昨夜観劇してきました。
久しぶりのサスペンス。演出は演劇大学講師・文学座の松本裕子さん。
原作は ロべール・トマ。
タイトルどおり私自身が罠に嵌まったような作品でした。
勝手な解釈ですが、この原作は結から構成されてるなって思いました。
大胆などんでん返し。
登場人物６人が全員罠を仕掛けていた。ってこと。
騙されなかったのは５人。
大仕掛けの１人だけが騙されてた！。
そして観客の全員が騙されたのではないでしょうか。
音読に入りましたが、怪談物は難しいが正直な気持ちです。
今までは人情ものを好んでやっていますから初めての取り組みです。
怖そうにやり気味では面白くなりません。
行動の線が怖いのであって、そこを正確に掴んで言葉を出さなくてはなりません。
基本は人情もの・怪談物も同じ。
しかし、怪談物は彼の世が絡んできます。ここは難しい世界であることは確かです。彼の世は人知で理解は出来ません。そこをどうとらえるかしかないのです。
やっとなんとか尺合わせできたかな！？。
久しぶりのネタ帳作成、形にするまで結構悩みました。
携帯して１か月で覚えます。
豊志賀の死を１０分少々で構成に挑戦、書いていますが多くの事に気が付きます。
原作では約１時間の尺、短くする構想は出来ているのですが台詞（会話のやりとり）がどうも説明的になってしまっています。
志ん朝師匠はその点が色々な作品を視聴して、すごいなと舌を巻きます。
書かれた作品・出来上がった作品の良し悪しは判るのですが、そこを創っていく作業をして自分にはその能力は無いと思い知らされます。
書かれたもの・台詞があって、そこから役作りをしていく作業は苦しみながらもやってきた経験から挑戦は続くのですが。
多くの発見が出来る様、取り組んでまいります。
昨日スマホに着信ニュースで銃撃されたことをほぼ同時刻に知りました。
そこからテレビのニュースも一斉に報道が終日なされ実態が少しづつ判って来ましたが、残念なことにお亡くなりになりました。
現場にいた聴衆の言葉・地元の言葉・与党野党のコメントなど。民主主義の冒涜、言論と暴力、セキュリティーの問題など。
一夜明けた今日、私は重たい気持ちで目が覚めました。なぜこのような理不尽と思えることが実際起きてしまったのか。
事件の解明がこれから進んでいくとは思いますが、犯行に至った経緯も判ってくるのでしょう。
安倍元総理の６７歳の御生涯に、なんと申し上げてよいのか。暗い闇の中に放り込まれたような心境です。
