自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
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nakata

2012-12-08 00:41:39 | スポーツ

中田って、現役時代セリエAで通算30点も決めていたんだね。

しかもこのプレー集をみると日本人の当たりの強さではないね。

まさに屈強だ。日本代表でプレーしているときのパスを見るとボールを持ったら一瞬でパスしづらく難しいが相手にとっては一番嫌な場所を真っ先に迷いなく選択してボールを放つ感じでパスをしているのがスゲー。

3分3秒の時のサイドチェンジ気味のスルーパスもスゲー。

高原が得点した時のスルーパスも絶妙(3分54秒)。

きっと想像を絶する愚直な反復練習のたまものなんだろう。

http://www.youtube.com/watch?v=qZaIv5bYhFo


愚直なカウンター

2012-10-13 09:51:48 | スポーツ

サンドニいいね~。中田がボールインパクトの瞬間飛び跳ねながらの思いっきり3本のシュートを撃放するも5-0で撃沈したことを思いだす。

http://www.youtube.com/watch?v=_5_7RE-qNyw

相手のコーナーキックこぼれ球を、今野が拾って、相手ゴールに向かって全速力。同速で走る長友にスルーパス、

長友、ゴール中央にいる香川にグラウンダーのクロス。香川スライディングシュート。

アウェイでフランス相手に1-0で初勝利とのこと。


先日12月17日のトヨタカップ決勝 バルセロナ(欧州代表)VSインテル・ナシオナル(南米代表) 

2006-12-20 14:34:19 | スポーツ

結果は、みなさんご存知の通り「1対0」で南米代表チームのインテル・ナシオナルが世界ナンバー1チームとなった。

勝負の決め手は、両チームのブラジル人10番だったように見える。

バルサ10番=ロナウジーショ、FIFA最優秀選手賞、欧州最優秀選手賞(バロンドール)など、アワード多数のスター。

インテルナシオナル10番=イアルレイ  アルゼンチンチームのボカジュニアーズで史上初ブラジル人として背番号10を任される特異な経験を持つ。ミスしたら、ボカのファンからどんな野次を飛ばされるか、想像絶するプレッシャーを経験している。今日見せてくれた通りの異彩を放つプレーヤー。今日の試合でこちらもスター。

しかし、今更ながら、サッカーはチームスポーツ。スターは、マーク、プレッシャーがきつく、周りの動き、特に守備陣からいかにして早く攻撃陣にボールを移せるかが鍵を握る。特にロナウジーニョへのマークは終始激しかった。

バルサは、そのためデコが独特のテンポから、おしいロングシュートを何度か放つ。

対するインテルは、イアルレイを基点にボールを散らし、ボールを奪ったら速攻を淡々と繰り返す。

結果、勝利の女神は、愚直にカウンターを繰り返したインテルに微笑み、軍配はインテルにあがった。

※久しぶりに最高のサッカーを見ることができ、楽しめた。

一流選手は、動きの連動性、パスの速さ、高プレッシャーの中での判断、シュートの正確性など、すべて圧倒的だが、注目すべきは、フェイントの上手さだと再認識。

瞳でフェイント、足首の向きでフェイント、味方メンバーの動きでフェイント、これらを一回かましたうえで、さらにフェイントなしというフェイントなどなど。

この試合では、数々の最高のフェイントを楽しめた。

それにしても、インテルナシオナルのイアルレイは、この試合で世界で知られるスターの仲間入りを果たした。


山際淳司『江夏の21球』

2006-08-24 19:53:31 | スポーツ

『Sports Graphic NUMBER                         スポーツ・グラフィック・ナンバー ベストセレクションⅠ』(文藝春秋)

の山際淳司氏著の『江夏の21球』を読んだ。

 野球に対してはあまり特別な思いはない。しかし、幼いころに西武ライオンズのキャップを被ってハマッていた時期はあった。去年、大学の友人と西武を応援しに行き、楽しんだという程度。そしてちゃっかり、TVの上にそのときもらったカブレラの人形を飾っている程度。

 この『江夏の21球』はジャーナリスト専門学校に通っていたころに先生からその存在を教えてもらい、後にどこかの古書店で買ったもの。

 これは、あのナンバー創刊号に掲載された作品である。

 内容は1979年日本シリーズの近鉄バファローズ対広島カープ、両者3勝をあげ、決着をつけなくてはならない第7戦である。

 9回裏、スコアは4-3でカープが勝ち越している。しかしワンアウト、フルベースでピンチのカープ、そして江夏。ホームで逆転し、一挙に花を咲かせたい近鉄。ところがなんとこの状況を切り抜けるのである。怪物ピッチャーだ。

