自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
哲学・ビジネス・雑記・洒落物など等

蛍火の杜へ

2012-05-30 00:04:59 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

夏目友人帳の緑川ゆき先生の作品。

10秒間?ほどの触れ合い。死より悲しいのではないか。小さい頃から惚れ込んで、同じ年ごろに近づいたと思ったら、消えてしまう。

しかも、ギンは笑ってた。男でも惚れる。消えかけながら「やっと、お前に触れられる、来いっ」。

森にすむ山神に術をかけられたことにより、人間に触れられると消滅するギン。

森で迷って、泣き出していた幼い女の子、蛍は人間ではないギンと出会う。ギンと人間の蛍は時間の進むスピードが異なる。蛍は、毎年夏にギンと森で遊んだり話したりするようになり、やがて互いに惹かれあう関係に。年齢を重ねるにつれ、触れられないということがどういうことか気づいていく蛍と、この人間の娘になら触れられても本望と思うようになるギン。ほんの刹那の瞬間だけギンのぬくもりを感じるために胸に飛び込む蛍。人間の切ない恋愛の情が45分ほどの作品に凝縮されています。


写真家協会展示会、川内倫子さん

2012-05-27 21:09:52 | アート・音楽・写真

東京都写真美術館にて、写真家協会展示会、川内倫子さん『照度 あめつち 影を見る』

展示会、鑑賞。 川内さんは乙女の写真、ロクロクでの写真は美しいの一言。あの海の鳥の群れの映像は、一見暗くて、むなしさ漂うが、群れでダンスを楽しんでいるようだった。学校の階段の光の写真は、きれい。あっきれいっとつぶやきながら撮ったのではないかと撮影の楽しさが伝わる。

カタログ購入。


神様のカルテ

2012-05-27 01:26:07 | 映画

加賀まりこさん、大女優ですね~。

この映画の主役といってもいいのではないでしょうか。努力して医者になり、自分を見失いそうになりながら、また医者を続ける。内容はわからないが、かなり長い文字がつづられたカルテに信用をおいた患者と医者の関係に感動。独りの患者に深く突っ込むなというのは、医者の業界では常套句?

でも医者も人間で、そんな簡単に、機械的に人の命なんて扱えない医者だっているでしょう。

こういう人は医者からすると医者になっちゃいかんのかもしれませんが、患者からするとそういう医者のほうが信用できるのではないか。

と思うのもまた人間の当たり前の心情ではなかろうか。


インハーシューズ

2012-05-20 17:45:33 | 映画

キャメロンディアスの恋に焦点を当てず、姉の恋愛に焦点を当てているところが良かったのか。

サイモンいいね~。

老人ホーム施設でキャメロンディアスの遠慮ない若さが徐々に浸透して、おじいちゃん、おばあちゃんたちの中に溶け込んでいくところはいいです。

溶け込んでいけたのは、優しい祖母のバックアップがあったから。この方もいい。このおばあちゃん、優しいような悲しいような眼、表情をしますが、ここがいい。

下記 確かに良い詩 by カミングス

http://naokouniun.exblog.jp/9800784/

i carry your heart with me
(i carry it in my heart)

あなたの心と共に 私の心を重ねて

i am never without it
(anywhere i go you go,my dear;
and whatever is done by only me is your doing,my darling)

決して離すことなく
私が行くところ あなたも共に
私のすることは あなたのすること いとしい人

i fear no fate
(for you are my fate,my sweet)

運命など恐れない
あなたが私の運命だから

i want no world
(for beautiful you are my world,my true)

世界など欲しくない
あなたが私の美しい世界だから

here is the deepest secret nobody knows
(here is the root of the root and the bud of the bud
and the sky of the sky of a tree called life;
which grows higher than the soul can hope or mind can hide)

誰も知らない深遠なる秘密
起源の中の起源 未来の中の未来
大空に育ちゆく人生という木
魂の飛躍 理性の畏れより早く枝を延ばす

and this is the wonder that's keeping the stars apart
空に星がきらめく 神秘のように

i carry your heart
(i carry it in my heart)

