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普天間飛行場移設をめぐり、国と県が同時進行で三つの問題に直面している。
先ず来月16日判決が下される代執行訴訟と現在中止している辺野古の陸上部の工事の行方。
そして連日「高江ヘリパッド工事」阻止を叫ぶ暴徒と警備する機動隊との乱痴気騒ぎ。
同じように見える騒動でも「高江ヘリパッド工事反対」と「辺野古移設反対」では、県知事と支援のプロ市民の意見が必ずしも一致していない。
高江ヘリパッド工事では、翁長知事は工事反対を明確にしておらず、専ら機動隊の「過剰警備」のみを批判し、お茶を濁している。
さらに問題を複雑にするのは当初「工事容認」の立場だった伊集東村長が、工事現場に至る村道の使用に反対したことだ。
沖縄タイムス+プラス ニュース
東村長、村道使用拒む 沖縄・米軍ヘリパッド大幅遅れも
沖縄タイムス 2016年8月25日 07:43
沖縄県東村の伊集(いじゅ)盛久村長が、沖縄防衛局が求めているヘリパッド建設予定地H、G地区につながる村道の工事車両の通過を、2度にわたり反対していたことが分かった。村道は防衛局に残された唯一の既存道路を使った資材搬入ルートだったが、村長が反対したことで防衛局は搬入ルートの見直しを迫られている。工事が大幅に遅れる可能性がある。(北部報道部・城間陽介)
高江集落内の通過反対に加え、別の村道の使用も反対したことについて、伊集村長は「これ以上、高江区民を工事の混乱に巻き込みたくない」と説明する。今月15日、村役場を訪れた中嶋浩一郎防衛局長に断固反対の姿勢を示した。防衛局とは再度協議する予定だが、伊集村長は応じない構えをみせている。
工事車両が村道を通過できなければ、防衛局はN1地区表から同地区裏側までの通行路(通称・Fルート)からH、G地区までの搬入ルートを開拓しなければならない。
防衛局はすでに機材や土砂を運ぶ全長1・2キロに及ぶ工事用モノレール敷設の検討に入っているが、新たな森林伐採が必要になるとみられ難航が予想される。
今回、工事車両の通行に反対した村道の周辺は村の土地改良区で、収穫期を迎えたパインの出荷で農家が頻繁に使う農道となっている。伊集村長は「工事車両が農道を通過するとなれば抗議活動が始まり、農家に迷惑がかかるのが目に見えている」と話す。
当初、伊集村長は高江集落を通るルートでの資材搬入に反対する考えを防衛局に伝え、一方の村道については態度を明確にしていなかった。だが、7月22日のヘリパッド着工後、高江区民の生活道路でもある県道70号が混乱し、役場へ苦情が相次いだ。
ヘリパッド建設を容認する村長だが「区民の生活が最優先。農道でなくても訓練場内の旧演習道路などを使えば工事はできる」と強調した。
沖縄タイムス+プラス ニュース
【解説】東村の伊集盛久村長がヘリパッド工事に伴う資材搬入で、工事車両が高江区内のすべての村道を通過することに反対した。一方で、ヘリパッド建設を容認し、高江区への交付金を要請する村長の態度との整合性という点で、交付金の取引材料にするのではとの疑念もつきまとう。
☆
伊集村長が村道使用に反対している理由は、「工事車両が農道を通過するとなれば抗議活動が始まり、農家に迷惑がかかるのが目に見えている」と話す。
つまり村長はヘリパッド工事そのものに反対しているわけではない。
工事が始まるとプロ市民と機動隊との騒動で農家が迷惑を被るから村道使用に反対だというのだ。
だが、「反戦平和は免罪符」を社是とする沖縄2紙の記者が張り込んでいる現場で、「プロ市民の村道使用禁止」とは、発言し難いのであろう。
村長が常識ある人物なら、道路交通法などの法令を踏みにじり、機動隊の公務執行を妨害するような暴徒の村道使用を禁止すれば、工事車両の使用を反対する理由はないはずだ。
勿論村長の力で暴徒の村道使用を阻止することは不可能だ。
そこで機動隊に村道使用に際し厳重な検問を要請し、プロ市民の村道への立ち入りを阻止することは可能だ。
検問が成功すれば、工事車両の村道使用も可能ということになる。
めでたし、めでたしである。
村長の整合性のないコメントに対し一部に、「村内の迂回道路を国の経費で作らすため」とか「道路工事業者に仕事を与えるため」などの噂が飛び交っている。
>一方で、ヘリパッド建設を容認し、高江区への交付金を要請する村長の態度との整合性という点で、交付金の取引材料にするのではとの疑念もつきまとう。
