著者名 :村山 昇
絵 :若田 紗希
書籍名 :働き方の哲学
出版社 :ディスカバートゥエンティワン
発刊日 :2018年4月25日 第3刷(2018年3月25刷)
価 格 :2700円プラス税 p263
ジャンル:仕事・キャリア・労働・人生・働く
読 日 :2019年2月15日
経 歴 :キャリアポートレートコンサルティング代表。HPを見たがこの本が大好評で、研修で引っ張りだこになり、いったん停止しているそうだ。
寓話:3人のレンガ積みの話。
何をやっているんだい?
① 一人はこう答えた、レンガを積んでいる
② 二人目はこう答えた、金を稼いでいるのさ。
③ そして三人目、後世に残る大聖堂を造っているんだ。
観を育てる。解釈の違いが成長を分ける。解釈の違いは意志・意識からくる。意志・意識は言ってしまえば、物の解釈、物の見方・とらえ方だ。松下幸之助さんも重要視している、『ものの見方・考え方』(PHP文庫の本のタイトルになっている)と同じだ。あるいは、稲盛和夫さんの『生き方』等もそういうものに近いだろう。
① 作業としての仕事
② 稼業としての仕事
③ 使命としての仕事
仕事とは、物事や状態を①増減させる②変形・変質させる③創出する
これらのいずれかである。
仕事とは、Input →自分(価値創造回路)→Outputである。
そして、数年後、①~③の人たちはどうなっただろうか。
① 相変わらずレンガを積んでいる人
② 木材切りの現場で、のこぎりを手に働いている。日銭はいいが、ノルマがキツイ
③ 真摯な働きぶりから、町役場に職を得て、今、水道計画を練っている。あの山に水道橋をつくって、町が水で困らないようにしたい。と言って働いていた。