あなたの心と共に 私の心を重ねて


考え方

2012-05-17 00:04:21 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

白石一文『この世の全部を敵に回して』(小学館文庫)より 以降簡略化しています

ある資産家の女子中学生は、少し鈍くさくて、クラスの男女からいじめを受けていた。

あるとき、その女子中学生の妹が、異常性欲者に誘拐されてしまい、身代金を要求された。

そして、両親は大金の鞄を持ちながら、犯人からの電話にひっぱりまわされるが、警察に感づかれ、接触なく、その後女の子は遺体で発見。

焼香を終えて外を出ると、友の一人が、こう言った、「もうあいつをからかうのはよすよ。」

まわりも暗黙の了解に似た雰囲気になった。

で、それを聞いた「私」は吐き気を覚えたという。

なぜか?

苛めから解放された理由が、異常性欲者によって妹が殺されたからということになってしまうのだ。言い換えれば、犯人がこの女子中学生をいじめから救ったことになり得てしまうのだ。

これではやるせない。だが、俗世間というなの怪物(あるクラスのあるグループと言ってもいいかもしれない)はこういうことに案外気づかない。

この恐ろしい理屈、違和感を感じる人も多いかもしれないが、気を付けなければなるまい。「友の一人」になってしまっている可能性は大いにある。自戒を込めて。


花の匂いPV

2012-05-14 00:13:37 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

半崎信朗という方が製作者何ですね。
うさぎが花の咲いた匂いをかぐシーンには感動しました。
http://antenna7.com/root/interview-toshiaki-hanzaki.html

この方、非常にユニークな作品を創ってますね~。

この花の匂いは造船解体の写真家山田真氏の写真をみて、船をベースにしたそう。

しかもノアの方舟をイメージしたそうですね。着想か。ノイマン彷彿です。


Robert Doisneau ロベール・ドアノー写真展

2012-05-12 22:57:22 | アート・音楽・写真

恵比寿のガーデンプレイスにある東京都写真美術館にて、ドアノーの写真展を観て参りました。

あのキスの写真で有名なカメラマンの写真展です。キスは車のミラーのエリオットアーウィットだけではないですよ。

個人的には、ウォーカー・エバンスの作品に似ていると思うのですが、関連性はわかりません。

時代背景がわかる写真になっています。やはり戦後の写真のほうが人間の表情が明るいです。

一枚、1Fのお土産屋コーナーの廊下側からこの構図撮りたいと思って、ちゃっかりとりましたが、外せ―という声が聞こえましたらすぐに削除します。右の写真の左が展覧会ポスターになっています。ちなみにこの写真の一番右にドアノーの巨大写真があり、その隣が巨匠ロバート・キャパ、植田正治と続きます。

写真展とは関連ありませんが、スティーブ・マッカリー(ナショナルジオグラフィックフォトグラファー マグナム)が世界限定販売で、写真集を出すようですね。帰りの池袋ジュンク堂でしりました。なんと¥38,000のようです。

ロベール・ドアノー生誕100周年記念の展示会より

「自分を見失わないために私が生み出したゲームの規則がユーモアと慎みだ」

Epsn0359

Epsn0365


Mr.Children MICRO MACRO 『花の匂い』

2012-05-12 22:41:18 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

花の匂い

付属DVDのPVは泣けてしまう。

「あるうさぎの家族がおりました。夫、その妻、そして彼らのまだ小さな男の子の3人家族です。時代背景は戦争の時代。あるとき、黒づくめの黒い車に乗った角の生えた動物(トナカイ?)が赤色手紙を家族に渡しにきました。家族三人は抱き合って、泣き崩れました。その赤紙とは戦争召集への手紙だったからです。妻は夫の発つその日に子供の手を握りながら再び泣き崩れます。小さな子供は、パパの研究していた花の種を一つ植えました。その花はパパが闘っているときも育っていき、そして、きれいな花を咲かせました。パパは戦闘中、息子の写真を見ながら、わが子のフラッシュバックが一瞬頭をかすめます。

