田布施座

演劇でつながる、役者で伝える。

演劇人の生活

2018-12-30 13:38:49 | 日記


地方で演劇人の生計について一時期考えていたことがあります。

旅巡業公演で生計を立ててやっている劇団(人形劇・学校公演など)でも何十年も持続は大変だろうな。

だから皆、東京でプロの世界に憧れて将来を託すが生業とするには多くの難関を突き抜けなければならない。

わたしは20代僅かの期間プロの劇団にいましたが、それでも役者の生活の大変さは実感することができました。

今でも現役演劇人とのお付き合いの中で、有名劇団の役者さんでも それだけで生活できる人は1割くらいと聞いています。今年の2月上京の折40年ぶりに同期生が劇団で頑張っているお話を伺いましたが大変だろうなと思いました。

わたしは28歳で東京から帰ってきて商売をしながら現在に至っていますが、55歳のとき演劇活動を再開し11年が経ちました。

地方で役者として生計を立てることは99.9999%無理(脚本家は別として)と、でもゼロではない。

そのような環境のなかで社会人演劇は展開されています、なかには大きな夢を抱いてこれで食っていこうと目標を持っているのが有るかも。

食える食えないが目的ではない、目的は感動できる演劇を創りたい伝えたい、そんな気持ちで取り組んでいます、わたしもその一人。

地方でもよく耳にします、お金の取れる演技がしたい。この一線は自分としてはイメージできます、その人の演技を見れば分かります。例え五百円・千円取れたとして生業には程遠い間間です。でも、その姿勢と取り組みが地方演劇の社会人演劇を変えていく一歩に成ることも否定はできません。

私は今年金と商売で演劇活動をしていますが、70代は年金と演劇活動だけでやっていきたいと思っています(^_^;)。
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