よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします
本日は県知事選の告示日。
昨日は琉球新報と沖縄タイムスが夫々の社屋で四人の候補者による公開討論を催した。
先ず琉球新報の動画を紹介する。
【動画】沖縄県知事選候補予定者座談会(後半)・・・クロス討論
琉球新報 2014年10月30日
知事選に向け健闘を誓い合う(左から)喜納昌吉氏、翁長雄志氏、仲井真弘多氏、下地幹郎氏 =29日、那覇市天久の琉球新報社
琉球新報社は29日、11月16日投開票(10月30日告示)の県知事選へ立候補を表明している現職の仲井真弘多氏(75)、前那覇市長の翁長雄志氏(64)、元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)、元参院議員の喜納昌吉氏(66)を本社に招き、座談会を開いた。最大の争点となる米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設問題で、仲井真氏が危険性の早期除去の観点から移設計画を評価したのに対し、翁長氏は「県民の受忍限度を超えている」と反対し、県外、国外移設を主張した。下地氏は県民投票による解決を提案、喜納氏は埋め立て承認の取り消しで移設に反対する手法を示し、4氏が公約の違いを鮮明にした。
辺野古移設問題について仲井真氏は「政府の辺野古移設と普天間の5年内運用停止が最も現実的で具体的だ。辺野古周辺の人々にはご苦労をかけるが、安全確保と地域振興に全力で取り組む」と述べた。
翁長氏は「日本本土全体で(米軍基地を)負担する方が日本の安全保障の覚悟も感じられ、抑止力も数段勝る」と指摘。景観破壊による経済損失は振興策の利益よりも大きいと強調した。
下地氏は移設問題で、政治家が容認から反対、反対から容認に転じる事例が相次いでいると指摘し「政治が混乱している。県民の明確な旗が必要だ」と、県民投票の意義を説明した。
喜納氏は「(辺野古沖の)埋め立て承認は公有水面埋立法の環境保全の配慮に反しており、明らかな瑕疵(かし)がある。取り消しは知事が決定し、文書で通知するだけだ」と述べた。
産業振興をめぐり、仲井真氏が新たなリーディング産業創出やユニバーサルスタジオの誘致など、翁長氏がアジア経済戦略構想の策定やクルーズ船の母港化など、下地氏が「外向き経済」構築などによる県内総生産6兆円達成や米軍嘉手納基地の軍民共用化など、喜納氏が一国二制度による成長戦略やカジノ誘致などを掲げた。
☆
動画を見た印象を述べてみよう。
名護市辺野古移設問題
仲井真氏⇒危険性の早期除去の観点から移設計画を評価
翁長氏⇒「県民の受忍限度を超えている」と反対し、県外、国外移設を主張
下地氏⇒県民投票による解決を提案
喜納氏⇒埋め立て承認の取り消しで移設に反対
仲井真、下地、喜納の三氏は立場の違いはあっても公約の違いを鮮明である。
一方の翁長氏ただ一人だけが饒舌では有るがまったく言っていることが伝わらない。
結局イデオロギーでは共産党、社民党の顔色を窺い、経済政策では安倍政権の顔色を窺い交付金の増額を狙う・・・こんな二重基準で発言すると「多弁で空虚」な発言となるのだろう。
他の三候補の印象は前回と同じで、概ね次の通り。
仲井真氏は「現実主義の実務家」
下地氏は「自分の考えもなく立候補」
喜納氏は「言語不明瞭だが言っていることは正論」
沖縄タイムスの見出しを紹介する。
一面トップ
4氏、普天眞で違い
立候補予定者が論戦
経済・福祉でも持論
二面トップ
政策互いに追求
クロス討論
沖縄への予算増えた 仲井眞
辺野古法的瑕疵問う 翁長
沖縄の意思強く主張 下地
世界へ反基地訴える 喜納
見出しだけを見ると翁長氏の「辺野古法的瑕疵問う」は喜納氏の主張と同じと思う人もいるだろうが、これは沖縄タイムスの目くらましであり、クロス討論で喜納氏と翁長氏の間でこんなやり取りがあった。
喜納氏「辺野古埋立て阻止には承認の撤回、取り消しをしない。 なぜ言い切れないのか。
翁長氏「法律的瑕疵がある場合は取り消し、県の関係部内の資料を見ながらしっかり検証する。 法律的瑕疵がない場合に撤回が出てくる。 条件の変化で県益と国益、公益を比較して、権益が勝るときにはは撤回が必要。 裁判闘争になる」
うーん、やはり翁長氏の発言はわかり難い。
ただ、知事になった後の検証の結果、瑕疵があり国の方針と対立した場合、初めて国との裁判闘争に触れた。
