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2007/08/29 中国国防相が来日=高村防衛相と会談へ | |||||
【東京29日AFP=時事】中国の曹剛川国防相(写真)が29日、来日する。中国国防相の訪日は9年ぶり。日中両国が関係修復を進める中での訪問となる。 ◇
>曹国防相は、先の内閣改造で就任したばかりの高村正彦防衛相と会談する 自由時報によると、中国の軍艦が沖縄本島と宮古島の間を今年になってから二度も横断している。(後述) 一方、尖閣諸島へ視察に向かった石垣市議が海保によって検挙されるという異常事態が発生している。(後述) 日本と中国の間には友好の文字だけでは解決できない諸問題がある。 この制服の国防大臣に対して媚中派といわれる高村新大臣がどれだけ国益を主張できるか。 写真でも分るとおり中国の防衛大臣(国防相)は軍服を着ているので軍を指揮する実力者と思い勝ちだが、東京新聞によると、本来は国防相は実力のないお飾りの大臣だという。 ただ今回来日の曹国防相は党中央軍事委副主席を兼務しているため、軍の統帥にも参与する実力者だという。 逆に背広を着ているので分り難いが、守屋防衛事務次官は武力集団である自衛隊員のトップに君臨する実力者である。 人民解放軍が実力行使しても抑えられないお飾りの国防大臣と大臣に反旗を翻す防衛事務次官。 中国の国防省と日本の防衛省が良く似ているというのが東京新聞【私説・論説室から】の論旨。 下記引用の記事は文末の一行≪防衛庁から省への昇格は、早過ぎたのではないか。≫を除いて全面的に同意である。 弛んだ組織はいくら時間をかけても腐敗するだけ。 「天皇」と呼ばれる防衛事務事務次官の存在は中国の人民解放軍と同じ危険性を感じる。 自衛隊という実力集団に属する次官が大臣に負けない力を示した。大臣は「飾り」といっては言いすぎか。これが、制服組の人事なら、文民統制を根本から揺るがす深刻な事態であったことが、もっと、はっきりしたに違いない。(東京新聞) 防衛省に内在する問題を浮き彫りにしたのは小池前大臣の功績である。 「防衛省人事騒動」について東京新聞もやっとことの重大さがわかってきたようだ。 久しぶりのG記事だ。 東京新聞【私説・論説室から】 最近、訪中した軍事研究者から、中国の国防大臣は「飾り」にすぎないと聞いた。 人民解放軍は国の予算で支えられているが、共産党の軍隊を自任し、組織も革命以来の党軍のままだ。国防省はあるが、軍の運営・指揮は党中央軍事委に直属する総参謀部など各部門が行っている。 国防相に実権はないが、各国との交流窓口に設けたという。ただ、二十九日に来日する曹剛川国防相は党中央軍事委副主席を兼務しているため、軍の統帥にも参与する。 しかし、国防省に次官は存在しない。外国との次官級交流になると、軍の組織上は、国防相より実権を持つ総参謀部副総参謀長が担当する「逆転現象」が起きるという。 小池百合子前防衛相と対立の末、退任する守屋武昌事務次官も二年前の訪中では副総参謀長と会談した。この点で、日中は奇妙に似ている。 守屋次官は文官だが自衛隊員で、制服組の頂点に立つ統合幕僚長を指揮する。小池前防衛相は守屋次官を退任に追い込んだが、後任は警察庁出身者を起用できず結局、守屋氏と同じ防衛省生え抜きを受け入れざるをえなかった。 守屋次官は、その後も記者会見で後任人事は自分に相談してほしかったと批判、小池防衛相は守屋次官と刺し違える形で自ら留任を辞退した。 自衛隊という実力集団に属する次官が大臣に負けない力を示した。大臣は「飾り」といっては言いすぎか。これが、制服組の人事なら、文民統制を根本から揺るがす深刻な事態であったことが、もっと、はっきりしたに違いない。 力を持つ者は、とかく、ごう慢になりやすい。防衛庁から省への昇格は、早過ぎたのではないか。 (清水美和) ◇
今朝の琉球新報に次の記事が出ていた。 本島・宮古間を 中国艦隊が航行 <今年2回、台湾東沖に> 【台北29日共同】台湾の李天羽国防部長(国防相)は28日、中国のミサイル駆逐艦など海上艦隊が今年4、5月の2回、沖縄本島と宮古島の間を抜けて太平洋に展開、台湾東岸沖を航行したことを確認済みだと語った。 29日付けの台湾紙、自由時報によると、李部長は中国軍の狙いとして①軍事能力の誇示②海洋情報の収集③台湾の反応の偵察ーの3点を挙げた。 台湾の外国軍事筋は「中国艦隊が台湾東岸沖を航行することはよくあり、中国の“内海化”への既成事実作り」とした上で、来年の総統選に向け対中強硬姿勢を鮮明にしてきた台湾の陳水扁総統への「警告」のいみもあるとの見方を示した。(琉球新報 3007年8月30日) 日本の大手マスコミでは報じらレていないが、これが事実なら国防に関る大問題である。 沖縄本島と宮古島の間を中国のミサイル駆逐艦などの戦艦隊が横断したというのだ。 他人の家に土足で上がり込んで、そのまま横切って出て行ったようなものだ。 >③台湾の反応の偵察ー 沖縄本島と宮古島の間を横切っておいて、日本の反応の偵察ではなく、台湾の反応の偵察とは日本の国防もずい分と舐められたものである。 一方、尖閣諸島を行政地区とする沖縄県石垣市の現役市会議員が行政視察の為尖閣に向かったところ海保に検挙される異常事態が発生した。 これに関しては次のエントリーで書いた。
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◆ 【動画】 ◆関連リンク:尖閣諸島の防衛構想-軍事的視点からの分析 |
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