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私事で恐縮だが本日9月25日は筆者の誕生日である。
マスコミは麻生内閣の誕生で朝から大騒ぎの模様。
去年の今日はどんなエントリーをしているか覗いて見たら、品格の無い記事と題して朝日新聞の記事にイチャモンをつけている。
安倍内閣の終焉を喜ぶ朝日新聞の記事に大いに立腹して噛み付いているようだ。
読み返して見たら、腹は立てているが我ながらまともなことを言っている。
一年前の誕生日の自分を褒めておこう。
これから新都心の居酒屋にでも行って、連れ合いと二人で誕生日でも祝って見ようかと考えています。
それにしても朝日の記事には腹が立つ。
以下再掲です。
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2007年09月25日00時02分 朝日新聞
やつれたような表情、張りのない声……。入院から12日目、東京都内の慶応大病院で記者会見した安倍首相にかつての力強さはなかった。辞意表明の時期を「最悪のタイミングだった」と自ら反省。辞任を決めた最大の理由は体調不良だったと強調した。会見のテレビ中継を見た識者らは、病状を気遣いつつも、厳しい印象を口にした。
安倍氏は、辞任の最大の理由が健康問題だったとしたうえで、「在職中に自らの体調について述べるべきでないと考えていた」と釈明した。
コラムニストの石原壮一郎さんは「自分勝手な美学で情報を隠し、国民を混乱させた」と話す。
辞任時に体調不良を明らかにしていれば無用な混乱はなく、イメージダウンも防げたのではないかと指摘する。
「『アタシ、もうアベしちゃおうかな』という言葉があちこちで聞こえる。仕事も責任も放り投げてしまいたい心情の吐露だ。そんな大人げない流行語を首相が作ってしまったのがカナシイ」
安倍氏は濃紺のスーツに青いネクタイ。顔色は青白く見え、話しながら何度も唇をなめた。
高木勝・明大教授は「生気がなく別人のようだった」と気遣いつつも、「厳しいようだが、健康管理ができない人に首相の資格はない」。
謝罪の言葉はあったが、国民に対する謝罪は政府、与野党関係者の後だった。高木教授は「順番が逆だ。会見は単なる言い訳ばかりだった」。
この日の安倍氏は、目に力が感じられず、声にも張りがなかった。自身は「ここ1カ月で、自らの意志を貫く基礎となる体力に限界を感じた」と説明。医師からは、入院から12日たっても食欲が回復せず、5キロ減った体重が元に戻っていないことが明らかにされた。
精神科医の和田秀樹さんは「機能性胃腸障害だけでなく、精神的にも追いつめられていたのではないか」と指摘する。
「そうだとすれば、『無責任』とか『逃亡した』といった批判は、病状を悪化させるおそれがある。安倍さんの政治信条に共感はしないが、今回の件では、気の毒に思えてしまう」と案じた。
安倍氏は入院中の21日、53歳の誕生日を迎えた。会見では、25日の首相指名の投票に参加し、次期衆院選にも立候補する意向を表明。そのうえで、「1人の国会議員として力を尽くしていきたい」と語った。
草野厚・慶大教授は「国会議員を辞めるなら『お疲れ様』と言ってあげたいところ」としながらも、「再起を期すつもりなら、ウソをついてはいけなかった」と指摘する。辞任会見では、インド洋で自衛隊の給油を継続するための「局面の転換」を辞任の理由に挙げていた。小沢民主党代表に呼びかけた党首会談が実現しなかったことも一因に挙げていたからだ。
「本当は体力がもたないから辞めるのに、人のせいにした。よくよく反省しないといけない」
さらに草野教授は、「議員辞職の可能性まで一部で報じられた中で、この会見は、まだまだ政治家として仕事をしたいというアピールだった、とも受け取れる。アピールにしては弱すぎるけれども」と話した。
◇
わざわざこの記事を取り上げたのは内容を一々批判するためではない。
去り行く自国の総理大臣に対しての品格の無い記事の代表として晒すためである。
