辺野古抗告訴訟 11月判決 那覇地裁で結審入り口論に終始
名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局の埋め立て変更申請を不承認とした県の処分を国土交通相が取り消した裁決は違法だとして、県が国交相裁決の取り消しを求める抗告訴訟は12日、那覇地裁(藤井秀樹裁判長)で結審した。判決は11月15日。全3回の口頭弁論は、県に裁判を起こす資格があるかなど入り口論だけで国交相裁決の違法性に関する中身の議論に入っておらず、県にとって厳しい結果も予想される。
12日の最終弁論で国側は、埋め立て承認撤回を巡る別の抗告訴訟で最高裁が昨年12月に示した判断を重ねて強調。都道府県は取消訴訟を起こす資格はないとして県の訴えを退けた判決と「結論を異にする理由はない」と却下を求めた。
国民が権利を侵害された時と異なり、行政が権限や地位の制約を受けても「司法の救済対象にならない」と主張。最高裁判断に基づけば、今回も裁判所の審判の対象にならないとした。
県側は、最高裁判決を巡る国側の解釈に誤りがあると指摘した。訴訟を起こす資格が県にないとした最高裁は、地方自治の本旨を考慮していないと問題視。国側が主張の根拠にしている訴訟と今回では問題の性質が異なるのは明らかなどと反論し、県側の訴訟提起は適法と重ねて強調した。
辺野古の不承認を巡る国交相裁決について県は二つの関与取り消し訴訟も提起したが、いずれも福岡高裁那覇支部が3月に訴えを退けた。最高裁に上告中。
[解説]「門前払い」許されず
埋め立て変更申請の不承認取り消しを巡る県の抗告訴訟は、国土交通相の裁決が適法か否かなど実質審理に入らず結審した。県側の指摘に国側が反論を避けたままの終結のため、判決は県の訴訟提起が適法かどうか、審判対象になるかという入り口論の判断になる見通しだ。実質審理に入らなかった過去の訴訟は敗訴しており、県側には厳しい展開といえる。
国側はこれまで争う姿勢は示しつつも入り口論に終始し、不承認や裁決を巡る県側の指摘に一切反論せずに門前払い判決を求め続けた。その主張の根拠の一つが、県の承認撤回を取り消した国交相裁決を巡る抗告訴訟で県の訴えを退けた昨年12月の最高裁判決だ。
最高裁判決は審査庁である国交相の裁決について都道府県は抗告訴訟を起こせないと判示したが、県側はこの判断を「正当化する憲法上の根拠はなく、地方分権改革の趣旨に反して誤りと言わざるを得ない」と批判。今回の訴訟は「射程外」とも反論した。
憲法や地方自治の本旨などに基づけば、国策を巡り地方自治体の判断を覆す国側の判断を最終とし、その正当性や妥当性の法的審査は求められないなら「法治国家」に疑問符が付く。
これまで多くの辺野古訴訟が示した「門前払い」の判決は、問題の本質を置き去りにしてきた。仮に今回も同様なら、司法の存在意義まで問われかねない。裁判所には「法の番人」として県の主張に向き合い、慎重に判断することが求められる。(社会部・新垣玲央)
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辺野古抗告訴訟が結審 判決は11月15日 那覇地裁
沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、軟弱地盤改良工事に伴う防衛省の設計変更申請を県が不承認とした処分を巡り、不承認の効力を回復させるための抗告訴訟の第3回口頭弁論が12日、那覇地裁(藤井秀樹裁判長)で開かれ、同日結審した。判決は11月15日。 12日の弁論で県側の仲西孝浩弁護士が、提出した書面の要旨を陳述。国側が主張の根拠にしている、県の埋め立て承認撤回を巡る抗告訴訟の最高裁判決(2022年12月)が「論理的に法律上の争訟性を肯定しているとしか考えられない」と述べ、県の原告適格を強調した。 国側は改めて、22年の最高裁判決を引き合いに、県に訴訟を提起する資格がなく、抗告訴訟は不適法なものとして却下されるべきと訴えた。
琉球新報社
xul********15時間前
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反対派しかり推進派しかり、裁判結果には従いましょう。それを否定することは、日本国の三権分立と言う民主主義の原則に異議を唱えると言うことに他なりません。三審制なので争うのは当然の権利、しかしながら最終審判には従わないといけません。それが中央集権国家を牛耳る一党独裁の中国共産党とは明らかに違う日本の基本理念です。それに異議を唱える輩に民意を掲げる資格はありません。そうですよねデニーさん。私は司法判断を受けいれます。日本国民だから当然です。
ao4********16時間前
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いつまでもどこまでもゴネ続けるんだろうなと思う。
自分たちの思う通りにならないと
不当判決とかなんとか掲げて裁判所批判。
まるでどこかの国の自称被害者や
科学的根拠もなく福島の処理水に難癖つける
どこかの国の野党や市民団体みたいに思える。
あ!
