昨夜、神田伯山で聴いた。
大岡政談のひとつで、主人公が数々の人殺しをしていく話。
「真景累ヶ淵」も人殺しの連続の噺で長編、参考にしたいので一気に聴いた。
伯山は19話に分けて1日4席連日公演でやっていた。
全編で約8時間になるのだろうか真景と同尺と考えていい。
伯山は見事であった、彼はこの作品に向いている講釈師だと舌を巻いた。
上手いし話しの繋ぎ方がいい。
真似をしたいところが多くあるが、真景累ヶ淵は因縁を物語の展開のベースに縦軸として伝えるところが違いだと思っている。
この大作をライフワークにしたいと思い長い闘いのモチベーションに刺激をくれた神田伯山の「畦倉重四郎」であった。