地面に落ちていた果実を見つけて条件の良い場所で撮ってみました。カジカエデは2つの果実(分果)の開き具合があまりなくほぼ平行に近いものです。翼が発達すると重なり合うのですが、この果実は未発達の状態で落ちてしまったようです。
カジカエデは日本海側には見られない種で東北南部から太平洋側に自生している高木です。秋の紅葉は綺麗で火のような「火事」カエデかと思いきやクワ科のカジノキに似ている葉だそうでこちらから来ている名前なのだそうです。しかし、個人的にはあまり似ていないと思うのですが・・。葉の出る前の花の時期も「火事」のように赤くなるのでなかなか捨てがたい素敵な樹です。