伊集村長が整合性のない発言をするから、沖縄2紙にまで批判されることになる。
これを自業自得という。
沖縄タイムス+プラス ニュース
翁長雄志知事は25日の定例会見で、沖縄防衛局が東村高江周辺の米軍北部訓練場で工事を進めているヘリパッド建設問題を巡り、政府が警備のためとして500人規模の機動隊を投入していることに関し、「過剰警備だ」と批判した。
さらに、参院選投開票の翌日にヘリパッド建設に向け資機材を投入した国の作業を非難し、「県民と寄り添って話し合いをする姿勢にはほど遠い」と指摘。沖縄森林管理署との事前協議を経ないまま防衛局が工事のために立木を伐採していた問題には「法治国家としてしっかりと対応してほしい」と苦言を呈した。
一方、ヘリパッド建設に関し国に反対の姿勢などを伝えるかとの問いには、「県はオスプレイ配備撤回を求めており、そこへの丁寧な説明がなければ信頼関係という意味ではおかしい」と述べるにとどめ、賛否の姿勢は明確にしなかった。
一括交付金事業で財務省から不用額の多さを指摘されていることには昨年から庁内で対策を講じ、改善しているとの認識を示した。
会見の冒頭では、現地時間の28日にペルーのリマで開催されるペルー移住110周年記念式典への参加、9月3日に竹富町の西表島で県総合防災訓練を実施することも発表した。知事は2015年5月以来、約1年3カ月ぶりに定例会見を開いた。
■知事会見 主なやりとり
-高江では今も市民と機動隊が衝突している。
「参院選が終わった数時間後に資機材を運んだり、500人とも800人ともいわれる機動隊の数は過剰な警備であることは間違いない」
-国の工事の進め方は。
「今までの出来事は信頼関係の構築の意味でふさわしくなかった。森林伐採や赤土流出などの問題は法律や条令にも関わってくるものでしっかりと対応してもらいたい」
-教員採用試験で市販問題集から多数出題されていた。
「(試験は)不公平がないように対処するのが当たり前だ。もう少しやり方があってしかるべきだし、受験生の動揺を考えると改めるものが必要だ。調査報告を受けた後、教育委員会と相談したい」
-沖縄平和賞の意義は。
「戦後七十数年、いろんな出来事があった沖縄から、平和を希求する心を世界に発信し恒久平和の創造に貢献できることをうれしく思う。認知度が弱いところがあるので強化したい。平和賞は継続していきたい」
-モノレールは駅舎も管理を一元化すべきでは。
「私もその件は指摘している。ピンチをチャンスに切り替える意味では全体的に管理の在り方を考えていく。4者で認識を持たないと万一大きな事故が起きた場合大変なことになる。緊張感を持ってやりたい」
-1年3カ月ぶりの定例会見。今後も続けるか。
「定例会見ができたことはほっとしている。これからもいろんな場面で質問は受けていきたいし、例えば基地関連の臨時会見でも子どもの貧困問題や観光関連の質問なども受けたい」
村道使用拒否をしなければ、ヘリパッド反対に転じるしかないところまで、苦情がきているのだろう。
地主らの怒りは、反対派にも向かっている。
N1裏テントに近いパイナップル畑の農家が反対運動家を嫌っているので、パイナップル畑を北に通ってN1裏テントに行くのではなく、十字路を南に行って、草を刈って整備した農道を北上してN1裏テントに行くよう、角に案内を立てた。
それを「自分たちでルールを作り、共存できるようにしている」と自慢するIWJ記者。
共存できるようにしている=嫌われているってことじゃん。
【参考】
國場 幸史
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=582645681915859&id=100005112969077
高江ヘリパッド 米軍
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/57327
>警察が12日午前、県道70号で一般車を通した後、建設反対のプラカードを掲げた車を45分間足止めした。
>現場にいた市民は「思想信条で差別するのか」と猛抗議した。
>県警は本紙の取材に対し、「先の交通環境が変化すれば後続車両の停止を求めることはある。抗議行動参加車両だけを止め、一般車両だけ通行させることはない」と話している。
