自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
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白石一文『彼が通る不思議なコースを私も』集英社文庫

2017-05-22 23:43:59 | 小説以外 

書店店員さんが帯で語っている通り、白石作品で一番好きだ!!

この文庫の解説を菊間さんが書いている。この人、そう、それいけ菊間?の

コーナーで有名だっためざましテレビに出ていた方。自分はテレビから遠ざかって、10年以上?

なので経緯は全然しらなかったのだが、

菊間さん、5階から飛び降りて、重傷を負うも後遺症が残らなかったという。ひょっとしたら、

この逸話があったから解説を書いてもらったのかな??

しかも今では企業法務の弁護士で、しかもフジテレビを担当しているというからスゲー!!

心に残るのはp.295、p.301、p.345

この作品、面白すぎて、昨日から読み始めたのだが、正味では数時間で読み終えてしまった。

並行的に読んでいるエーリッヒフロムにちょと近い感じがするのは自分だけ?

そして、菊間さんの解説で、著者は、自分が何者であるか一番興味があるという。それがわかれば、世界中の人々のことやこの世界の成り立ちについて完全に理解できると信じている。だからこそ死ぬまでに自分を知りたい。一生懸命知りたい、とインタービューで語っていたそうだ。


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