「吉永小百合・坂本龍一チャリティーコンサートin沖縄 平和のために~海とぅ詩とぅ音楽とぅ」(主催・公演実行委員会)が5日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター劇場棟で開かれた。吉永さんによる平和の尊さを呼び掛ける詩の朗読に合わせて坂本さんがピアノを演奏し、約1700人の観客を魅了した。

吉永小百合さん(左)と、坂本龍一さん(Photo by zakkubalan©2017Kab Inc.)

 アンコールでは、小学生から高校生までの子どもたち36人と、歌手の古謝美佐子さんも一緒に「てぃんさぐぬ花」を歌った。

 吉永さんは「いつか坂本さんと一緒に沖縄で(ステージに立ちたい)と願っていた」と話し、沖縄での演奏は初めてという坂本さんも「長年の夢が叶いました」と感謝した。

■読者のコメント

チャリティコンサートの日。昨日に続き尖閣周辺で中国公船が確認され、5日連続となった。1隻は機関砲のようなものを搭載していた。

 吉永さんは「沖縄詩歌集~琉球・奄美の風」から「ひとつながりのいのち」や、「へいわってすてきだね」など平和の詩を朗読。坂本さんがピアノの優しい音色を響かせたという。

 観衆は約1700人。どれだけの人がコンサート前に、少し先にある「米軍港新基地建設予定」の「浦添の海」のさざ波に耳を傾けただろうか?中国武装船のニュースを耳にしたのだろうか?
「音楽は感性」の問題と言われればそれまでだ。

 吉永さんは「いつか坂本さんと一緒に沖縄で(ステージに立ちたい)と願っていた」と話し、沖縄での演奏は初めてという坂本さんも「長年の夢が叶いました」と感謝した。満足して沖縄を後にする2人である。

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沖縄2紙から沖縄情報を得て利口ぶったご両人の薄っぺらな平和論は、同じく沖縄2紙から情報を得て得意満面のドコゾの国の前首相も全く同じ。

この前首相の逮捕状は、「反乱容疑」および「公金横領」。
宜野湾市議会の辺野古促進意見書も、辺野古区民の容認も、一つの民意ですよね。国民としても辺野古推進の現政権が支持されている。

【単独インタビュー】民意に耳を傾けないのは誤り スペイン・カタルーニャ州前首相プチデモン氏 沖縄の新基地建設に指摘

1/6(月) 7:08配信

琉球新報

 スペイン北東部カタルーニャ自治州で2017年10月に独立の是非を問う住民投票を実施したことで、反乱容疑などに問われているカルラス・プチデモン前州首相(57)が4日までに、滞在先のベルギーで琉球新報の取材に応じた。プチデモン氏は米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り、昨年2月の県民投票で示された反対の民意を日米両政府が無視していることに関して「民意に耳を傾けないことは誤りだ」と述べた。「住民投票の結果を尊重するのは民主主義のルールだ。無視をせず、政治的に対話することが政府の義務だ」などと語った。

スペイン・カタルーニャ自治州とは? 住民投票経て独立宣言 政府は反乱罪で州閣僚ら訴追

 プチデモン氏への取材は研修でカタルーニャに滞在中の友知政樹沖縄国際大学教授の仲介で行った。プチデモン氏は沖縄に在日米軍専用施設の70%以上が集中していることを「知っている」と述べた

 辺野古新基地建設を巡り政府と県の裁判闘争が続いていることと同様に、スペイン中央政府はプチデモン氏らカタルーニャ自治州の元閣僚らを訴追し、政治的課題を司法に持ち込んでいる。そのことを挙げて「スペイン政府に司法の独立性を確保するよう、国際社会から勧告が出ている。政治的利益と裁判所がいまだにリンクしているのは独裁政権期から続く負の遺産だ。民主主義の向上に歯止めをかけている」と述べた。

 政府によって自己決定権を侵害されている地方として沖縄やカナダのケベック州などを挙げ、「国家の抑圧を前に手を取り合い、自分たちの未来を自分たちで決めるために取り組まねばならない」と強調した。

 プチデモン氏は2016年に州首相に就任。17年10月1日の住民投票で独立賛成は90・18%(投票率43・03%)だった。スペイン中央政府は「投票は違憲」として、プチデモン氏ら当時の州閣僚らに反乱罪容疑で逮捕状を出した。元州閣僚らには19年10月、禁錮9~13年の実刑判決が出た。

 プチデモン氏は17年10月末からベルギーに避難、スペイン中央政府は欧州逮捕状を出している。一方でプチデモン氏は19年5月の欧州議会議員選に当選、スペイン政府は就任を認めなかったが、同12月19日にEU司法裁判所は当選の有効性を事実上認める判断を出した。
(宮城隆尋)