記事中にある「運転していた福岡市の教員の女性(40)これから抗議行動をするとも言っていない」「ドライブで通りがかったうるま市の男性(58)」が警察を批判しているが、どちらも、「思想を聞かれていない」し「ドライブ」なのに止められたと、警察が「抗議行動参加車両だけを止め、一般車両だけ通行させることはない」ことを証明していて、笑える。
「<米軍ヘリパッド>警察が市民選んで県道通行許可 2016年8月27日 13:03」
高江ヘリパッド 北部訓練場
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/59391
>一般車両1台を通し、後に続いた建設に抗議する市民の車を止めた。
>思想・信条による差別につながりかねず、市民は「なぜ通さないのか」と抗議した。
>現場の警察官は「規制をかけている」とだけ説明した。
建設に抗議する市民の車は、通行妨害の前科があるからねぇ。
スムーズな通行を確保する義務が警察には、あるもん。
成田闘争激しいとき、空港へ用事があって近づこうとすると、検問があって、若い夫婦風、特に3歳くらいまでの子連れの男女は、念入りにチェックされた。
一坪農園に行くと言ってトランクに鍬やスコップを入れている若い男女は、警戒された。
子連れで安心させ、農作業と言って凶器を持ち込むことがあったから。
麹町、永田町辺りは、道幅が広く、目印になる建物が分かりにくい。
迷う車が、多い。
何周も同じところを回ったり、停車すると、どこからともなく、警官が出てきて、にこやかに「どこに行きたいのですか?」と寄ってくる。
もう一人の警官がさりげなく車内を見るのを感じる。
そんなものですよ。
本土では。
沖縄は、呑気過ぎるのだ。
北部訓練場 着陸帯
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-345767.html
>防衛局は検討図書について今後、県と協議する意向はなく、事後調査報告で対応する方針。
>県は先月22日付の文書で「適切な環境影響評価が実施されたとは言えない」として、「検討図書で示された工事計画に変更すべきではない」との考えを防衛局に伝えている。
新報の記事によれば、防衛局は数々の影響を列挙するものの、対策を講じるとだけ言って、県と話し合おうとしないタカビーな態度はけしからんと読める。
が、タイムスの記事で
「<沖縄・高江ヘリパッド>工期短縮へ運搬車4倍に 1日124台、森への影響避けられず 2016年8月27日 05:00」
高江ヘリパッド 東村 環境
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/59337
>22日付の文書で「適切な環境影響評価が実施されたと言えず、検討図書で示された工事計画に変更すべきではない」との考えを同局に伝えている。
>条例上の手続きに基づくものではなく強制力は持たないが、環境保全に最大限配慮しなければいけない事業者の責務を強く指摘している。
県には、防衛局への強制力はなく、防衛局が自ら影響を洗い出し、その対策を取るなら、それで完了の話であることが、わかる。
高江 ヘリパッド 砂利搬入 着陸帯
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-345445.html
>通称「N1裏」から100メートルほど離れた所に25日に設置された金網を、ヘリパッド建設に反対する市民らが26日午前に一部撤去した。
>防衛局は同日午後、同じ場所へ金網をさらに強化して再設置した。
>金網は4~5メートルの木の板で内側から覆われ、有刺鉄線を張り巡らせるなど、厳重な壁のようになっている。
こういう記事に付き物の「法的根拠は?」が、ない。
法的根拠が無くても、「法的根拠はないが、批判が高まる恐れはある」くらいは、書いたのにねぇ。
ロードキル(動物の道路上での事故)は、環境影響評価検討図書に挙がっている影響の一つ。
林道使用で、動物の轢死が心配されるが、その予防として、設置したのが、↑の金網。
記事では突き当り金網の写真しか出ていないが、道の両側に2mくらいの金網の柵が廻らされており、動物が林道に誤って飛び出さないようになっている。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160826-OYT1T50125.html
