「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

OBのゼミ訪問&現役生を交えた夕食会に思う

2015-07-02 23:20:55 | 小村ゼミ
木曜4、5限はゼミの時間。
就職活動で欠席した4年生はともかく、メール一つ寄越さないで欠席した3年生には、
「来る者拒まず、去る者追わず」と言うしかないが、それは横に置いておくことにしよう。

昨年(2014年)3月の卒業生で東京消防庁に職を得たS君が、ゼミに顔を出してくれた。
S君と会うのは卒業式以来だが、その雰囲気の変化、と言うよりも成長ぶりは、
かつてのゼミ担任として、やはり嬉しい。

東京消防庁の一員としての仕事ぶり、消防学校での生活、大学時代・ゼミ生時代の思い出等々、
いろいろなことを話してくれた&現役生の質問にもていねいに答えてくれた。

「先輩に学び、後輩を育てる」ことをモットーとしている「旅の坊主」こと小村ゼミであるが、
こういう形で、卒業生がゼミを訪問してくれて、そして今の仕事ぶりのこと、今に至る道筋のこと、
いろいろと語ってくれることが、何よりの教育になっている、と思う。

後輩は、そのような先輩の姿を見て、いつかはああいうふうになりたい、と思ってくれただろうし、
自分に後輩が出来たら、そのような姿を見せることが出来るだろうか、と、自問自答してくれることと思う。

最近の定番となりつつある、木曜ゼミ後の「ステーキのあさくま」での夕食会、
今回はS君と現役生6名(1年×3人、2年~4年が各1名)、「旅の坊主」も交えた8名で
テーブルを囲むこととなった。

いつも思うことだが……。
高い山は裾野も広い。S君の話は、一人でも多くの学生に聞かせたい、とも思う。
しかし、「笛吹けど踊らず」は、日々感じているところ。
敷居を低くすることも考えないではないが、それは今日も、学生の側から反対された。
やはり「来る者拒まず、去る者追わず」、が、あるべき姿なのだろう。

OBが当たり前にゼミを訪問してくれて、現役生と語り合い、食事を共にする。
現役生にとっての「居場所」、学びの雰囲気のない本学の中で真面目に将来を考える者が集う「避難所」、
OB・OGにとっては、自分の大学時代の原点であり、懐かしい場所。
そういう場&関係性を作ることが出来れば、と、ずっと思っていたが、何とかその思いが形になりつつある。

S君が新生小村ゼミの1期生。
夕食会に参加した6名のうち3名は、この春に大学に入ったばかりの1年生だが、彼らが6期生。
これから先、このような場・関係性を、どこまで拡げ発展させていくことが出来るか。
それが問われている、と思っている。

明日7月3日(金)、4年生2名の将来を決める就職試験の(一次だが)発表がある。
何とかなってくれればよいのだが……。


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