自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
哲学・ビジネス・雑記・洒落物など等

混迷の時代

2007-04-30 00:09:34 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

現代のようなカオス・クレイジーな社会で求められる人材とは、

プロフェッショナルな人材だろう。

プロフェッショナル人材とは、スキル×マインドの高さを前提として、あくなき成長を追い求め続け、自己変化を意識しておこし、周囲にまで期待を抱かせ、そして自ら行動しようと仕向けることが出来る人間である。

 無理はせず、自分の欲することに関しては無茶しまくる。特に一般の人が休んでくつろいでいるようなときに。だから周囲からはなぜあんなに差がつけられているのか分からないのだ。彼らは自己の欲望に対して非常に忠実であり、さらに行為の結果を人より数倍も重く受け止める。

 そのため、さらに無茶する。

 そして自分でも気づいたときには、「あの人はすごい人だ」といわれているのだ。

キーワードは習慣化。それをすることで今はまだ上記の前提を身につけることに必死であるべきだ。

根を太く、長く、広い範囲に張り巡らし、価値という果実を他者(他社)に提供できるようになるまで。


映画『誰も知らない』

2007-04-28 22:57:38 | 映画

借りたくてもなかなか手に入らなかったのですが、やっとみることができました。

岩井俊二監督の『リリィ シュシュのすべて』を連想させた。

リリ~は、いじめの問題と歪(個と社会の)が背景にあったように思う。

似ていると感じた理由は三つ

◆映像が綺麗 光と影の使い方が巧み

◆無駄な会話がなく、見ているものに緊張感をもたらし、想像を促進させる。

◆しかも、「現実的」な範囲で。

この『誰も知らない』は是枝裕和という人が監督。

よく知りませんが、「表現者」だとおもいました。

台詞は少なくても登場人物の気持ちの揺れ動きが伝わってくる映画でした。

4人の子供はオーディションで選ばれ、

本当にあった話をもとにつくられた。

子供4人を残して、母はでていった。

そして長男が親的な役割を懸命にはたそうとする(経済的な工面)。

しかし、12歳ではそれも無理。

やがて、衣食住のうち、衣(ぼろぼろ化)、食(カップ麺化)、住(滞納化)

の順で現実が4人を襲い、どうしようもない親のいない孤独、現実経済社会に飲み込まれていく。

長男、長女、次女、次男の四人。

やはり力の乏しい次女から・・・・。

それでもまだ現実は無常にも続く。

一つ思ったことは、きっと人間はDNAのレベルで寂しいと思う気持ちが刻みこまれているのでしょう。

どんなに努力しても絶対に一人では生きれませんし、活きれません。

見た後に悲しみの感情はあまり引きずりませんでした。

ただ、現実に起こった事件をもとにして作られたために、事件の当事者が当然生きているということです。これは忘れてはならないとおもいました。

きっと想像を絶するプレッシャーのなかで生きた時期があったでしょう。

もう一方で密度の濃い時間を兄弟で姉妹で共有できたことでしょう。

テレビで流される日がくることを望みたい、そして多くの人の感想を聞いてみたい、そういった映画でした。

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『誰も知らない』オフィシャルHPより


音楽って

2007-04-22 21:21:04 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

音楽って聴くものじゃなくて、感じるもんだったんだ。

激しい曲(例えばパンク)って良さがわからんかったけど、

聴いてるんじゃなくて雰囲気とかテンションを感じ取ってんだな。

そういう意味では、むしろパンクとか聴く人って繊細なのかも・・・・。

あれ、やっぱり音楽ってスゲーな。

今度、クラシック聴いてみよう。

誰か、オススメ、教えてくださいな。


ビーイングとドゥーイング

2007-04-19 23:16:16 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

Being と Doing

の違い???

最近混同しているヤツが多いと、ある作家が述べていた。

行為が気に入らないだけなのに、存在まで消してしまう。

そういうことって意識していないと結構ある(自分にも)のではないか。

現代社会はクレイジーだから。

分けて考えないと、いずれ、めぐりめぐって自分の存在すら消されてしまう。

少なくとも存在は認めてあげないとやりきれない。


松下幸之助『私の行き方 考え方』

2007-04-16 22:29:52 | 小説以外 

この本からは、経営観、人間理解を学ぶことができる。

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状況:「差込み」を開発し、販売代理店も見つけ、経営が軌道にのっていき始めた頃、ある日、ちょうど隣に同じように製品を研究し、売り出そうというライバルがやってきた(事前にお互い無駄な競争はよしましょうと声を掛け合った)。

