ホテルのバイキングに飽きてきたので、王萍さんと魏生学さんを誘って、ヤンシエズを食べにいった。ポリの手袋をした左手でつかみ、骨にこびりついている肉を箸でほじくって食べる。上品な食べ物とはいえないが、骨についている肉はほんとにおいしい。追加までしてもらった。
自分が食べ終わったあとの骨を撮っていると、こちらも撮れと魏生学さんが自分たちの骨を指す。比べてみるとたしかに私のほうはきれいに食べきってはい . . . 本文を読む
渾源県呉城村の農家での昼食です。炕(カン=オンドル)の上に低いちゃぶ台がおかれ、その上に料理の皿が並びます。つぎからつぎにでてきて、ついに皿と皿とをまたがって、皿が積み上げられます。
日本人は食べ残してはいけないと教え込まれていますので、なんとか食べ尽くそうと努力します。逆に中国では、なくなってしまうようだと、主人がメンツ(面子)を失う。なにかの料理が減ってくると、どこからか追加がでてきます。
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数回前にキビ(黍子、黄米)を紹介しました。粉にして、お湯で練り、蒸すか、揚げるかして食べる。それを黄米糕、または単に糕と呼ぶと書きました。蒸したものの写真を撮っていましたので、ご覧いただきます。
2本の箸ではさんで切り取ります。こしがあるので、けっこうたいへんです。そして、漬け物か、煮物など、お好みの料理の汁をつけて食べるのです。日本人は素材の味を大切にしますので、なにもつけないで食べてもいいで . . . 本文を読む
12種類のキノコ、すべてが鍋にはいった状態です。まん中の黒いものは烏骨鶏です。まるまる1羽がはいっています。このあと取り出して切り分け、また鍋に戻してくれます。それももちろん食べます。
スープもとてもおいしいのです。カメラマンの橋本紘二さんが、最後にご飯と卵をいれておじやにすることを持ち込みました。大同の人たちは「チャオベン(橋本)の発明だ」といいます。いや、日本ではふつうにそうするのだといって . . . 本文を読む
本格的なキノコ料理をご紹介しましょう。大同で人気の鍋料理の店に「崑崙」があります。なかなか予約がとれないくらいです。中心になっているのは羊肉のシャブシャブ(刷羊肉…刷にサンズイがついています)ですが、メニューのなかにキノコ鍋があります。以前の大同事務所の所長・祁学峰さんの運転手・張徳さんが見つけてきました。
代表的なのが12種類のキノコをいれる鍋です。だし入りの煮立った鍋のなかに一皿ずつ入れてい . . . 本文を読む
持ち帰ったキノコ、緑の地球環境センターの昼食で食べることになりました。まずは山口さんがおつゆにしました。これは日本でもふつうに食べます。
中国側はおっかなびっくりで、水餃子をつくったのです。はっきり言って、あんまりおいしくなかった。餃子のあんこにするには、ニラにしろ、セロリにしろ、どちらかというと個性的で、くせの強いもののほうがおいしいと思います。チチアワタケはこれといった特徴がない。
大阪市 . . . 本文を読む
カササギの森に、チチアワタケが生えているんですけど、中国側は慎重でした。大同事務所の郭宝青さんがいっしょでしたが、私が「食べられる」といっても、すぐには信じません。「あなたは自分で実際に食べたことかあるのか?」としつこく問い重ねてきます。もちろん、ありますよ、と答えても、中国のものが日本のものと同じかどうかわからない、と言います。
そして、カササギの森の管理人の老高に、「あなたは自分で食べたこと . . . 本文を読む
マツの測定をしていたら、株元にキノコが生えていたんですよ。チチアワタケです。ここに植えた苗を育てるとき、菌根菌を共生させるということで、キノコの胞子液を苗にかけました。アミタケ、チチアワタケ、ヌメリイグチの3種混合をよく使いました。
アミタケだったら、最高なんです。私は大好きです。以前はいま住んでるところの近くでもたくさん採れて、自分で煮て食べたんですけど、途中でやめられなくて、どんぶり2杯も食 . . . 本文を読む
前中代表も私も、チャンチン(香椿)の玉子とじが大好きです。センダン科の樹木の若芽を食べるもので、独特の香りとわずかな苦みがあります。どこの食堂でも頼んでみますが、今年は昨日まで出ていませんでした。定宿の雁北賓館近くのレストランで、昨日、やっと注文が通りました。
最初に頼んだのになかなかでてきません。ウエイトレスが聞きまちがえて、最初はネギ入りの玉子炒めをもってきたのです。中国語の発音はよく似てい . . . 本文を読む
突然、べつの話を割り込ませます。このところ、同じ羊料理でも、私はしゃぶしゃぶより、ヤンシエズ(羊蝎子)のほうがすきになっちゃったんですね。香辛料をたっぷりきかせた大きな鍋で、羊の骨が煮込んであります。その骨についているわずかな肉や、髄をしゃぶるのですよ。
戦闘準備は、利き手にハシをもち、反対の手に使い捨てのポリ手袋をすることです。鍋から取り出した骨を手袋でつかみ、ハシで肉をほじくりだすわけで . . . 本文を読む
緑の地球ネットワークが最初に緑化協力にとりくんだのは、いまは大同市に属する渾源県でした。そこをすすめてくれたのは、中国共産主義青年団中央委員会の青農部部長の韓長賦さんでした。その数年前まで、基層の状況を知るために、この県に派遣されていたということでした。
「緑化にたいへん熱心です。美人の山地として歴史的に有名ですし、いい酒もあります」というのが、その理由。
そのころの渾源県の酒は、老白干 . . . 本文を読む
日本も昔はそうでしたが、中国でもしばらく前までタマゴは高かったんですね。日本に留学していた私の友人は、日本のタマゴの安さに驚き、タマゴばっかり食べている、といっていました。そして、そのうちに、「でも、日本のタマゴはあまりおいしくありませんね」といいだしました。
中国も集団飼育が広がり、タマゴはそう高くなくなりました。大同事務所の小李にメールできくと、「1斤(500g)が4.9元、日によって0 . . . 本文を読む
中国が大きな国であることを再認識させられるのは、くだもの屋さんの店頭です。熱帯のくだものが、一年中ならんでいたりするんですね。なかには輸入品もあるのでしょうけど、かなりの種類は国内産のよう。写真は市場の入口でがんばっているくだもの屋さんですが、スーパーのウォルマートあたりにいくと、さらに種類がふえます。
この夏は、前中さんがドリアンをまるごと買ってくれたので、環境センターでドリアンパーティを . . . 本文を読む
市場で売られているのはたいてい原材料で、それも日本にくらべると、ずっと加工度が低い。根菜などは泥付きのものが多いのです。
その一方、インスタント食品もふえてきました。「方便面」はインスタントラーメンのことで、以前は袋詰めタイプだったんですけど、最近はカップ面がたくさんでています。南天門自然植物園をはじめ、食事の用意がむずかしいところにでかけることが多いのですが、そのときはすっかりお世話にな . . . 本文を読む
魚屋の店先に小さな水槽がおかれ、エアレーションされているなかに生かされているのはフナ(鯽魚)。そして、水槽の手前、台のうえに転がされているのはコイ(鯉魚)、とばかり思っていたのですが、いまこうやって写真をアップする段になって、いや、コイとはちがうかな、と思ったしだい。まあ、中国のコイは、日本のものとちょっとちがう、ということにしておいてもらいましょうか。
鮮魚運搬車もできたんで . . . 本文を読む