狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

推論、鉄の暴風の正体

2024-04-11 08:18:35 | 政治

 

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推論、鉄の暴風の正体

 本件は当事者が全て死亡した現在、生き残りで当時の状況を熟知する狼魔人日記による推論以外に事実を知るすべはない。

 正体を暴いている内容は、鴨野守著書の「あばかれて『神話』の正体」に指摘されていますが(109~130頁・246~250頁)、触れていないことは以下の3点です。

 1、 座安盛徳氏が沖縄に帰ってきた日にち(座安氏は起きんわタイムスの専務、や琉球放送の社長を務めた)
 2、 同氏が購入した印刷機類の種類と金額とその出所
 3、 誰が「鉄の暴風」を企画したか?

 1、この問題は、シーツ長官の出版許可が下った6月15日より前としたら、沖縄の米軍政府より権力のあるGHQが「鉄の暴風」を仕掛けたことを意味することとなる。
 沖縄タイムス発行の「新聞五十年」等の書籍には、1950年3月29日に座安が上京するが朝日新聞社と2万冊を出版する約束をした日、沖縄に帰った日にちが何処にも書かれていない。

 座安の一番最後の行動記録は、5月29日に皇居に詣で、陛下に拝謁し(お姿を見た)、皇室と会食をしたとこが、月間タイムスに掲載されている。

 ※1950年6月3日付 うるま新報には、座安と行き帰りが同じだった民公衆衛生部長 大宜味朝計が前日部長会議を開いたことが掲載されている。

ということは、座安は6月2日には沖縄に帰っていることとなる。
 ※また、5の日発行(月3回)の沖縄新民報6月5日号には座安が朝日新聞社と2万冊契約してきたくだりが詳しく報じられておる。(※空路は間違いです。有村海運の船です※)


 という事は、この情報は5月25日以降に編者にもたらされていることになります。

 ※いずれにしても、シーツ長官は蚊帳の外だったのだろう。しかし、朝日としてはGHQの鳴り物入りとはいえ、検閲の厳しい最中ですので、シーツの許可を貰ってから来るように一度、座安に念を押したものと推測する。沖縄の本社経由でシーツに許可を早く出してくれるようにお願いするも、シーツはなかなか出さない。
 それで、沖縄の米軍民政府のハウトン大尉からGHQのウイロビー少将に掛け合ってもらい、マッカーサーとの会見を(5月2日)やって、米軍政府・シーツに圧力を掛けた。沖縄タイムス発行の「新聞五十年」等には、当時この記事を読んだ米軍政府が「何か告げ口でもしたのか!」と騒ぎ、「座安はどのような肩書きでマッカーサーにあったのか!」とタイムス本社に問うたと記されている。

 これでもシーツは許可をしないので、5月の下旬を前後してGHQから朝日社に行くように命じられ原稿を持参したが、「今時、戦記ものは売れませんよ」をケンモホロロに付き返された。これをGHQに報告すると、一週間もしない内に、座安の宿舎にGHQからジャンジャン電話が入り、朝日社を訪ねると今度は下えも置かぬ丁寧な対応ぶりで、2万冊やりましょうとなった。

 ??シーツはこれが原因で病気を理由に更迭されて(7月27日)??かもしれない。

 2、当時行き帰りが同じの3人の小遣いに違いは、民公衆衛生部長 大宜味朝計(一日の食費120円、一ヶ月の小遣い三千円)、那覇高校長  眞榮田義見(一日400円)座安盛徳(一日2,400円)となっており、座安はダントツです。
 座安のお金は何処からきたのでしょうか?

 輪転機800万円をはじめ印刷機材8点等の総計は当時の沖縄タイムス社や沖縄の銀行が用意出来る金額ではない。

 これは米軍政府ではなくGHQ総本部の権力がもたらしたもので、財源は、T先生が指摘したマーシャルプランかもしれません。

 3、これは、直接には ハウトン大尉で、その許可はウイロビーだと思います。
 理由は、1948年7月1日の沖縄タイムス創刊号に掲載されたハウトンの祝辞はまるで、ノストラダムスの予言の如く、その後の沖縄タイムスがたどる道を的確に言い当てている。

 以上は資料をもとにし推論である。

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