田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

セカンドオピニオン

2015年01月20日 | 日記
 診断や治療方針について主治医以外の医師の意見を聞くこと。私はまだ経験がない。すこぶる健康だったわけでもない。数年前、ホームドクターは私を腎臓結石と診察、2回の通院で改善しなかった私に、総合病院への紹介状を渡した。それは驚き、悪い病だろうかって。総合病院は混雑、待たされて、疲れて、レントゲン室、MRI室をハシゴ、やっと診察室に、結果は「○○先生の診察通りです。お薬出しておきますので、薬局でお求めください。他の病気でも直接来診できる診察券発行しときますねぇ」って。安心したけど、ホームドクターから見放されたのか?、それとも患者の紹介なのか?。結果的にはセカンドオピニオンだった。

 
 さて昔々、父はたいそう歯が悪く治療代に数百万円かかると言っていた。当時学生だった私は『医師よ驕るなかれ―稼ぎまくる白衣の商魂 (1970年) 』を読み、歯科治療も保険適用ができることを知った。ただ、私は歯科治療に臆病で、虫歯があるにもかかわらず歯医者には行けなった。

 
 30台半ば、激しい歯の痛みに我慢ができず近くの歯科へ行った。「痛みが治まってからしか治療できませんので、今日は痛み止めをします」帰宅後、痛みはなくなり、その夜は寝ることができた。医師に「このさい全部治します」と宣言してしまったので、いまさら逃げることはできなかった。

 
 治療第一日「保険治療できますよね?」との問いかけに受付嬢は「はい、できますよ。これにお書きください」とアンケート用紙を渡してくれた。用紙は保険治療のあらましが書いてあり、私は全てに保険治療を選んだ。それ以来、部分入れ歯を作った時のみが数千円の支払い、治療は数百円で済んでいる。

 
 よく読むブログ『抜かない歯医者のひとりごと』で、簡単に抜歯をする医師が多いことを知った。私が通っている歯科の大先生は、歯痛で苦しむ私の親知らずを「虫歯になってるし、機械が入らず治療が難しいから抜くよ」と怯える私に有無を言わせず抜いた。大先生には親知らずを3本抜歯されているが、市内名うての抜歯名手のドクターだったそうだ。麻酔がかけられていたとはいえ、いつ抜かれたのが解らないほどの見事な手際だった。

 
 歯はそれまでの手入れが悪く、歯周病が発症して奥歯を3本失った。抜歯名手の大先生は他界、今は2世の治療を受けている。若は大先生ほどは抜かぬ。「田神さん、歯の動きが大きくて、抜歯しか・・・」「先生、怖いから次回に・・」「はいはい、柔らかいもの食べてください」歯周病で動き出した歯は治療ができないそうだ。結局抜歯されたが、グラグラだったので、乳歯が抜けるようだった。抜いた部分には入れ歯を作ったが一発でピッタシ出来上がった。若(技工士は弟)は、入れ歯の名手だなぁ。以来、奥歯の3ヶ所で入れ歯を使っていたが、奥歯が痛み出した折「奥歯をブリッジにします」と入れ歯を2ヶ所にしてくれた。快適であるから、セカンドオピニオンは要らぬと思う。

 
 先日、歯科衛生師の花田氏「田神さんはお歳の割り(65歳で18.3本)に歯が多いですから・・」って褒められた。月千数百円のデンタルクリニックは高くないと思う今日この頃である。