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今回の授業では

2月2日に行う耐震特別課外授業は、これまでの授業を基本に少し改良を加えただけにしたいと思います。いろいろ伝えたいことはありますが、小学生に45分間で多くのことを伝えても逆に効果がないと思いますので、今までどおり伝えることは少なく、体験することは多くという路線を徹底したいと思います。いやむしろ強化するといった方がいいかもしれません。

アンケート調査結果でも分かりますが、小学生に耐震診断の重要性を理解してもらうのは、少々難しいようですね。小学生には、むしろ「筋かいの効果体感」や「梁重量の体感」といった内容を強化し、言葉による説明に頼らざるを得ない耐震診断の話については、従来どおりに留めた方が良さそうです。耐震診断の重要性については、中学生を対象とした授業で強化した方がいいと思います。
小学生には小学生のときに知ってもらいたいことや理解できること、中学生には中学生のときに知ってもらいたいことや理解できることがあると思います。その違いがまだまだみえていませんが、防災教育を発展させていくならば、段階的に伝えていく方が効果があるように思うからです。小学生のときに私の授業を受けた子供が、中学生になってまた受けるという時期がやってくる日が楽しみです。

なんども思いますが、45分間で伝えられることなど限られています。
その限られた時間の中で伝えたいことを絞り込むことが技術であり、不用意に伝えたいことを増やしていくことは危険であると判断しました。今回は、私はこれに陥りそうになりましたね。

私は建築士であり、建築士だからこそ伝えられることのみに絞った方がよいでしょう。もちろん子供達から質問があれば何でも答えられる幅広い知識は備える必要がありますけど。
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