予想通りとは言え、やはり沖縄タイムスは一面で「歴史歪曲 3500人抗議/「集団自決」修正【写真】 」と報じた。
ところで大会参加者の実数は3500人ですか、1000人ですか。
それとも・・・。
わずか千人単位の参加者数を、自社の調査ではなく、主催者発表をそのまま鵜呑みにして3500人と報道するのは、地元紙としての怠慢ではないのか。
これくらいの規模の集会ならなら素人でも容易に概算できる人数のはず。
皮肉にも沖縄タイムスに全国ニュースを配信している共同通信が独自に調査して「参加者は約1000人」と報道している。
共同配信を記事にした例。
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大会には県内外のアレな団体が集結した。
県内の市民団体、平和団体らが修正指示撤回を求める要請書の署名活動を行い、全国各地まで広がっているという。(琉球新報 6/7 )
署名をまとめる高教組によると、短期間で県内の個人や団体から全国各地に広がり、6日までに集まった署名は約2万5000件に達し、近いうちに5万件は集まる見通しだという。
沖教組の山本隆司副委員長は
「県内の団体だけではなく、短期間で県外、個人にも広がった。沖縄からだけの要望ではなく、日本の歴史観としてしっかり元に戻してほしい」
と話しているが、
やれやれ、今度は「歴史は署名で作られる」ですか。
署名は、15日に文部科学省に提出されるという。
市町村長へのアンケート ⇒ 各議会の議決要請 ⇒ 県知事の言質
⇒ 県議会への議決要請 ⇒ 「県民大会」 ⇒ 署名運動
・・・市民運動も根気が要ること。
まぁ、裁判の当事者とは言え、沖縄タイムスのこの問題にかける執念はものすごく、その間特集記事や【社説】で強力に援護するのを怠っていない。
◆沖縄タイムス6月4日【社説】
【「集団自決」と軍命】「魂の叫び」に応えたい
作家の曽野綾子さんは『鉄の暴風』の記述に関して沖縄タイムスとの論争の中で偏向した沖縄の新聞のことを次のように述べている。
≪・・・私はかねがね、沖縄という土地が、日本のさまざまな思想から隔絶され、特に沖縄にとって口あたりの苦いものはかなり意図的に排除される傾向にあるという印象を持っていた。その結果、沖縄は、本土に比べれば、一種の全体主義的に統一された思想だけが提示される閉鎖社会だなと思うことが度々あった。
もしそうとすれば、これは危険な状況であった。沖縄の二つの新聞が心を合わせれば(あるいは特にあわせなくとも、読者の好みに合いそうな世論を保って行こうとすれば)それほど無理をしなくても世論に大きな指導力を持つ。そして市民は知らず知らずのうちに、統一された見解しかあまり眼にふれる機会がないようにさせられる。もし私が沖縄に住むなら、私は沖縄の新聞と共に必ず全国紙を一紙取るだろう、と私は思った。そうでないと、沖縄中心の物の考え方が次第に助長されるようになる。世界の中の日本、日本の中の沖縄あるいは東京、というバランス感覚がなくなるのである。・・・≫
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