それにしてもよくも悪態をつく発言者を揃えたものだ。
罵詈雑言のオンパレードだ。
朝日新聞のこの嬉々とした記事を読んで「水に落ちた犬を打つ」という中国の格言が脳裏をよぎった。
犬は打たないとまた這い上がって人に噛み付くからという。
これは敗者に花を向ける日本の文化と大いに異なる。
上記朝日記事には惻隠の情のひとかけらも見当たらない。
昨日の安倍首相のお詫びの記者会見を報じたテレビ朝日の政治記者(名前は失念・ほくろの有るヤツ)は「会見の中でお詫びの言葉は三度ほどしか無かった。 これでは国民の理解は得られない」と言っていた。
瞬間、思わずテレビ画面に向かって突っ込みを入れた。
「謝罪の言葉を数えるようなゲス野郎! 理解しないのは、てめーだけだろう!」
まさに中国の発想そのもので一国の総理大臣を「水に落ちた犬」とでも見ているのだろうか。
いや、朝日は「水に落ちた犬を叩くのではなく、自ら犬を水に落とした」して嬉々としているのかもしれない。
同じテレビ朝日の「やじうまプラス」のコメンテーター元朝日編集委員の萩谷順のコメントも中国文化そのものだった。
会見中の「一国会議員として」の一言を捉えて
「経験も無ければ能力も実績も無いのに一国会議員も無いだろう」と発言し議員さえも辞めろといわんばかりの態度。
この男、現在は法政大学教授というが、以前の田嶋陽子教授といい、この男といい、こんな連中が教授をするようじゃ法政大学のレベルも下がったものだ。
思想信条が違うのはさて置いても、去り行く首相が病気でやつれた姿で謝罪するのを棒で叩く マスコミの暴言に品性のかけらも無い。
安倍首相を政権の座から引きずり落としたのはマスコミと官僚の利害が奇妙にも一致したからだ。
ライオンヘアを振り乱して抵抗勢力に立ち向かう小泉前首相に比べて安倍首相はパーフォーマンスの派手さで格段に劣った。
だが、短い期間で成し遂げた実績は決して前首相に劣らない。
あまりマスコミは取り上げなかったが(むしろわざと取り上げなかったのだろうが)、安倍内閣が歴代内閣が先送りしてきた教育基本法の改正、教育関連3法の改正、国民投票法の制定、防衛庁の省昇格、公務員法の改革を断行した功績は大きい。
だが、この功績も裏を返せば、安倍首相とは思想信条の対極にある大手マスコミにとっては負の功績に過ぎなかったのだ。
「戦後レジームからの脱却」とは有る意味で朝日新聞を代表とする左翼メディアの壊滅を意味していた。
「日の丸・君が代反対、護憲」の朝日にとって安倍政権は打倒すべき仇敵であった。
一方、公務員制度改革に密かに反抗する官僚たちを敵に回したことで、計らずもマスコミと官僚にとって安倍政権は打倒すべき共通の敵となった。
以前に安倍内閣は公務員制度改革という虎の尾を踏んでしまったと書いたが、同時にマスコミという狼、もとい、ハイエナの尾も踏んでしまったのだ。
政治家は意識するしないに関わらず叩けば多少のほこりは出るもの。
それが安倍内閣になってから突然異常にほこりが出続けた理由は官僚のチクリと不作為の抵抗にある。 決してこれまでの歴代閣僚が清廉潔白であったわけではない。
それを連携プレーで針小棒大に騒ぎ立てたのがマスコミだといえば分かりが早い。
その間をうまく泳いで参院選で民意を勝ち取ったのが民主党だといえばなお分かりやすい。
福田VS麻生の対決もマスコミの「麻生クーデター」とかの怪しげな風評でかく乱しマスコミの思想信条に近い福田に導いた構図も同じだった。
マスコミの思想・信条に近い媚中派内閣には早速中国より歓迎の知らせが入っているときく。福田新総裁 中国紙「アジア重視」に好意的(産経イザ/共同配信記事)
福田新首相に中国が祝意「戦略的互恵関係を推進」 (9月25日 18:35)
総理大臣選出後は中国に金印を貰いに柵封の旅をすると揶揄する向きもあるが・・・。
日本のマスコミでは椿発言が今でも生きている。
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