その後、隣の工場の主は、上手く経営がいかず、そして5~6年後、工場を訪ねてきたときの松下幸之助氏との会話

仮にその人をA氏としよう

p.92~引用

A氏:「あなたは偉い偉い」

A氏:「僕もずいぶん熱心に仕事をしてきたがね、どうも思うようにいかず、たまたま少し上手くいきかけると、売った先が金をくれなんだり、そうかと思うと、頼りにしていた店員が辞めたり、どうも事故が多くて今日なお志を得ないが、同じように商売を始めた君が、日一日と何の故障も無く順調に行くのが実に不思議だ。」

松下幸之助氏:「君ほど熱心にやっておりながら、なお事業が成功しないということが僕にとってこれまた不思議だ。

僕は事業というものは、大小の差はあっても、やっただけは成功するものだと根本に考えている。だからよく世間では、『商売というものは、儲けるときもあるが、損するときもある。損したり得をしたりしている間に成功していくものだ』と考えているが、僕はそうは思わないし、そういう見方は誤っていると思う。

 商売というものは真剣なものである。真剣勝負と一緒だ。首をはねたり、はねられたりするうちに勝つというようなことはあるべきではない、と同じように商売も活動するだけの成功は得られなくてはならない。

もしそうで無かったならば、それは環境でも、時節でも、運でもなんでもない。その経営の進め方に当を得ないところがあるからだと断じなくてはならぬ。それを商売は時世時節で、損もあれば得もあると考えるところに根本の違いがある。

商売というものは不景気でもよし、好景気であるならばなおよし、考えねばならぬ。商売じょうずなひとは、真の経営者は、不景気に際して、かえって進展の基礎を固めうるものであることは、過去の幾多の経営者が現実にこれを示していることを知らなければならぬ。

だからまずもって君のその世間的な信念のない考え方から改めなければならぬのではないか」

以上、引用終わり。

どんなご時勢・いつの時代でも、健全、全うなことをなさりながら、成長している企業はおるものだと思います。

8つの歳に、奉公として、子守をし、火鉢を磨き、自転車屋で働き、電気工事の仕事を行う。体は弱いほうであるにもかかわらず。差込みプラグで、経営をはじめ、ランプで成長し~。

非常に勉強になります。たぶん、『私の履歴書』で読んだ方も多いと思います。

p.143引用

「~商売は一つの、大きくいえば一国の経営と同じようなものだというようなことを考えた。」

 この前には、いくつもの困難な状況が書きこめられている。ランプを開発し、絶対に売れると踏むが、電池で光るランプの世間評判があまりに悪すぎて(それまで劣悪品が多すぎた)、思ったより反応が悪く、無料で販売店におかせてもらい、持続時間が長ければ、買い取ってくれとの交渉から営業しなおした。なんていうところは、この松下という方は営業の神様(ドラッカーではないがご存知、経営の神様とは呼ばれている)でもあったのか思ったほどです。

 さらに販売店同士のバトル、便所掃除を誰もせず、松下幸之助氏自ら行って、自分の指導が行き届かず、不徳の致すところ、と反省するなどなど。

奥が深い。ますます尊敬し、学び取りたい、この人を追い抜けるように努めたいと思う次第。

一度、直接、講演を聞いてみたかった。


出世願望

2007-04-15 10:09:11 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

出世願望なんて、全然ありません。

それでも、人に「出世願望強いでしょう」なんて言われると、

否定しますが、半ば「何が悪い!!」と心の中で思います。

出世願望ではなく、私の心の中にあるのは「成長願望」です。

一社員であるならば、やりたいことはあるけれども、限りがあるのは

ものの道理でしょう。

最近では、会社組織は、意思決定のスピードをあげる、

また、重要な情報がTOPまでたどりつかないこともあってか、

フラット構造を志向しているところが、

多いですが、完全なる水平化は不可能です。

組織は必ず(ヒエラルキー)階層をなす。組織たるゆえんだと思います。

その事をマックスウェーバーが解き明かしたのも、もう何年も前のこと。

階層が存在すると、トップダウンのほうが、効率が良いために、

出世すれば(階層の上にアップすれば)、権限を与えられれば、やりたいこと

の幅や深さに広がりができると思います。

でも、成長したからといって、出世できるとは限りません。

でも、成長していれば、誰も逃れることができない、

「人まで取引される(労働)市場原理」が働く中で、

自分の主張を通しやすくすると思います。

だから「成長願望」はむちゃくちゃあります。

これは胸を張っていえることです。

いまは、人をリード(管理ではない)することなんて

能力上全く無理です。早く、成長を分かち合える

人間になりたい。これが正直なところです。


強さと優しさ

2007-04-14 12:13:42 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

強いやつは優しい。これって本当なのか?

