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「八甲田山死の彷徨」を読む

ようやく少し時間がったので「八甲田山死の彷徨 (新潮文庫)著者:新田次郎」という本を読むことができました。
この本は危機管理論、リスクマネジメント論、リーダー論の教材に使われることも多いらしく、以前から読みたいと思っていた本です。

この本はとても読みやすいです。
集中すれば1日あれば読み終えることが可能です。
八甲田山雪中行軍を行った2つの連隊がとった判断や行動、そしてそれぞれの結末を分かりやすく比較し、知ることができます。

この本から建築現場の管理に活かせる内容は沢山あります。
正直、当社の関係業者で責任ある立場の方には読んで頂きたいと思いました。

もちろん一番活かす必要があるのは私です。

余談ですが、八甲田山については、もしかしたら高倉建さんの映画はご存知の方も多いかもしれません。
私は映画はまだみていませんのでもう少し寒くなったらみてみようと思います。

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最近の私は危機管理(具体的には危機の発生を事前に防ぐリスクマネジメントと危機発生後の対処方法の2つ)について高い関心をもっています。

建築の仕事は大小なりミスやトラブルが発生しその対応に追われることがありますが、問題はそれをどう今後の活かせるかです。
またなんでも自分一人でコントロールしようと思っても規模が大きい現場であればあるほど難しくなり、各工事担当者に任せるしかない状況が増えます。
他人を信じることのできない者は自分自身をも見失ってしまう。この言葉は「八甲田山死の彷徨」にも登場します。

だから信じて任せることは大事ですが、各工事担当者と現場に対する危機意識を共有し、どうすればもっと高い品質の建物を提供できるかを共に検討し実行するという点も疎かにしないよう気をつけます。
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