意味不明の同じ答弁を繰り返す翁長氏から「国との法廷闘争」の言葉を弾き出したのは喜納氏の大手柄だが・・・。
果たして国に裁判闘争をして勝てる見込みは有るのか。
国の方針にたて付いた大田昌秀元県知事が96年、国と法廷闘争を演じ、全面敗訴したことを再度踏襲するつもりなのか。
翁長氏は国に法廷闘争を持ちかけ、その結果振興予算を締め上げられ、「大田不況」で県民に大きな迷惑をかけたことを忘れたわけでは有るまい。
自分が県知事という権力の座を得るため、左翼勢力と野合し、県民を不況の風に晒す大愚は避けるべきだ。
【拡散依頼です】
平成26年10月27日月曜日に放送された『沖縄の声』。本日月曜日の沖縄の声では緊急特番としまして、沖縄支局キャスターのボギーテドコンと江崎 孝を進行役に迎え、11月16日開票の沖縄県知事選挙に立候補した「喜納 昌吉」さん、そして「喜納昌吉応援団 団長」の斉藤まさしさんをゲストにお招きし、出馬を決めた理由、そして知事選にむけてのお話などをお伺いします。
☆
■緊急の御知らせ■
奮ってご参加下さい。
「なかいま弘多総決起大会」
日時: 11月7日(金) 午後6時開場、午後6時30分開会
場所: 沖縄県立武道館(奥武山公園内、アリーナ棟)
■当日はモノレール、バス、タクシーをご利用下さい。
主催:「沖縄21世紀vビジョンを実現する会」 電話098-866-0139
那覇市牧志2-17-12(いとみね会館)
★
■電子書籍出版の御知らせ■
県知事選挙の告示日(30日)まで余すとこ三日に迫りました。
仲井真県知事をして「特定の団体のコマーシャルペーパー」と言わしめるほど、常軌を逸した沖縄2紙の偏向報道により、新聞から情報を得る以外に術のない高齢者層を中心に「翁長氏優勢」の噂が絶えない今日この頃ですが、この選挙は先の沖縄市長選と同様に「新聞vsネット」の戦いになるものと考えます。
そこで電子書籍『そうだったのか「沖縄!』〜国家レベルの問題が山積する沖縄。その歴史と現在を新しい視点で解説〜、を緊急発刊することになりました。
告示日を目前にして特に三章と四章(江崎が執筆)は知事選挙にかかわる部分なので、取り急ぎ多くの方にこの二つの章を読んでいただきたいと思っております。
新聞等の捏造報道に惑わされることなく正しい判断で選挙権を行使するため、是非ともご購読くださいますようお勧めいたします。
拡散依頼
『そうだったのか「沖縄!」』
〜国家レベルの問題が山積する沖縄。その歴史と現在を新しい視点で解説〜
価格:300円
著者:
仲村覚(沖縄対策本部代表)
仲村俊子(初代沖縄防衛協会婦人部長)
石井望(長崎純心大学准教授)
江崎孝(ブログ狼魔人日記管理人)
序章:沖縄問題の本質(仲村覚)
一章:今明かす、祖国復帰の真実(仲村俊子)
二章:「沖縄祖国復帰の真実について」解説(仲村覚)
三章:沖縄県知事選挙の裏に潜む琉球独立工作(仲村覚)
四章:習近平も注目の沖縄県知事選「ネットvs新聞」の代理戦争(江崎孝)
五章:祖国との一体感を求めて開催された東京オリンピック沖縄聖火リレー(仲村覚)
六章:日本開国の拠点として狙われていた「琉球」(仲村覚)
七章:明治維新」と「琉球処分」(仲村覚)
八章:琉球國はチャイナ領土だったのか(石井望)
電子書籍『そうだったのか「沖縄!」』を発売しました。
購入は下記サイトからお願い致します。
【購入サイト】
<示現舎電子書籍ショップ(クレジットカードまたはBitCash)>
https://print.cssj.jp/ebook/buy/item.php?id=A00003-32
<示現舎電子書籍ショップ(PayPal)>
http://www.jigensha.info/wp-content/plugins/pripre/pages/dist-item.php?id=642070657544b1ae
<ブクログのパブー>
http://p.booklog.jp/book/91432
※ 近日、Google Play、Google Books、楽天Kobo、ConTenDoでも配信予定です。
よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします
県益と国益を秤にかけるってこと自体が革新陣営にとっては背信行為でしょう。
しかも辺野古に関してだし。
それにしても、県益と国益を秤にかけるような発言は、国益のことなんか考えたこともない左の方は激怒じゃないですかね?
