自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
哲学・ビジネス・雑記・洒落物など等

SUPER MARKET FUNTASY 2009

2009-12-28 14:44:16 | アート・音楽・写真

09/12/27、Mr.Children SUPER MARKET FUNTASY DOOM TOUR 2009 

に行ってきました。

365日(←新曲)、ファンファーレ、and I love you、名もなき詩、声、終わりなき旅、彩り、シンプル・・・。

一緒に歌えたし、最高でした。場所もかなり近かったし。終わりなき旅では、また涙が溢れました。

Mr.Children、ライブスタッフのみなさん、今年もありがとうございました!!

PS・・・LIVE DVDが待ち遠しいですね~。


宮崎駿氏の考察

2009-12-23 21:36:27 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

養老孟司氏との共著より

以下引用

この日本の現状がどこに軟着陸するのか。あと二、三年穏やかに衰えて行って、ガダルカナル戦みたいな悲惨な経済戦争に向かうのか、最後は大敗退が決定的になって、原爆が落ちるまでやるのか、それとも、多少は賢く降伏するのか。僕には予想もつきませんが、一方で人心は確実にすさむでしょう。」

以上引用終わる。

人心は確実にすさむ。


母べえ

2009-12-23 19:52:59 | 映画

吉永小百合(名女優 まぼろしの邪馬台国他)、浅野忠信(HELPLESS、茶の味他)、檀れい(感染列島他)、志田未来(誰も守ってくれない)他。

豪華役者。

時代は第一次大戦から二次大戦、そして現代。父べえが共産主義的な思想と本を出すたびに検閲に引っかかり、警察に連行される。苦しかった家庭だが、さらに厳しさが増す。幼い娘二人、母と3人で必死に暮らす。父べえの妹と父べえの教え子山ちゃんが何かとこの家族を助ける。

父が思想理由で逮捕され、時代が時代だけに世間周囲から冷たい扱いを受ける。夫であり父が何も悪いことをしてないのに、なぜ捕まったのか。そしてなぜいつまでも出られず、刑務所で亡くなってしまうのか。妻や娘二人、教え子の山ちゃん、父の妹の頭の中にずっと残る。

日本の戦中を生きていない自分は、時代が時代だけに・・・で終わってしまうが、思想的理由による逮捕なんて今では考えられない。しかし、この思想的な自由も今は法律で守られているというのが非常に重要なことと気づかされる。

経済的繁栄・幸福な人生には法律も欠かせないファクター。

ラストシーンでそのことが鮮明となる。


GOEMON、重力ピエロ

2009-12-21 21:26:01 | 映画

・GOEMONは、CASHREENに似ていると思ったがやっぱり関連があったというか、監督が同じだった。CASHREENも観たが今回のGOEMONもちょっと苦手な作品だ。江口洋介は結構好きなんだが。彼こそ元祖ろんげって知ってました??

・重力ピエロの岡田将生もかっこいいね。こちらは重いテーマで、遺伝と家族の絆の大きさとい言えばいいのか、生まれた本人には全く関係ないのに、そんな本人を生んだ夫婦も強くそしてそんな弟を支える兄も自分たちこそ「最強の家族」との思いを持って生きる。

加瀬亮って浅野忠信の付き人だったって本当??

小日向と鈴木京香が仙台の大雪の中で出会い、語る内容がとても素敵だった。

・こんな現実も一億2000万人もいたらあり得るのかな。遺伝子と家族の愛情の対決は、家族の愛情・絆に軍配があがった。


松丸本舗で

2009-12-06 16:53:18 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

松丸本舗で購入した松岡正剛著の本の中(『世界と日本のまちがい』松岡正剛著(春秋社))に

オルテガ・イセット著

『大衆の反逆』

大衆とは「・・・自分では何も考えずに、みんなと同じであると感じることで安心する連中」

とあった。

 政治家は民主主義政治の原理が「多数こそ強」であるため、すべてではないにせよ、主義・主張・意見とは関係なく、どうしても大衆の好みに合わせた主張をせざるを得なくなった。

確かに、政治家も、芸能人も、企業も、スポーツも大衆に見放されたらオワリ。

消費社会という名の社会の方向は間違っているともいえないが、正しいとは到底いえるものでもない。大学のときに資本主義社会は無駄で成り立っていると言っていたやつがいたが確かだ。

『世界と日本のまちがい』のおわりに、で以下の数字が示されている。

日本:年間2000万トンの食料が廃棄されている

加工の段階で400万トン、流通過程で600万トン、生活者が1000万トンを捨てている。

アメリカはその3倍という。

有効に配分されれば世界の飢餓がなくなる数字。

映画『クワイエットルームにようこそ』の拒食症の蒼井優演じる役のセリフを思い出す。

私が一食食べた分、世界のどこかの価値ある誰かの一食が減るんだ。そのシステムに気づいちゃったから、だからあたしは食べられないの。

実はこれも間違っていて、自分の目の前に存在する食事だが、すでにそこに存在する前の過程で廃棄が行われているのだ。

五条瑛の革命シリーズ小説を思い出す。テレビの食べ放題の番組でおいしくもなさそうにつらそうに食べ物を口にする。この状況を見て、アジアの貧しい国から来た登場人物は腹を立てて怒る描写がある。

マスメディアや通信・インターネットを通じては"大衆"個々の顔は見えない。