千文字の山

私は、これほど努力したのだ。約束を破る心は、みじんも無かった。・・・

・・・私は、醜い裏切り者だ。どうとも、勝手にするがよい。やんぬるかな。

⑤　の部分の一節で約千文字の独白、ここが山場です。

ここを乗りきれば、最後まで一気に行けるのですが、

なかなかの難関です、精神の揺れうねりをダイナミックに表現しようと取り組んでいます。

しかも、よどみなく舌を回す、よほどしっかり暗記していないと不可能です。

私もここで足止めされている。

あとひと月

朗読してレコーダーに録音して聞いてみた。

やはり一本調子であった。

暗唱して変化をつける狙いは間違っていない。

ひと月後の上演に向けて最良の稽古を積み上げないと。

昨日、プロットを八つに分けた。

①　シラクスの市に妹の結婚式の買物に行き、暴君の邪知暴虐を知る。

②　王城に行き暴君に対立、処刑が決まるが結婚式のためセリヌンティウスを人質に三日の猶予をもらう。

③　村に帰って結婚式を挙げ村と別れを惜しむ。

④　約束の処刑の日、身代わりの友を救うために出発するが全里程半ばで川の氾濫で濁流との闘い。

⑤　山賊を打ち倒すが疲労し動けない、メロスは苦しみ裏切り者として諦めていく。

⑥　足もとの清水で疲労回復し再び立って走れるようになり、シラクスの搭楼が見える所まで着く。

⑦　友の弟子フィロストラトスが待っていた。刑場に死力を尽くして突入する。

⑧　約束が遂行された。メロスは途中で欺いたこと、人質の友は疑ったことを詫びる。
　　王は二人の様子に自身の間違いに気づき改心する。

とまあ、こんな風になる。

分けたプロットでメリハリをつけていき、一言一句原文の通り暗唱をする。

口の体操を充分して取り組まないと、走れメロスの文章は発声がきちんとできないのである。

手応え

この連休に全部を暗唱したいと取り組みましたが、

結果は８割方、先程　本を手にして暗唱を通してみた。

音入れなし、引っ掛かりもしましたがイメージに近くなってきました。

４０分でした。

一番心配していた声の擦れ痰の絡みも略なく、一応安堵しました。

水も要りませんでした。

今は一日も早く、一言一句を覚えなければの心境。

最後のセリヌンティウスとメロスとのやり取りでは、

目から涙が吹き飛びました。

からだつくりは先月故障が色々あったので、無理をしない程度に。

声を４０分間よどみなく持たせること。

当面こんな思いでやっていきます。

ひょっとしたらライフワークにできるのかな！？。

中学・高校生なら観客ターゲットにできそうです。大人はもちろん。

小学児童には少し難解かな・・・夢は大きく広がりますが。

約束を果たし、期待以上の作品にしたいなと考えています。

謎が解けた

メロスで１カ所だけ引っかかっていた。

モノローグの後半部分

・・・私も死ぬぞ。君と一緒に死なせてくれ。君だけは私を信じてくれるにちがい無い。いや、それも私の、ひとりよがりか？・・・

---日没までに間に合わない葛藤のなかでの吐露---

この後再び走れるようになって、間に合うのは言うまでもなくですが。


---そのときのメロスの迷い---

★日没に間に合わない想定→セリヌンティウスは処刑→メロスはそれをみて死ぬ

・・・のモノローグに照らし合わせてみると謎が解ける。

これまで、一度も信実は破られなかったが、セリヌンティウスは処刑されるとき信実の崩壊を実感しないであろうか！？。

否である！。崩壊しなければならないのである。

☆これでやっとそのあとに続く言葉が繋がってきた☆

採取

　　

昼ごはんの後、皮を剥いでみた。

根元が濡れているのでもう少し乾いてからにしようと止めたが、

４、５枚剥いでこれだから、一本だとかなりの量になると思う。

追い追い暇をみつけて束子か箒でも作ってみようかな。

こんなんで良かったらあげますので皮剥ぎにきてくださいm(_@@_)m.。