 ベンチでは監督が同点にされることを意識し、既に次の攻撃・打席の(江夏に打順が回る可能性があった)ことを考え、代えのピッチャーに準備・肩慣らし、させている状況。これを江夏はまだ信用を勝ち取ってなかったのかと心中で悔しさを爆発させる。そこにファーストを守る衣笠は、「俺もお前と同じ気持ちだ。ベンチやブルペンのことなんて気にするな」と声をかけたという。

 ラジオ、TV、観客席、ベンチですら分からない。ファーストを守り、しかも衣笠だからこそ、まさに江夏の心を汲み取った静かなコミュニケーション。この一声が、江夏を後押しする。

 そしてスクイズをアウトに討ち取る圧巻。江夏は胴上げされた直後のベンチで涙を流したという。

 確かに緊張感がひしひしと伝わってくる「見えるような」描写、迫力で、よいノンフィクション作品だった。


オシム監督、日本サッカー代表初勝利

2006-08-10 00:22:51 | スポーツ

 トリニダーゴ・トバゴが相手のキリンカップ。サントス選手のFKとループシュートで2:0の勝利!!ワールドカップが終了し、サッカー人気は下降局面に入ったと思ったが、オシム監督が日本サッカー代表監督に就任したことで、面白くなりそうな予感を感じさせる試合展開だった。セットプレー、ダイレクトパス、攻撃・守備の切り替え、出来すぎ?といった感じさえあった。

 しかし、オシム監督は試合後のインタビューで「今日のような内容の試合が今後も続けられるとは思わない」と、引き締めるコメントをしていた。それからインタビュアーに逆に「今日の試合にはどのような意味があったとあなたは思うか?」とたずねる場面もあり、マスメディアにも緊張感を持たせるような今までにはない試合後のインタビューだった。代表監督とメディアとの関係も今までにないようなものとなるように思う。サッカーについて勉強もしないで、代表の監督にインタビューするという失礼な態度も少しは改善されるだろう。考えるインタビュアーもでてくるに違いない。

 現時点で最高のチームをつくるため、選手の把握に何度もスタジアムに脚を運び、年齢関係なく「調子の良い選手は代表に選ぶ」という監督の意思を明確にタイミングよくファン・選手に伝え、直近のワールドカップ時と比べ、大幅に選手が入れ替えられた。そして見事初戦を勝ち取った。

 今後の活躍に期待したい。


優勝はイタリア

2006-07-11 00:54:19 | スポーツ

2006ドイツFIFAワールドカップの優勝はイタリア!!

 リッピ監督、さすがやね。マテラッツィはペルージャで中田と同じチームメイトでしたが、本当に成長したんだね。ジダンはいったい何と言われたんでしょうか。PKを与えてしまい、ジダンに決められ、その後コーナーキックで自ら一点を返す。そして1:1の同点で延長戦を迎える。

 延長戦後半だったか、ジダンはマテラッツィにいきなり頭突きをやって、レッドカード。何を言われ、頭突きをしたのか。この点に関しては報道もされてないようですね。それともTVでは流せない表現だったのでしょうか。いきなり頭突きをしてはいけないに決まっていますが気になりますよね。

 個人的な感想としては、観ていてあまりすっきりする試合じゃなかったな。フランス対ブラジルのときは「ジダンはやっぱりこのプレーヤーズの中でもうまさ、やらかさ、リズムの次元が違う特別な選手だ」と思っていただけに。最後の印象が悪いとずっとイメージが悪いまま頭に定着してしまうし。

 今回で引退する選手は多いようですね。ジダンも中田もカーンも引退。94年アメリカ大会でロベルト・バッジォが延長戦後のPKでど真ん中に蹴って大きく外してしまい、それから、熱中してサッカーを観るようになって、98年フランス大会で感動し、2002年で韓国との共同開催となって、2006年。今回は絶対的なスター選手は最後まで出ることがなかったようだ。組織と個人、今回の大会では組織サッカーを展開したチーム、イタリアが優勝した。


中田選手とりあえずお疲れ様!!