>首相は基調講演で、「質の高い」「強靱な」「安定した」アフリカを目指すとし、地熱発電の開発や鉄道・港の整備、人材育成などに取り組むことで実現を図る考えを示す。
>首相のアフリカ訪問には、約80の企業・大学関係者なども同行している。
>アフリカがこれまでの資源依存型の経済から脱却し、輸出を念頭に置いた産業構造に転換するよう日本として後押しする方針だ。
埋まっている富(資源)に頼るアフリカを、富を作り出すアフリカに作り替えようと、提案。
これ、仲井真前知事の時代に安倍総理が沖縄に提案したことと、同じ。
補助金に頼る沖縄ではなく、稼げる沖縄になれるように(良質インフラの施設)と、していた。
どんなに沖縄に注ぎ込もうとも、それを資本として稼げるなら、有意義。
ただの垂れ流しなら、沖縄の予算が膨らむだけだから、反対。
稼げるようになれば、そこから次の投資を確保できるから、沖縄に注ぎ込む金を減らすことができる。
沖縄側は、政府のさじ加減の予算の増減に一喜一憂する必要がなくなる。
独立だって、夢じゃない。
なのに、独立を二言目に言うが、稼げる沖縄にしようは、言わない。
政府を恨んで、沖縄は迷惑を掛けられているから、もっと金くれー。
変な記事ですね、伊集村長は海兵隊北部訓練地返還の公約で村民の支持を集め当選しました。その半分返還の条件である離着陸帯移設高江工事を容認したから今が在ります。高江の人口は東村民の8%に満たない。高江の人口はこの十年以上で3割も増加してる不思議さは分母が小さいからこの際置いといて、例え40
世帯でも高江の住民はオスプレイ離着訓練するのは迷惑者と分かり切ってるから、防衛局に民生支援施設の資本供与を伊集村長が要請したばかりです。
この記事の意図は何かであり情報操作してることには
違いが在りません。然し、パインの収穫時期で村道渋滞は困った話です。いっそのこと資材搬入ダンプの北勝建設は帰りにパインを積んであげるか、オスプレイは普天間へ帰宅時に空輸してあげるか協力願うさ。
パインと言えば、先日NHKが西海岸のパイン農家の
「塩パイナップル」を紹介しました。大きさは通常の半分ですが、糖度は1,5倍以上ある驚きのパインです。
塩パイン栽培は月2回海水を希釈しシャワーします。
この塩パインへの海水シャワーは台風が来た月はしません、暴風は海水巻込み島にシャワーするからです。
実は、塩パイン栽培は台風がもたらしていました。
台風で傷んだパイン畑は、パインが商品化しません。
パイン農家は栽培諦めて畑を放置してましたが、或るとき自分で傷んで小さい侭のパインをひと口かじったら
驚きの甘さに気付きました。海水は塩分で植物を痛めますがミネラル成分が豊富でパインを甘くしてました。
今後は沖縄の「塩パイン」としてブランド化との事ですが、この様な果物は首都圏向けだけでなく輸出に向いています。東海岸の東村パイン農家は西海岸の農家
栽培法を採用したら所得倍増が請け合いです。
オピニオン面に一般投稿9本(児童生徒限定の「ぼくも私も」など除く)。
「公安委の追及 県議会に期待」の那覇市・新崎盛暉さん(80)は、今年初掲載。
「終戦記念日に 際立つ距離感」のうるま市・田中直次さん(62)は、1月21日、2月22日、6月12日、7月14日に続き今年5回目の掲載。
「バド生涯現役 五輪見て決意」の浦添市・島袋すみ子さん(68)は、2月27日、4月22日、7月26日に続き今年4回目の掲載。
「沖縄予算獲得 一丸で折衝を」の那覇市・山内昌一さん(75)は、1月30日、2月27、29日、3月13日、4月23日、5月11、25日、6月3、18日、7月15、29日に続き今年12回目の掲載。
「小2の孫から 自然保護学ぶ」の伊江村・大城清徳さん(67)は、今年初掲載。
「増える軍事費 日本はどこへ」の大阪市・阿部仁さん(34)は、2月7、22日、3月8日、4月6、23日、5月11、29日、6月24日、7月11、28日に続き今年11回目の掲載。
「年金目減り 政府の責任」の名護市・吉田務さん(69)は、6月3日、7月4日に続き今年3回目の掲載。
「ウルトラの里 脚本賞で活性」の南風原町・仲本明光さん(65)は、今年初掲載。
「豊かさへの戒め」のうるま市・栄門弘さん(78)は、1月21日、3月5日、5月24日に続き今年4回目の掲載。
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