田布施座

演劇でつながる、役者で伝える。

青年劇場「島」

2016-11-30 23:05:49 | 日記
40年ぶりの同期生との再会と、40年ぶりの劇団公演の観劇。

「島」は正味2時間30分の物語でした。

岸田戯曲賞の作品で本来は3時間あるそうです。

間に15分の休憩。時間が長く感じませんでした。

退屈させなかったということで、役者の表現と客席の反応がマッチしていた。

青年劇場のファンがいるのかなと思った程でした。

脚本を30分削ったことで主役の変化が分かり難かったのかな?。

でも違和感はありませんでした。

人間は割り切れない者で主役の学自身の迷いで解釈すれば、納得できます。

脇も良かったと思いました。

特に同期生の川下きん役、笑いを引き出して良かったし、

彼女は劇団で一緒のときから色がありました。

この配役では一生を働き詰めで貧乏で子だくさんで原爆の犠牲で亡くなるのですが、

そんな生き様の演技にもどことなく色っぽさを表現しています。

大先輩の80歳の女優さん50代の演技、脱帽でした。

近年いろいろな再会に恵まれて人生の喜びを体験しています。

コメント
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