田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

セミ

2013年07月31日 | 日記
 今朝は4時半にセミの鳴き声で起こされました。けたたましいというか、セミの意地悪というか、とんでもない鳴声でコンチクショウでした。飛び立った気配が無いので、昼過ぎに見たら、疲れたのか樹液を吸ってました。

 7月は毎日記事をアップしました。別に目標を定めたのではありません。メモ代わりに使ってます。小学校時代の絵日記を思い出しました。書くことが無くって困った思い出があります。8月はボチボチやろうと思ってます。
 8月の近々予定 10日までに概略図完成させる
         Win7に少しずつインストール
         Win7にウィルスソフト(バスター)


容疑者確保の1分後、飼い犬死ぬ

2013年07月30日 | 宗教その他
 山口県の放火殺人事件の容疑者の飼い犬が、容疑者が山中で身柄を確保された時間の1分後に心臓発作で死んだそうだ。何かしらの因縁を感ずる。今日書くのは、あのような山村集落の人の付き合いである。もしかすると容疑者寄りの意見に聞こえるかも知れぬが、決して擁護するのではない。何をおいても、彼には放火殺人の容疑がかかっていることを忘れていない。
 私は小学校6年生まで、あのような山村集落で生活していた。父が長年町議会議員を勤め、生業の材木業も栄え、何一つ不自由の無いわがままな少年であった。早熟だったかも知れぬが、村人の心は決して我が家に対して良い感情を抱いていないことを感じていた。しかし現金収入が無い山村においては、木の切り出し人夫 杣(そま)や運搬の木馬(きんば)などの危険作業は、農閑期の村人が現金を稼ぐ、一つの手段であった。作業は長期間山中に泊り込んで働いた。古く江戸から、そのような仕事はあり、雨露をしのぐだけの山小屋は、山の奥深くまで点在していた。山の地主さえ、何世代も入ったことの無い山の隅々まで、先祖からの出入りの杣(そま)が管理し、炭焼き用の雑木を無償で得たり、棲む獣を狩るには、炭や苔や山菜を、年に二度ほど地主に年貢として差し出さねばならなかった。
 ある年の冬、一つの山小屋に見知らぬ男が生活していた。捕まり、引きずり出され、村へ連れて来られたが、多くは語らなかった。子供心に記憶しているのは、男はシベリアから帰り、遠い親戚を頼って、村々を歩いている途中だったそうだ。父が役場の吏員に、男が言う名を戸籍を頼りに調べさせた結果、遠い親戚が見つかった。親戚は降って湧いた災難のように、男にいくばくかの小銭を握らせ、村を去るように迫ったが、男は村に居ついてしまった。
 男は、隠れるように山小屋を転々としながら、杣(そま)と木馬で生計をたてた。仕事の腕と度胸で、材木の切り出しの多くをその男が請け負うようになった。仕事の腕をけなされたように感じた村人の反発は激しく、山小屋の火事が二度三度起きたが、男の機敏な消火で、山火事になることはなかった。ほどなく男は、一人の女を連れて歩くようになった。女は大陸からの帰還者で、この村の出身は、女のほうだった。男は女と大陸で結婚したが、早々に男が徴兵され、捕虜となったそうだ。男には日本国籍がなかった。
 いじめぬかれた男であったが、寝る間も惜しみ働き、小さな家を作った。ほどなく小さな山を買い、材木商を始め、少しずつ大きくしていった。呼び寄せた子供は多く、十人を超えていた。子供達は父を手伝い、商売は発展した。それでも村人は、その一家を遠巻きに見るだけだった。
 男の長男が、当時の日本のスーパースターの親戚の娘と結婚することに、村人はたいそう驚いた。結婚式はスーパースターがわざわざ村へ来て、駅前でサインをしてくれた。村人全員のみならず、隣村からの大勢が、半紙や障子紙を持って駅前に集まった。
 裕福な家に育ったであろう、長男の妻は次々に子をもうけ、家業を男並みに手伝った。ある時、機械に巻き込まれ、左手の指のほとんどを失った。村人は女のくせに機械を使うからだとあざ笑った。それでも、義指を付けた女は臆せず人前に出た。しばらくして、無理がたたったのか、癌を発病し、若くして世を去った。村人は葬儀に出なかった。
 月日が流れ、二代目が歳をとった頃、我が家と同じ商売は不景気風をまともに受けた。二代目も商いを縮小しなければならなかった。しかし、二代目の子、男の孫がスポーツ界で、名を馳せるようになり、とても活躍した。引退は早かったが、今でも夫婦でテレビ界で活躍している。村人は、その有名人が村の出であることは口にしない。
 片田舎の小さな山村は排他的である。決してよそ者は受け入れない。同郷であっても、同じような境遇で、同じような財産で、決して嫉妬心に火をつけないことが共存の条件である。山村の老人達も、苦労して育てた子達が村を離れ、寂しいのだ。子供らが村へ帰り、自分を看取ってくれるなんて夢のまた夢なのだ。決して叶わぬ、はかない夢なのだ。20年前、それをいとも簡単にやってのけた男がいた。山口の容疑者である。容疑者は村人の嫉妬心に火をつけてしまった。昔を思い、少し同情する。