2006-07-04 00:47:12 | スポーツ

思えば、自分が中田選手の活躍を目にしてから相当の月日が流れました。とうとうこの日が来てしまった。自分が彼のプレーに最初に驚きを感じたのは、TBSのスーパーサッカーでベルマーレ平塚に在籍してい時、同チームの元日本代表の野口選手にスルーパスを通したときの映像を観たときでした。確か柏レイソルでプレーしていた元ブルガリア代表でワールドカップ得点王にもなったストイチコフ選手が「これは本物のスルーパスだ」と絶賛していました。

実際に日本代表対韓国戦を国立競技場で観た時も、中田選手のパスだけ何故か弾道の音が聞こえ驚きの喚声が上がっていたことを覚えています。

実は、本というものを最初に読んで、面白いと感じたのも小松成美 氏著『中田英寿 鼓動』でした。これを読んだとき、プロとして結果を出し、自分に正直で(我がままではない)、こんなにまともな人は存在しないのではないかと思ったほどでした。スポーツグラフィックナンバーに掲載された山田一仁氏が撮影した、98年ワールドカップフランス大会の世界選抜戦でキャプテンマークを腕に付けた写真は今でも部屋に飾っています。98年のワールドカップクロアチア戦で相手のボールを奪ってから、中山選手に出したクロスボールは今でも忘れらないインパクトを持ったプレーでした。

自分が何かを得たいのなら、まず誰よりも意識を高く持ち努力する必要があると教えてくれたのは中田選手でした。

中田英寿編集長の『アッカ』を買い、語録を読み、中田ドットネットを読みました。それにしてもこの人から受けた影響は計り知れない。

引退の仕方も中田選手自身でけりをつけて、出した決断ですから、どんな分野に進もうと活躍を祈るのみです。


2006年FIFAドイツ・ワールドカップ 日本の3試合とアジア各国の成績

2006-06-24 17:13:51 | スポーツ

2006年FIFAドイツ・ワールドカップ 日本の3試合とアジア各国の成績

★日本:☆オーストラリア=1:3

 日本:クロアチア   =0:0 川口選手、相手のPKから     

ゴールを守り、0点に抑える。

★日本:☆ブラジル   =1:4

日本の得点者 

対オーストラリア戦 中村俊輔選手: 仲間へのヘディングシュートを意識したパスを相手キーパーが取り損ねてそのままゴールイン。

対ブラジル戦 玉田圭司選手: オフサイドをたくみにかいくぐる動きでサントス選手のパスをフリーで受け取り、相手ゴールの左すみにシュート、ゴールイン。

3試合TV観戦して言える事は、試合を通して多かったが、特に得点してから、パスミス、マークミスが目立つこと。だから、ロスタイムに相手に得点されることが多いこと。オーストラリア、クロアチア、ブラジル各国、強く、貪欲で、そしてうまいということ。

アジアでは、韓国、日本、イラン、サウジアラビアとアジア予選を勝ち抜いてワールドカップ本予選を戦ったがどこも決勝トーナメントに出場できなかった。しかし、韓国は惜しかった。野沢尚著『龍時』にも登場したパク・チソン選手(マンチェスター・ユナイテッド所属)も活躍したけれども、最後にスイスに負けてしまった。

アジア 1位 韓国 =1勝1引き分け1敗 3試合計 3得点4失点           

           勝ち点

    2位 イラン=0勝1引き分け2敗 3試合計 2得点6失点          

           勝ち点1(得失点差で2位)

    3位 日本 =0勝1引き分け2敗 3試合計 2得点7失点 

           勝ち点1      

   同3位 サウジアラビア

          =0勝1引き分け2敗 3試合計 2得点7失点 

           勝ち点

サッカーの日本代表戦はなぜこんなに盛り上がるのでしょうか。マスコミの取り上げ方もありますが、それだけでは説明できませんね。異様な感じもします。ナショナリズムという人もいますが、国民の気質なんでしょうか。

