狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

綾小路きみまろも驚く沖縄語!狼魔人流沖縄語講座。

2009-01-17 07:48:49 | 沖縄語講座

  よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

(狼魔人流沖縄語講座を一部加筆したものです)

先ず初めて沖縄を訪問した観光客からよく聞く話から。

「テレビなどで沖縄出身タレントが話す沖縄訛りは判り易が、・・・沖縄で聞く生の沖縄方言はさっぱり判らない。 まるでチンプンカンだ。」

そして本音では止めの一発が入る。

「やっぱり沖縄語は日本語の方言ではない。 これはやっぱり外国語だ」

大体これで言葉に関しては納得してしまう。

那覇空港には観光客向けの歓迎の意を表す、各国の言葉が標示されているが、英語、スペイン語などに混じって「メンソーレ」と沖縄語で書かれている。

これを見た瞬間「沖縄語は外国語」の印象を植え付けられる人も多いだろう。

もっとも最近の沖縄ブームのおかげでゴーヤーが普通名詞化したようにメンソーレの意味の分かる人も増えている。

それにしても、やはり「メンソーレ」は「メンソレータム」の連想がありカタカナ外国語の印象を否めない。

やはり沖縄語は外国語なのか。

ブー! それは間違い。 

沖縄語はまぎれもなく日本語から分派した方言の一種だ。

ではメンソーレはどのように説明するのか。

メンソーレの解明は追々するとして、沖縄ブームに乗って沖縄方言の独自性を殊更強調する人々がいる。

そして中国語の影響を強調する。

先日も琉球新報コラムで「沖縄方言と中国語」と題して中国語に語源を持つ沖縄方言を解説している地元の弁護士の先生がいた。

その弁護士先生の博識の一つを紹介すると、沖縄方言の「チファーラ」は「いっぱい食べたこと」の意味だが、これは中国語の「喫飯了」から来ているという。

なるほど、同じ漢字の国の言葉は漢字を見ただけで説得力がある。

他にも種種の例を挙げて「沖縄方言・中国起源説」を書いていたが、闘鶏(沖縄方言・タウチー)や獅子(シーサー)、西瓜(シークヮー)を中国由来の言葉だという。

だが、日本語そのものが中国語の影響を受けた例は多く、タウチー、シーサー、シークヮーなどは中国語と言うより、むしろ日本語語源で説明できる。

日本語も「漢字伝来」を通じて中国語の影響は大いに受けていることは論を待たない。

そのコラムは最後をこう結んでいる。

≪さて、「沖縄方言話さずして、沖縄文化を知ったふりするなかれ」。方言に誇りをもって接すれば、中国語も堪能となること請け合いである。≫

成るほど判ったような気もするが、文の前段はともかく、後段の部分は筆者の弁護士先生、一寸筆のお遊びが過ぎたようだ。

沖縄方言にいくら誇りを持って接することには同意しても、それだけで中国語に堪能になる事は当ブログでは請合いかねる。

沖縄語がその地理的、歴史的特異性から中国の影響を受けたのは紛れも無い事実だろう。

だが、沖縄語はその語法・文法に於いては中国語とは全く別の言語であり、その起源は日本語に由来する日本語方言の一種である。

沖縄語を習得するには沖縄独特の単語を習得し、音声が訛っていく法則を知れば容易に習得できる。

文法的には沖縄独自の単語を日本語の話法で話せば、それで沖縄語は卒業だ。

例えば英語や中国語の基本的文は「主語+動詞+目的語」だが、日本語では「主語+目的語+動詞」であり、沖縄語も同じである。

沖縄独自の単語は

①日本語の訛り、

②日本語の古語由来

③中国語由来、

④その他に分類される。

そのうち①日本語訛りを覚えれば大半は覚えた事になる。

幸いな事に、訛りには覚えやすい法則がある。

それを覚えれば沖縄語の日常会話程度は簡単にマスターできる。

■①日本語訛り 「母音の法則」

先ず単語をローマ字で書いて見る。

(例)
 手→TE   目→ME  毛→KE

ここで E→I と変化する法則を覚えると「手」は沖縄語では「てぃ」、「目」は「み」、
「毛」は「き」と沖縄訛りが三つ習得できる。

これを応用すると泡盛を入れる「甕(かめ)」は?

はい、沖縄語では「かみ」でも通じるが、更に訛って「かーみー」となれば完璧。

更に「O→U」の変化を覚えたら母音の法則は卒業。

(例)
 タバコ→TABAKO→「たばく」が沖縄訛り。

※「E→I O→U」変化の応用例   米→KOME→「くみ」が沖縄訛り。

卒業問題
 「そば」そしてそばに付き物の「かまぼこ」は?

