6月2日(月)午後、TDMMO(テヘラン市総合災害管理局)で部内者
向けのセミナーを行い、その後JICAイラン事務所を表敬訪問。この日の
予定はこれで終わりました。翌日はオフ(エマーム・ホメイニーの命日に
絡む連休)。というので、夜遊び?に出ることにしました。ショウさんの
案内で、まずは市の北部にあるタジュリーシュ広場へ。
テヘランに来て、初めて人の営みに触れたような気がしました。妙な
もので、日本で言えばアメ横のような場所に行くと、なぜかホッとします。
タジュリーシュ広場近くのバーザールにはそんな感じがありました。当地
に着いてから動いた範囲では、何というか、人間臭さというか人間らしさ
というか、そういったものが感じられなかったのです。厳格なイスラム教国
だからかなぁ、と思っていたのですが、どうやら早合点だったみたい。
(ちなみに、中東最大規模と言われるテヘランのバーザールは、もちろん
まだ行っていませんが、もっとすごいのでしょうね。)
タジュリーシュ広場からさらにタクシーで、市街地の北側に広がる山の
中に入っていき、ハイキングコースの出発点にもなっているというダル
バンドへ。かなりきつい上り坂の両側に、段々畑のように店が広がって
います。ショウさんお勧めの店はお休みだったので、谷の一番奥のミラド
という店へ。「○○と煙は……」で、最上階に行けば、いす席ではなく、
水タバコ用の絨毯席。でも聞いてみれば食事もOKとのことで、ビール
もどきのジュースを飲みつつ、ショウさんはエビのフリッター、私はケバブ。
それにサラダとバターライス。ショウさん曰くの「紙パン」なるクレープもどき
は料金に含まれているみたい。
店に着いたのは21時近くだったと思いますが、22時を過ぎてもどんどん
人が増えるばかり。翌日が休日とはいえ、子供が多いことにもびっくり。
男同士、女同士、家族づれ、親戚、カップル等々。夜中近くになっても
みんな揃って飲み語り、でした。こちらも食後に水タバコをたのみ(タバコ
なんて10年以上かも……)、紅茶を飲みながら、そこで気付きましたねぇ。
イスラム諸国の人はストイックだなんて、根拠のない単なる先入観でした。
絨毯に胡坐をかき、あるいは片ひざを立て、水タバコを回し飲みしながら
(ちなみに吸い口は人数分用意されます)、思いっきり吸い込んだ水タバコ
で少しクラクラしつつ、とりとめのない話に興じいつしか時間が過ぎていく。
確かに「(アルコールという意味での)飲みニケーション」ではないけれど、
イスラム圏だって、ちゃんとこういう時間の過ごし方を用意してくれていた
ことに、初めて気付きました。自分の世界の何と小さかったことか。やはり、
人と人とのつながりって、国や民族は違ってもどこかに共通する部分が
あるみたい。
ほんの数時間の経験でしたが、イランの(広くイスラム圏の)人との
距離が一気に近くなったような、そんな一時でした。
向けのセミナーを行い、その後JICAイラン事務所を表敬訪問。この日の
予定はこれで終わりました。翌日はオフ(エマーム・ホメイニーの命日に
絡む連休)。というので、夜遊び?に出ることにしました。ショウさんの
案内で、まずは市の北部にあるタジュリーシュ広場へ。
テヘランに来て、初めて人の営みに触れたような気がしました。妙な
もので、日本で言えばアメ横のような場所に行くと、なぜかホッとします。
タジュリーシュ広場近くのバーザールにはそんな感じがありました。当地
に着いてから動いた範囲では、何というか、人間臭さというか人間らしさ
というか、そういったものが感じられなかったのです。厳格なイスラム教国
だからかなぁ、と思っていたのですが、どうやら早合点だったみたい。
(ちなみに、中東最大規模と言われるテヘランのバーザールは、もちろん
まだ行っていませんが、もっとすごいのでしょうね。)
タジュリーシュ広場からさらにタクシーで、市街地の北側に広がる山の
中に入っていき、ハイキングコースの出発点にもなっているというダル
バンドへ。かなりきつい上り坂の両側に、段々畑のように店が広がって
います。ショウさんお勧めの店はお休みだったので、谷の一番奥のミラド
という店へ。「○○と煙は……」で、最上階に行けば、いす席ではなく、
水タバコ用の絨毯席。でも聞いてみれば食事もOKとのことで、ビール
もどきのジュースを飲みつつ、ショウさんはエビのフリッター、私はケバブ。
それにサラダとバターライス。ショウさん曰くの「紙パン」なるクレープもどき
は料金に含まれているみたい。
店に着いたのは21時近くだったと思いますが、22時を過ぎてもどんどん
人が増えるばかり。翌日が休日とはいえ、子供が多いことにもびっくり。
男同士、女同士、家族づれ、親戚、カップル等々。夜中近くになっても
みんな揃って飲み語り、でした。こちらも食後に水タバコをたのみ(タバコ
なんて10年以上かも……)、紅茶を飲みながら、そこで気付きましたねぇ。
イスラム諸国の人はストイックだなんて、根拠のない単なる先入観でした。
絨毯に胡坐をかき、あるいは片ひざを立て、水タバコを回し飲みしながら
(ちなみに吸い口は人数分用意されます)、思いっきり吸い込んだ水タバコ
で少しクラクラしつつ、とりとめのない話に興じいつしか時間が過ぎていく。
確かに「(アルコールという意味での)飲みニケーション」ではないけれど、
イスラム圏だって、ちゃんとこういう時間の過ごし方を用意してくれていた
ことに、初めて気付きました。自分の世界の何と小さかったことか。やはり、
人と人とのつながりって、国や民族は違ってもどこかに共通する部分が
あるみたい。
ほんの数時間の経験でしたが、イランの(広くイスラム圏の)人との
距離が一気に近くなったような、そんな一時でした。