しかも辺野古に関してですからね。
基地反対派は基地が無ければ存続しえないという矛盾が噴出した知事選ですね。
「基地=軍=戦争」から「基地=軍=抑止力」に沖縄県民の意識が変われるか?
「基地反対で振興費引き出し」から「振興費なんか当てにしないですむよう自力で稼げる沖縄」になろうとするか?
沖縄県民の覚悟が問われている。
普天間の危険性除去、基地負担軽減を目的としているのは、仲井真さんだけですね。
翁長さんと下地さんは、実務能力で仲井真さんにかなり劣るせいかも知れませんが、政府や現職を呪うような恨み節ばかり。何で普天間の危険性除去を強く言わないんでしょうか。
行政の実務能力も指揮能力もなく、基地負担軽減はおろか普天間の危険性除去の具体策もなく、それでいて知事になりたがるとは、権力亡者には本当に困りますねえ。
翁長さんは、急に「受忍限度論」を持ち出して来ましたが、どうせ三流学者か三流弁護士の奇怪理論のつまみ食いでしょうね。それを言うなら、普天間周辺住民の受忍限度はどうするんですか?
答えはお持ちでないでしょうけど。ww
メディアも「普天間飛行場問題」と言えばいいのに、いつも必ず「辺野古移設問題」と報道しますね。
沖縄県民を危険にさらしたままにしておいて、それでいて正義の味方ヅラをしているんですから、心底おめでたいですね。
(S)様のコメントに大賛成。
>メディアも「普天間飛行場問題」と言えばいいのに、、、、
、、、、、心底おめでたいですね。<
の辺り、、、、まったく、その通りです。
「危険性除去」+「安全保障」+「負担軽減」+「跡地活用」=辺野古移設
翁長氏
「危険性放置」+「安全保障(トラップ付)」+「負担軽減無展望」+「跡地活用無展望」=やけくそ裁判闘争
下地氏
「持論なし」=県民投票
喜納氏
「気合」=取消
裁判闘争となった場合、那覇空港沖合の埋立も何らかの形で当然俎上に上る。付近は鯨が回遊する美しい海です。ジュゴンは鯨より大事にされるべきか?
沖縄には大型の商業施設やパチンコ屋があちこちにあるが、個人消費者がそこに日々流し込む貨幣はどこからやってきているのか。県財政の6-7割は補助金だそうな。
沖縄県に対する国民世論は政治家や県民ののリンク云々の議論とは関係なしに作られていく。次第に厳しくなっていくだろうことは想像に難くなく、「琉球独立論者」にとっては好ましい傾向に見える。翁長氏の狙いはそこか?
腹黒き コウモリ似たる オナガドリ
飛ぶ方向を 見失うかな
過激派が 市民を騙(かた)り 工事邪魔
ヤクザゴロツキ 山城博治
言っている内容から候補者の周囲に優秀な人が付いているかどうかが窺い知れることもあるから面白い。
けれどそこから遠ーくまで広げた見立てにはあまり興味無い。
大小様々な状況の望まない・予想外の変化は常に起こり得ることだから。
なのでそこは、誰が変化に耐える資質と戦略と環境の持ち主だと思うかだけれど、それは有権者それぞれになるのだろうな。
心理学や医学生理学の知識がある人には、動画で見る候補者たちの視線の動きや仕草や選ぶ言葉などから、表面に出ない何かを掴むこともできるだろうけれど、投票に行こうと思う我々一般人には、候補者の「話」と「繋がり」くらいしか客観的手掛りがないもの。
オスカー・ワイルドは
野望は失敗者の最後の逃げ場所である
(Ambition is the last refuge of the failure.)
と言った。
英語の ambitionアンビション は大志でもあり野望でもあり、良い意味にも悪い意味にも使われるが、その語源はラテン語で「投票を獲得するために歩き回ること」なのだそう。
蝙蝠的・ポピュリズム的な人はフリーハンドで天下を取ったようでも負けていて、上っ面はともかく正味で誰からも敬意を持たれない。
そんなことは気にしない人にはどうでもいいのだろうけれど。
でも、つまらないことで屈せざるを得ないリスクはいつもある。
すると私の中では2名に絞られ、両方とも話の中身は傾聴に価するが、一方の「話」と「繋がり」の中に筋がよろしくない成分がかなりある。
より質の良い成分をより多く含み、よりリスクの少ない ambition がいいという話。