それにしても以下の参加選手、こんなに注目される中でお疲れ様でした。今後の更なる活躍を期待いたします。

1 楢崎正剛 (GK)
2 茂庭照幸
3 駒野友一
4 遠藤保仁
5 宮本恒靖
6 中田浩二
7 中田英寿
8 小笠原満男
9 高原直泰
10 中村俊輔
11 巻誠一郎
12 土肥洋一 (GK)
13 柳沢敦
14 三都主アレサンドロ
15 福西崇史
16 大黒将志
17 稲本潤一
18 小野伸二
19 坪井慶介
20 玉田圭司
21 加地亮
22 中澤佑二
23 川口能活 (GK)

http://fifaworldcup.yahoo.com/06/jp/ より


中田英寿選手の向上心

2006-03-18 15:48:03 | スポーツ

中田英寿選手の向上心

彼の活躍を列挙してみる。

・韮崎高校キャプテン

・ベルマーレ平塚(確かデビューから3試合目で初得点)

・ユベントスへの合宿参加

・世界大会4大会全てに出場

(世界ジュニアユース、ユース、オリンピック、W杯)

・98ワールドカップ、世界選抜にて途中から

キャプテンをつける

・ペルージャにてデビュー戦のユーベ戦で2ゴール

・このデビューシーズンで、オーバーヘッドゴール、

ダイレクトボレーなどPKゴールも多いが全10得点。

・ローマへ移籍する。トッティが抜けたときの

セリエAの試合でローマが4得点入れ、

中田選手もモンテッラにアシスト、ゴールもした

試合は忘れられない。

・ペルージャ⇒ローマ、その後パルマ⇒ボローニャ⇒フィオレンティーナ

⇒現ボルトン

・ユニゾンキャピタルから再建するために

東ハトのCEOについた木曽氏

(元マッキンゼー現ユニゾンパートナー)

から東ハトのCBO(最高ブランド責任者)

オファーを受け就任。キャラメルコーンのパッケージデザインなどの製品開発に参加。

・日本代表としても活躍、ベルマーレを支援。

・車、デジカメTVコマーシャル出演、

ミラジョボビッチ(バイオハザードで主演を演じた)とも共演。

・マスコミ報道の無責任さに怒り、直接ファン

とコミュニケーションをとることができるインターネットを活用している。

と広いフィールドで活躍している。

 朝日新聞06/3/17日朝刊『W杯へ~主力選手の3ヶ月前』という連載の中田選手の記事を読んで、改めて思うが、彼が他の日本人サッカー選手と比べ活躍している大きな要因として向上心が上げられるのではないか?自分自身の評価基準を確立していて、周囲の意識・評価にとらわれない(スポイルもされない)向上心を持っているということである。

 TBSの番組「ZONE」(東山氏じゃなくてぎばちゃん司会の頃)という番組に高校の頃の中田選手が出ていた。当時の高校同級生も出ていてどこかの高校と試合した際、何点も差をつけて勝っていた試合のハーフタイム、周りの選手は普通に余裕をみせて話をしていたらしいが、中田選手一人周囲のプレーに満足できず、「もうお前帰れ!」とすごい顔で怒鳴っていたらしい。このころから世界大会で日本の代表(ユース)としてプレーする経験を有していたので意識が違うのも当然といえるだろうが、それでも明らかに意識の高さが周囲と比べるとずば抜けていた。さらに高校の制服を着てインタビューに答えている場面で、サッカーのポイントについて語っていて「ボールを持っている時間というのは高校だったら80分中、正味2、3分しかボールを持っている時間はないわけだから、ボールを持っていないときの走りでいかに敵の裏を突くか」というのが大切ということを言っていた。高校生でかなり具体的な分析をしていて驚いた。

 前記した朝日新聞にも中田選手が高校の頃の時のことが書かれている。読んで一番印象に残ったのがやはり周囲とまったく違う意識の高さである。

引用

「~略~93年冬。韮崎高校が甲府クラブ(現J1甲府)と練習試合をしていた。

 寒々しい雲天に響いたのは、高校2年の中田英の断固とした声だった。FWに「今、走り出すんだよ!」と叫びながらパスを出すや否や、DF人には「ラインを上げろ!」と指示を出す。

 試合中そんな調子で、ずっとうるさかった。プロと社会人が混在する甲府クラブの選手を含め、中田英がたどり着こうとする目標点は誰よりも高かった。~略~」

引用終わる。

 高校生の時(サッカーを始めたときからだろう)から誰よりも高い向上心・意識(なんとしても海外でプレーし結果を出す目標)を持っていたことが、自身と周囲(海外で活躍するプレーヤー)との意識差という違和感を埋め、中田選手自身の成長をドライブさせ、結果を出す原動力となっているのではないかと思う。

自分も常に向上心・高い意識を持って行動の原動力としたい。