はびこる老害 その3 占有離脱物横領罪

2013年07月29日 | 宗教その他
 私の住む団地の近くは、大きな公営賃貸マンションや高層分譲マンションがあります。分譲とはいえ、投機目的で購入して、金利分は家賃でまかなう人もいます。分譲と賃貸は見分けられません。毎年度末は、転勤族や新たに赴任してくる人で、団地内の駐車場と自転車置き場は見慣れぬ車が多くなります。
 私の団地は、自転車置き場は、無料で使用できます。置き場内であれば、どこに、何台置いても良いのです。さて転勤の時期になると、知ってか知らずかは解りませんが、自転車を置き忘れて引越する不埒者がいます。また、盗難自転車を、わざわざ自転車置き場に放置する奴もいる。2~3年で、置き場には使われない自転車が多くなり、使い辛くなってきます。
 自治会が持ち主不明自転車調査をしました。10台ほどが持ち主不明でした。盗難シールから登録番号を書き出し、管轄の交番へ届け出ました。警察署からの回答で、3台の持ち主が判明しました。2台は転勤者で、転勤先は不明でした。1台は盗難車で、持ち主に電話したところ、新しいのを購入したので、そちらで処分して欲しい、との返事だったそうです。
 ところで、警察署から、もう一つ注文があったそうです。持ち主不明の自転車を、交番へ持って来ないで欲しい、と懇願されたそうです。置いておく場所が無く、警察もたいそう困っているので、そちらの団地で保管して欲しいとのことだったそうです。
 10台のうち5台はパンクも無く、すぐにでも使える代物でした。団地内の通路に『持ち主不明 ○月○日までに引き取れ。引取りがなければ、処分する。』と張り紙をして公開しました。当然ながら引き取りはありませんでした。さて、処分と言えども、自転車は粗大ゴミで有料処分です。引越しでゴミを置いていく奴に、貴重な自治会費は使えませんので、自転車をコーヒー代金程度で希望者に売ることにしました。
 さて、希望者は予想よりはるかに多く、抽選しなければなりませんでした。通勤、通学自転車を買おうとしてた奥様は大喜び、しかし、中に超高齢者が・・・「わしは乗らんが、安いから欲しい。」と・・・困りましたが、売る約束ですからどうしようもありません。さてさて、もっと困ったことは、当選しなかった高齢者の中のお一人が、よほど悔しかったのか「占有離脱物横領罪を団地の中でしとる。」と警察にタレコミ、困った警察官が会長に相談に来たそうです。自治会メンバーは口々に「放っておけ、ほっとけ、何ぃ言っとるかっ!!。」でした。嫌われる高齢者はダメですね~。<続く>


平成の大合併

2013年07月28日 | 日記
 少し前、私のエリアの地方紙に、次のような記事が掲載された。
「平成の大合併の狭間で」だったと思う。一つの村が、合併によって市の一部となった。村は長年、過疎化の道を歩んでいたが、一つの会社の誘致に成功して年月を過ごしてきた。労働力の供給や、輸送、宿泊等々までを、村役場の協力で成り立ててきたのであった。喜ばしいことにUターン現象も盛んになり、村民が増えた。その村が市に吸収された。
 市の一部になったとたん、労働力から宿泊に至るまで、競争原理が働き、村時代であった時のように、仕事が独占できなくなり、競争に勝てなくなった。あっと言う間に、空き家が目立つようになり、いつしかその地域は人の住まぬ廃墟となったそうだ。
 山口県周南市の事件をテレビで見ていて、風景がこの村とあまりに似てるので驚いた。世帯数は、はるかに多いが、それでも50軒は超えなかったと記憶している。豊かでなくても、時間賃金は安くても、力を合わせられる仕事があれば、村の一つや二つは生き抜けると、思った休日の暑い午後です。おしまい。


はびこる老害 その2 「俺が俺が」

2013年07月27日 | 宗教その他
 オレオレ詐欺は衰えることはないが、「俺が、俺が」と前へ出る、ご高齢な人を真に受けると後が困る。分かりやすく言えば、仕事を抱え込む人のことである。仕事をやりたいのか、できることを言い広めたいのかが解らぬ。とにかく抱え込みたがり、抱え込んだ量に満足してしまう。
 能力以上の仕事を「任せてください、ワタクシに、オッホン。」てな具合で、格好よろしく請け負うが、皆薄々、危ないことに気づいている。ほどなくして、抱え込んだ仕事の割り振りを始める。年下の者には「一度は経験しておくべきだ。」なんて恩着せがましく言う。同レベルの者には「一度は、答え合わせも大切と思うから、あなたも一案考えてくれ。」物も言いようだ。経験豊かな者に対しては「私は硬い考えしかできませんので、面白みに欠けます。別案をお願いします。」と言い放つ。怒り心頭「一体全体、あなたは何をするのですか?。」と問い詰めると「いや~これは、まとめるのに難儀しそうだから・・。」とんだ妄言だ。難儀しそうか解るでしょうに。
 降って湧いたような雑務で、残業が多くなる。「俺が、俺が」の人は、いこごち悪そうに、考えるそぶりはするものの、手持ち無沙汰にならざるを得ない。期待するものの、誰も彼にはヘルプを依頼しない。彼の最大のミスは、手持ちの仕事も割り振ってしまったことである。目下の者から、軽そうな部分を奪い返そうとして、こっぴどく叱られる始末だ。こんなこと一度や二度ではないのだ。学習しろや。
 このような人はみなさんの周りにもいますよ、なぜなら、私はこのような人に何人もお会いしてますから。特に目立つのは、PTAとか自治会、懇親会などです。なぜかしら長のつく役職を欲しがる人が多いですよ。・・・・任せると、後が大変ですよ。知らん振りを通すなら、なんとか世の中流れて行くのですが、少しの責任感を持った人が、いつも貧乏くじ引かされています。<続く>