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私の父
写真は加工場に立つ私の父。
私の父は昭和25年、1950年生まれ。
今年で67歳になる。
お客様からは若く見えるらしく、年齢を知って驚く方も多い。
私が父の年齢となったとき父以上の働きができるのかということを考えることがある。
正直自信はないが、そうありたいと思っている。
父は棟梁として現場作業も行うし、設計段階で関わることもある。
ただ、年齢を考慮して土曜日は休んでもらったり、平日も早めに切り上げてもらうようにしている。
父には無理のない範囲で仕事を続けてもらいたいと思うし、父といつまでも仕事が続けられたらというのが私の一番の願いかもしれない。
私もいろいろと仕事上でミスをしたり、見落とすことがあるが、父がそれに気が付いてサポートしてくれている。
この年齢にもなって親のサポートがなければ満足に仕事ができないのかと自分自身にふがいなさを感じることもある。
ただ、一方で経験豊富な父親だからこその着眼点に脱帽する気持ちもあって、尊敬の念は昔から変わらない。
こうしたらどうだろうかと現場で話し合って導き出された結論がいつだって完璧な答えであるかといえばそうではない。
手掛ける人間によって答えはいくらでも存在する。
ただ、私は父と一緒に導き出した結論、方向性についてはいつだって誇りは持っている。
今年もたくさんの仕事を父と一緒に手掛けることができた。
とにかく感謝の気持ちしかない。
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