「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

富士市DIGセミナー(仮称)月例開催が固まる:毎月第3土曜日は富士市でのDIGの日

2015-03-27 18:55:18 | DIG
午後から、富士市防災危機管理課の旧知の方々4名が研究室を訪問され、
もうすぐ始まる来年度の地域社会向けDIGセミナーのあり方について議論する。

8月にDIGマスター養成講座として2日間のプログラムを2回やってくれないか、
とのオファーだったのだが、
当方から、かねてから考えていた富士市におけるDIGセミナーを第○何曜日と決めて開催することを提案、
本学(小村研究室)と富士市のコラボで、月例のDIGセミナーを実施しようとの方向で、
話がまとまる。

4月は準備期間として、5月16日から原則として毎月第3土曜日に、
まずは本学(常葉大学富士キャンパス)を会場にスタートさせることになった。
(8月期のみ8月1日(土)に実施、また1月はお休み)
最初の3回は本学で実施、その後は要望があれば市内の「地区センター」への出前も検討しつつ、
地震・津波防災(状況により風水害・土砂災害)の基本的なところについて、
6時間といういささか長時間ではあるが、基本的なところをゆっくりと説明出来れば、
と思っている。

聞けば、富士市のハザードマップは好評とのことで(そりゃぁそうだろう!素晴らしい出来なのだから!)
これをほぼコピーする形で富士宮市のハザードマップも発行されるとのこと。
(某航空測量会社は、富士市の担当者からしっかり勉強させてもらったのだが、
そのことをしっかりと自覚していると良いのだが。)
その中にもDIGのページがあるのだが、見開き4ページというコンパクトなものだが、
大変質良くまとめて下さっていることに感謝。
これが雛形になっていけば、とも思っている。

富士市や静岡県東部では地侍の「旅の坊主」ゆえ、
一度始めれば5年は続けないと、と、思っている。
人を集めることが大変だということはわかっているが、富士市にもお手伝いいただき、
ともかく、静岡and/or富士に行けば、しっかりしたDIGとDIGを介した地域防災論議が聞ける、ということ、
そのような定評を得られるまでは続けなくては、である。

防災危機管理課の親しいOさんが、内閣府(防災担当)に1年間出向されるとのことで、
富士市の防災危機管理に携わる者としてはちょっと残念ではあるが、
内閣府防災にしっかりとした地侍の意気込みを伝えてもらいたいなぁ、と願っている。

セミナーの内容については、前半の3時間でパッケージ化されたDIGのプログラムを行い、
後半の3時間ではその解説を兼ねて、地域防災のあり方について説く、
そのようなものにする予定。

というので、ご関心ある方々、遠慮なくお問い合わせ下さい&
富士市内に限りませんので、多くの方のご参加をお待ちしておりますm(_ _)m