そう言えば本州で辺野古反対署名を集めてる市民さんも
ハングル書かれたエプロンしてたっけな。
jam********13時間前
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11月の判決後は
「これは第○○回目の琉球処分だ~」とか
「県民は国にも司法にも見捨てられた。でも負けるわけにはいかない!」
と叫ぶ活動家・識者が目に浮かぶ。
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wwi*****15時間前
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100%沖縄の敗訴。目を閉じても分かること。
終わった問題です
yvk********15時間前
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沖縄って、今まで無駄になった反基地費用ってどれくらいなんだろう。
まじで、無駄だろうな。
(๑◕ܫ◕๑)宜野湾しいら (ノ≧ڡ≦)15時間前
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コイツらオール沖縄マジで
総額いくら血税使ってるんだよ?
オピニオン面に一般投稿8本(児童生徒の「ぼくも私も」など除く)。
「県内企業の株式上場に期待」の横浜市・礒部伸樹さん(76)は、2月4日、3月3、25日、4月14日、5月11日、6月28日に続き今年7回目の掲載。
「世界が軍拡競争 危機的時代」の沖縄市・荷川取順市さん(83)は、1月3、20日、2月11、28日、3月20日、4月6、20日、5月4、19日、6月1、14、28日に続き今年13回目の掲載。
「外国人客に沖縄の現状伝えて」の那覇市・吉田賢治さん(56)は、1月25日、4月25日に続き今年3回目の掲載。
「子ども政策 去る大戦を思う」の那覇市・大見昭子さん(88)は、2月18日、3月7、27日、4月13、29日、5月15、29日に続き今年8回目の掲載。
「『三か月』 なぜ『ケ』と書くか」の読谷村・長浜和子さん(73)は、1月5日、2月20日、3月27日、6月28日に続き今年5回目の掲載。
「大自然に心を寄せて生きる」の沖縄市・伊禮由美子さん(77)は、1月28日、3月12、31日、4月22日、5月24日、6月9日に続き今年7回目の掲載。
「県民の命守るため 県の平和外交 積極展開を」の西原町・儀間眞治さん(74)は、1月5、21日、3月20日、5月2、28日、6月11日に続き今年7回目の掲載。
「ちょっとだけ」の糸満市・金城毅さん(64)は、3月4日、4月19日、6月8日に続き今年4回目の掲載。
カギカッコは投稿欄における見出し。
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>辺野古抗告訴訟 11月判決 那覇地裁で結審入り口論に終始 2023年7月13日 5:00有料
名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局の埋め立て変更申請を不承認とした県の処分を国土交通相が取り消した裁決は違法だとして、県が国交相裁決の取り消しを求める抗告訴訟は12日、那覇地裁(藤井秀樹裁判長)で結審した。判決は11月15日。
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埋め立て地の設計変更は、日本中どこの埋め立てでも現場の状況に合わせて行われ・認められているようです。
・ それを、伸ばし伸ばしの「建設引き伸ばし戦術」で完成を遅らせ「台湾有事=沖縄・八重山有事への対応を遅らせ」「作戦にも影響」を与え・ひたすら「中共の利益の為にお役ち」って事は、誰の眼にも明らかとなって来た。
● 辺野古新?基地反対(=普天間基地の辺野古のキャンプ・シュワブへの縮小統合)運動は「中共に依る尖閣侵攻」が始まる前からやっていた、が
・ 保守の中共脅威論への、当初のサヨクの言い分は「中共は攻めてなんか来ませんよ」が口癖だったが、尖閣侵攻が始まって、「領海進入へとステージが一段上がって」この言い訳は出来なくなったのだが、
● サヨクの対応は「中共親方様」相変わらず同じで、新しい戦略をとりえなかった「サヨクの無力ぶり」には(保守の現実対応の幼稚さにも)呆れる。
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・「時の目 沖縄」批評誌N27 no8号
が、たまたま手元に有ったので飛ばし読みしてみた。案の定、極左誌だけあって?
・ 沖縄の米軍基地を本土へ引き取れとか・基地の無い沖縄をユートピアにとか・沖縄独立とか・・・と威勢のよい内容だが
N27第8号 「時の眼ー沖縄」批評誌https://store.ryukyushimpo.jp/product_list/product/3000400078?d=3000400078-0000
・ 発行の2017年6月の時点では、「差別され続ける沖縄」が論理の基底だが、中共の尖閣侵攻が露骨になって来たからか「その後発行が止まってしまった」のは、発行者の良心の性だったのか?続編は途絶えてしまっていたが。なんと
● つぎの9号の発行は、実に4年後の2021・12月だから驚嘆!・そして10号は2022・10月
N27第9号 「時の眼ー沖縄」批評誌https://store.ryukyushimpo.jp/product_list/product/3000400111?d=3000400111-0000
N27第10号 「時の眼ー沖縄」批評誌https://store.ryukyushimpo.jp/product_list/product/3000400116?d=3000400116-0000
・ くせ者「新川明」さんなんかが執筆、内容も随分変わってしまった事が危惧される