強くなること=成長し、力をつけること??

ということは、成長すれば、優しくなれるのか???

で、あるならば、成長したい。優しくなれるなら。

成長ってどういうことだ????

短期的ゴールを設定した上で、課題を克服していけば、

成長できるのか?????

そうしてやがて長期的ゴールに結びついていくのか??????

それにはやっぱり、規律・規範・習慣のサイクルが必要だと思うにいたる。

付加:さらにスレッショルド(閾値)をこえる経験がなんとしても必要だ。

無駄な無理はせず、’無茶’をして、閾値を越える、出来る、俺ならやれる、俺しかできない。


大切なこと。

2007-04-14 01:09:37 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

目線=相手を威嚇または気持ちを読み取る

相手の瞳をみてしゃべっているか。納得した目をしているか。

気配り=誠意と同意義

分からないことに関しては、分からない、後日確認次第、メールにて報告する。そういい、聞き返して、メモを取る。必ず連絡する。

理解しているか。ゆっくりと。ギフトを送る気持ち。

資料=準備の賜物

どれだけ時間をかけたのか。見やすいか。これも誠意。

格好=安心感

隙を見せない、この人なら大丈夫。結局は人間。

声=度胸と自信

トーン、リズム、ボリューム

知識=武器

お客様、自社製品、競合、業界。

経験=武器

修羅場をくぐった数。

言葉遣い=家柄

 今日は、当社社長の前で製品のデモテストを行った。その後の反省・総括で、一番忘れてはならないものは誠意だと思った。

 というのは、デモ前に、質問された場合には「分からないことは、分かりません」といい、「後日ご連絡させていただきます」のようなかんじで言えばいい、と言われて、それをそのまま言ってしまったことを反省会の時に社長から指摘された。

 その「後日~」といった後、誰も「メモを取り出す」人がいなかった。みんな、その言葉を機械的に繰り返し、本当に連絡くれるんだろうな、メモも取っていないが、大丈夫なのか、と。

 こういった態度は最低限必要な礼儀・誠意・真剣さなので反省しきりであった。

 言葉遣い(家柄???)は直すのに厳しいが、よく見せるのは不可能ではない。段階的に、確実に上記のことは身につけていく。

「プレゼンテーションはギフトである」ならぬ「デモンストレーションはギフトである」。


真山仁 『ハゲタカ上 下』

2007-04-05 23:48:50 | 小説

バブルという自爆によって現実経済が非現実的に膨らんで10数年のときを、多くの人が失われたと表現した90年代。

その時代にニューヨークにいた柴野、そして日本に帰ってきた柴野

ジャズピアニストからゴールデンイーグルなる異名を名づけられた大手ファンドの日本法人代表鷲津

スイスの大学院でホテル経営のノウハウを学んだ老舗旅館の娘(名前??何だっけ)

表に出ることがあってはならないという個人口座を管理する三つ葉銀行の飯野

もっとも一貫性を持って行動しているのが鷲津だった。

村上何がしと重なった。

口癖は、「日本を変えてやる」だしね。


システムとお客様の仕事・業務のGAPを埋める

2007-04-05 23:39:44 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

■ERPシステムとERPパッケージの違い

■部分最適と全体最適(ERP?)

■導入する前に情報のフローを整理する必要あり。

■ヒアリング後のギャップをどう埋めるか?お客様側に翻訳できるキープレイヤーはいるのか。

■中小・中堅向けソフトの競争激化

■暗黙知の形式知化ノウハウ、これをシステム化・パターン化→経営資源(リソース)を効率的に管理する

■それは上司がリソース(部下・金・情報)の動きを把握し、余剰を発見し、戦略と合致するように配分しなおすことを可能にする。

強みは三つ

※バイリンガル

※多通貨???

※業界を特定している(ターゲットが明確な)ためお客様の事業領域について詳しい。

【弱み】

※大企業には向かない 規模が限られる

※製造業は困難(不可能)