 花は小さな子供を優しく抱き包むようなにおいを放つ花々に育っていきました。花畑のように。」

 映画『私は貝になりたい』で流れます。LIVEでは2009年終末のコンフィデンスソングで披露しています(LIVE DVDで観れます)。


ユベールロベール展

2012-05-10 22:44:03 | アート・音楽・写真

先日、上野公園にある国立西洋美術館にて、ユベールロベールの絵を鑑賞しました。私はかなり、まわるのが早い。実は、早く回ると、何となくいいなッっと思うものはものすごく頭に入ってくるのです。全体をじっくりなんて見ていたって、たとえば今回は大小300点だったと思いますが、

どれが良かったという感想は後半に観たもののほうがどうしても多くなってしまいます。

これは写真をやっていた時に思って考えたことです。全体はカタログを購入してじっくり観ればよいと割り切り、観ていきました。写真をやっていた時にMAGNUM展のような有名な人たちの展示の場合、人が多くて、なかなかじっくり自分の感覚で観るというのは難しいなと思ったものです。そこで配置・構図がいい写真や直観でなんとなくいいぞと思ったものを中心に観るような形で観ることが多くなりました。

さて、ユベールロベール氏ですが、私は絵画には詳しくないので、『時間の庭』というタイトルを気に入って観に行ったのでした。大した理由なんぞないです。おしゃべりしながら見ている方(もちろん声を低くしていましたよ)や、熱心にメモを取りながら観ている方もいらっしゃいました。それぞれが思いのある過ごし方をしていました。

川辺や橋、滝、倒木、遺跡等風景の絵を中心に光の明暗の使い方がすごく良かったです。

経済学のようですが、新古典主義という呼ばれるものに属するようで、1777年この方自身王室の庭園設計士にもなっていて、すごいですね。暇があれば絵をかいていたのでしょうね。

こちらで一部 閲覧できるようになっています。

http://www.salvastyle.com/menu_neo_classicism/robert.html


bump my love music

2012-05-06 23:23:57 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

ユグドラシル『レム

ユグドラシル『ギルド

orbital period『ひとりごと

orbital period『飴玉の唄

Cosmonaut『セントエルモの火

Cosmonaut『宇宙飛行士への手紙

こう並べると明るい曲とか叫ぶような曲より切ない、癒される曲を気に入っていることが判明。

考えてみるとミスチルも同じだな~。

おいらって、落ち込んでいるときに、激とばされて励まされるより、同調されるほうがうれしいタイプなのか。うーむ。


コンテンツ

2012-05-05 15:27:54 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

・銀の匙1~3 コミック

北海道の農業高校が舞台。主人公は頭はいいが、特にやりたいことがないことから先生に推薦されて受けることに。いろいろ挑戦し、悪戦苦闘しながら自分のやりたいこと、進むべき道を探していく。

・25時 映画

 エドワードノートン主演。やるね~、演技派。

・24バレット 映画

 モーガンフリーマン出演に若干だまされた感が。10代のガキがアメリカの治安の悪い場所で、麻薬売買を通して破滅していく話。

・インソムニア 映画

 たぶん過去に見た作品だが、アルパチーノと若くてきれいな女性警官の話。アルパチーノは道を誤るなよという思いを伝える。若くてきれいな女性はクリントイーストウッドとボクサー役で主演を演じた『ミリオンダラーベイビー』の女性。

・マシニスト 映画

 この映画のために30キロ痩せたクリスチャンベール。サラマンダーでドラゴンのような怪物と戦ったあの人ですね。30キロ痩せるって、ここまで行くと拒食症になるのでは・・・とわけのわからない心配をしながら観ました。出てきた娼婦の女性と子持ちの女性はどちらもセクシー。

・イングリッシュ・ペイシェント 映画

 戦争中のフランスが舞台。観た記憶があるのだが・・・。


コンティジョン

2012-05-03 20:14:59 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

致死率が高い新種の感染型ウイルスが猛威を振るう。

キャストが豪華だが、内容もなかなか。

外出禁止令が出て家にいてもこういう事態では他人を無視しては

暮らせない。強盗や食べ物、薬を求める侵入者はいる。

買いだめまで状況が進展して行く

と暴動が起きやすくなるのかな。

http://wwws.warnerbros.co.jp/contagion/index.html