自己と他者 

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脱中央集権 三位一体論

2004-11-28 14:28:01 | 国際・政治・社会・経済
[脱中央集権 三位一体論]

三位一体論とは、
①税源を国から地方自治体(以下地方)へ移譲する代わりに、
②補助金をなくす方向へ削減し、
③地方交付税交付金も直すというもので、
 
 この3項目は切っても切れない関係にあるので同時に行われなければ、
効果はないので三位一体といわれている。

 この議論が盛んに行われている背景として、
端的にいえば、国と地方の債務である(借金=国債発行残高)
財政の赤字が700数十兆円あり財政危機状態だからである。

 これまでは一度中央へ税金を集めて、
予算を組み、補助金や地方交付税交付金という形で地方自治体へ分配
していたが、コスト高でやっていけなくなった。
 そこで、ある程度の税源を地方へ移譲することで地方にできることは
地方にやってもらうことで国の負担を削減しようという意図がある。




野村尚 著『龍時01-02』

2004-11-14 16:29:11 | 小説

近年日本サッカーのことを考えると中田英寿選手の活躍をはじめ、Jリーグでプレーしていた選手が
海外チームへ移籍することがマスメディアに載ることが増えてきた。最近では、大久保選手がスペインリーグ
のマジョルカに移籍することが決まり、話題となっている。そこで最近、読んだサッカー小説を紹介したい。

野村尚氏が書いたサッカー小説、『龍時01-02』、『龍時02-03』、『龍時03-04』を読んだ。

スポーツ・グラフィックナンバーなどで連載されていたサッカー小説。主人公の志野リュウジは、父親の影響でサッカーをすることに魅了され、高校で埼玉県県内有数の強豪サッカー部に入部する。そして、17歳のとき17以下の日本本代表に召集され、同年齢のスペイン代表と親善試合を行った。そこで龍時は日本サッカーに対する考え方に嫌気が差し、防御より攻撃重視のサッカーを行うスペインサッカーに心を奪われて、単身スペインへ渡る。ドリブルを武器に這い上がり、スペイン一部リーグチーム、ベティスへ入団する。この小説の見所は迫力ある各選手のプレー描写だけではない。
主人公龍時と父、母、妹との家族関係、恋人の描写も面白い。毎年一冊出すと著者はあとがきで言っているので、『龍時04-05』が待ち遠しい。