代までの40人前後が働いている。わたげの会スタッフ1人が常勤社員となり、事務や営業を担当する。
秋田理事長は「回復したと思って一般の会社に就職しても、責任が多くなると、また元に戻ってしまうこともある。責任を負わせすぎずに見守ってやれる会社があれば、きっと自立につながる」と指摘する。
働く人たちには、自分たちの会社として経営を維持していく方法や、仕事のアイデアも考えてもらう。秋田理事長は「収益を上げる楽しさを知ってもらいたい。失敗してもフォローする用意はしている」と話している。
(河北新報) - 7月10日7時5分更新