「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

東京にて終日を過ごす

2011-03-02 23:22:02 | 中米防災協力(プロジェクトBOSAI)
2011年3月2日(水) 

幕間の一日

ゆっくり目に家を出る。まずは新橋へ。
「洋服の青山」開店と同時に飛び込み、
シャツを2枚とベルトを購入。

何せ稲毛の実家(自宅)では、
出国前に撤収した富士からの引っ越し荷物が開梱されずに山積み状態。
服がどこにあるかもまだ……、というところ。
というので、週末のイベント対策用。

そのまま銀座線で三越前駅へ。

中米で読んでいた日本経済新聞に、
三越前駅に直結した「コレド室町」の記事があった。

かの「にんべん」の日本橋本店「だし場(バー)」も面白い挑戦と見たが、
何といっても目を引いたのが、日本橋「木屋」という刃物専門店の話。
創業1792年という老舗。

老舗の店員さんの商品知識の豊かさについては、
最近はご無沙汰だが、京都・寺町の蓬莱堂茶舗に行った時の
ご主人の説明の素晴らしさに感銘を受けたことがあった。
この「木屋」さんでも、そんな良い話が聞けるのでは、
との思いがあって、この機会に訪問させてもらう。

期待通り、否、期待以上のお話だった。
ものを切るということ、ものが切れるということ、
値段の差の意味、包丁の種類、形、等々。
いろいろと教えていただく。

「旅の坊主」の事情を話し、商品を勧めてもらう。
かなりの額ではあったが、この機会に一ついただく。
一生モノ。あとはこれをしっかりと使いこなせるか、である。

昼前に市ヶ谷のJICA本部へ。
前任のHさん、大先輩のOさんのお二方と昼食。
久しぶりに、美味しい日本の蕎麦をいただく。
その後、Hさんと1時間余、諸々の打ち合わせ。
やるべき課題の大きさと、自分の能力のアンバランス。
まだまだ、現実的なところが見えてこない……。

打ち合わせ後、お世話になっている四ツ谷駅前のY歯科に顔を出し、
土産モノのコーヒーを差し上げた後、東京駅へ。

日本にいる時にはよくお世話になっていた
日本橋口バスターミナル近くのレンタルオフィスで、
のびのびになっていた原稿に、ようやく着手。
スイッチが入るまでに時間がかかる割に、
手を入れ出すと徹底して……、というのが悪い癖。
3時間で何とかなるかと思ったが、残念ながら持ち越しとなる。

18時半、八重洲口のとある海鮮居酒屋にて、
親しい仲間が何人か顔を出してくれ、一時帰国の歓迎会。

日本ミクニヤのTさん、パシコンのAさん、
知る人ぞ知る役所屋本舗のO爺とOさん、
そして20年来の良き相談相手であるS姐御。
インフルエンザでMさんが参加出来ないのが大変残念だが、
こういう方々と飲めるお酒は大変美味しい。

「旅の坊主」がやらなくてはならない仕事・活動は何なのか、
改めて確認をさせられたような次第。

Oさんから、出来上がったばかりの著書をいただく。
「旅の坊主」としても、本を書く算段を本気で考えなくては!

皆が旅疲れを気遣ってくれて、一次会でのお開きとなったが、
調子に乗って飲みすぎたせいか、車中で爆睡&寝過ごす。
稲毛を通りこして佐倉まで運ばれてしまった……。



                          (3月7日アップ)