連日の好天に恵まれて、さくらそうの植え替えも順調に進み、16日に11鉢、
残った7鉢を 昨日17日の午前中に植え替えて、計116鉢すべて完了した。
例年さくらそうの植え替え時に、10鉢から20鉢の芽が枯死してダメになり、、
今年も多分100鉢(品種)程度に減少するかも知れないと予測していたのに、
どの品種の芽もよく充実しており、約20品種も余剰の苗ができた。
すでに10品種については貰い手が決まり、あとは何人か上手に育ててくれる
人を当たってみたい。 さくらそうが好きで、うまく育てる人にもらっていただくと、
一種の保険のようなもので、いざという場合、補ってもらう期待が持てるからだ。
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写真の品種名の前の番号は上記管理票の品種番号
87<松の雪>
88 <御国の誉> 鴇色地紅絞。大輪。
89<三田自慢> 広桜弁、浅抱え咲き。
花弁の裏側は紫色、表は内白。
発表者伊集院兼知(子爵)の住所が東京港区三田にあったことに因む名前。
90<峰の雪>
91<美保の故事> 鑼広弁、抱え咲き。
花弁の裏側は濃紅色、表は内白で、花の表側がよく見え、繊細な鑼と
紅白の対象が美しく、古くから名花と伝えられる。
93 <紫鑼> 鑼広弁、平咲き。
花弁の裏側は紫色、表は底白筋ぼかし。鑼(かがり)とは鋸の目立てをすること。
95 群千鳥
96 <目白台>浅い鑼弁、平咲き。
花弁の裏側は桃紫色、表は白色。発表者戸田康保子爵の住所が
東京都豊島区目白台にあったことからこの名がある。
97 <紅葉川>
100 <やすらぎ> 桃色で底白、切り弁反り受け咲き
101 <夕暮れの里>
102<優美の姿>
103 <所縁の袖>
104 <雪野山>
105 <雪舞> 紫染出し。切り弁梅咲き。
。
106 <夢一夜>
108 <夢殿> 表白裏紅。桜弁抱え受け咲き。
加茂菖蒲園の一江豊一氏作出。
110 <窈窕> 花弁の裏側は桃色ぼかし、表は純白色。
桜弁掴み咲き。江戸末期。
美人の形容である「窈窕」の名をもつ名花として知られる。
111 <四方の春>
112 <吉野川>
113 <羅生門> 広桜弁、抱え咲き。花弁の裏側は紫色、表は底白。
江戸時代の花らしい中輪の花がにぎやかに咲くが、
肥料が多いといじけて花弁が広がらず、持ち味が
でない。
114 <瑠璃源氏>
116 <若獅子> 花弁の表裏とも濃い桃色で染出し。鑼弁。数少ない八重咲き。
<参考>平成25年2月16日の記事
最後に残った<竹取姫>が今朝発芽した。
116品種116鉢すべて発芽したので、あとは春の開花を待つまでとなる。
緑の芽が萌え出る姿を見るのは、この年になっても心が弾む。
明日の朝はかなり冷え込みそうで、当地の最低気温の予想は-2℃だ。
1月中に植え替えの終わった鉢は寒い朝霜に遭うと、表土が凍って、
せっかくの芽や根が浮き上がり、成長が止まる。
庭の中ほどに116鉢を棚に並べて栽培しているが、午後4時過ぎに
ブルーシートを掛けた上に塩ビの波板2枚と風除けの重しを載せて、
防寒対策に努めている。翌朝8時、カバーを撤去し、陽光にあてる。