それを沖縄方言では「すば」、「かまぶく」と言う。

退屈な話が続いたがたった二つの母音変化「E→I」と「O→U」を覚えるだけで沖縄訛りの語彙が無限に広がる。

■②日本語の古語由来
沖縄でよく使われる「おじー」、「おばー」は説明の必要も無いだろうが、これが

「たんめー」→おじいさん、祖父(士族の)
「うすめー」→おじいさん、祖父(平民の)
「はーめー」→おばあさん、祖母(平民の) 
「うんめー」→おばあさん、祖母(士族の)
「はんしー」→おばあさん、那覇で士族の祖母・老婆

・・・と、なると考え込んでしまうだろう。

■綾小路きみまろもビックリの老人イジメ■

何れもお年寄りを意味する言葉のようだが随分年寄りに対して冷たい表現ではないか。

「たんめー」は「短命?」、

「うすめー」は「薄命?」、

「はーめー」は「早命?」、

「うんめー」は「運命?」、

そして言うに事欠いて、「はんしー」を「半死」呼ばわりでは余りにも年寄りイジメが酷すぎるではないか。

老人をボロクソにいってボロ儲けしているいる綾小路きみまろだってここまで毒を吐かないだろう。

きみまろの次のネタは沖縄の老人だっていう噂は全然聞かないが・・・、取材したら面白いと思うよ。

沖縄方言とはこのように老人イジメの言葉だったのか。

沖縄ではお年寄りを大事にすると聞いたが、あれはウソだったのか。

この年寄りハラスメントは一体どう言うことだ!

ハイ、この「沖縄語の老人虐待の謎」は次回に解き明かしてみよう。(続く)

 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

ジャンル:
ウェブログ
コメント (4)   この記事についてブログを書く
« 干潟埋め立てか、人工島埋め... | トップ | 続・綾小路きみまろも驚く沖... »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (涼太)
2009-01-17 21:12:01
狼魔人様

沖縄方言は母音が、あ、い、う、の三つしかないことは聞きました。いわく沖縄ソバは沖縄スバ、サケ(酒)はサキに変化するそうですね。そういわれても英単語は覚えても英語が話せないのと同じで、話すのは無理です。
独特の沖縄音楽も実は、通常音階から2音無くしただけだと聞きました。宮古、八重山では変化の仕方が違うのでまた違う単語になるのですね。沖縄は老人を大切にする島です。まさか、短命、早命はないと思います。薄ら覚えですが、確か日本のお歯黒のように風習に基づいた名前だと思ったんですが。すみません。次回を楽しみにしています。
ちなみに本土の人に対して使う、ナイチャーは内地人に英語風のerをつけた(例えば教師ののteacherみたいな。)ものですか。とすれば、沖縄方言は英語の影響も受けていませんか。また沖縄の人が使う言葉は独特のイントネーションはありますが、どちらかというと東京の言葉に近いような気がします。言葉尻に「さー」とか「よ」を良く使います。東京などでも「あのさー」とか「こちの案ががいいと思うわけよ。」とか頻繁に「さ」「よ」を使います。気のせいでしょうか。
Unknown (paka)
2009-01-18 00:59:55
沖縄の言葉については、伊波普猷や外間守善さんが、
しっかりした研究をされていますね。

私も、1970年ころに沖縄で言葉がわからずに日本語じゃない、なんて思ったことまあしました。
でも、「おもろそうし」は、まるまる日本語ですね。

ところで、「美味しい」という意味の「味くーたー」ー」。 中国語の「過多(クォタォ(グォタォ)」から来たのではないかと愚考いたしております。
Unknown (狼魔人)
2009-01-20 14:25:39
pakaさん

狼魔人流・沖縄語講座はあくまでも筆者の独断ですので、何かの話題になればと思って書いています。

肩の力を抜いてお付き合いいただければ幸いです。

ほかにも「味過多」のような発想があれば、本文に使わせてもろいますので、よろしくお願いします。

沖縄語 (Patrick)
2009-01-29 16:33:39
琉球新報のサイトにも書かれていて比嘉光龍さんも主張するとおり、沖縄語は日本語の方言ではありません。
それを示すためにも沖縄方言ではなく「沖縄語(ウチナーグチ)」と書くわけです。
しかし現在沖縄県は日本であって外国ではないので「外国語」とは言えませんが古日本語とはかなり昔に分岐した、日本語と同系の別の言語です。
言わばラテン語から分岐したイタリア語とフランス語のような関係です。
イタリア語とスペイン語とポルトガル語の差異は沖縄語と日本語の差異よりも少ないですが、同系のロマンス語派の言語であり、別の言語です。
スペイン国内でも同じロマンス語派でありながら別の言語として扱われている「ガリシア語」などがあります。
ウチナーグチは日本の方言ではあいびらん。

コメントを投稿