ラストスパートに向けた仕込みの2日目です。辞めさせられた?TDMMOの
スタッフの置き土産である避難に関する14のポイントに当方が追加、合計
17ポイントになりました。多少なりとも地震災害時の避難が抱える問題に
ついて、イメージを持ってくれればよいのですが……。まぁ、すべては明日、
実際にぶつけてみればわかる話です。生産的な議論が展開されるか、反発
を喰らうか。彼らなりにイメージを持ってくれるならば、反発されても一向に
構わないのですが……。
15時から1時間ほど、明日用の資料を説明しつつ、プロジェクト・マネー
ジャー氏との議論でした。短期的な問題解決方法と、長期的な問題解決
方法。「短期的な対策を考えても、本質的なところでは問題は解決しない」
と言っても、「明日きたらどうするのか?」「彼ら(区の防災担当者)は緊急
対応の人間であって、長期的な解決策(=建物の耐震性の向上)を訴えた
ところで混乱するだけだ」と、つまるところ議論は平行線。ただ、「イランでは、
本震の前に前震があるから(本当かよ?!)、その時に避難すれば助かる」
とは、さすがに言わなくなりました……。
区(住民は30~50万人くらいでしょうか)の防災担当者が本気で防災に
取り組んでいるのか、正直、極めて疑わしく思っています。予防と応急対応
が完全に分離しており、ほとんど没交渉なのも理解し難い。今日初めて知った
(というよりも無理やり説明させた)のは、市の災害対策本部はともかく、22
ある区にも、その下の市内371のマハレ(Mahalle、単純計算で1マハレ約2
万人)という地域の組織にも、関係機関が集まる防災委員会はないということ。
そういうことは、最初に言ってほしかったよねぇ……。
どうも、こちらが根拠を示しつつ、「ここはこうなっているはずだが?」とガン
ガン突っ込んでいかない限り、ないものでもあると言うのが、この土地の習い
のようです。そういうことがわかってきたころには、もう日本に戻らなくてはなり
ませんが……。
そうそう、大きな課題を持ち込まれてしまいました。避難訓練について
アイディアを提供してくれ、とのこと。日ごろから「避難で問題は解決しない」
と言っていることもあり、「旅の坊主」は多くの避難訓練のような本質的では
ない見せるための訓練は好きになれず、正直あまり関心もありません。でも
まぁ、何かを提供しないとさらに「あさって」の方向に訓練が行ってしまうなら……。
3日目はフリーディスカッションで済むかと思いきや、最後の最後まで、使い
潰そうというつもりみたいです。プロジェクト・マネージャー氏本人は、来る
つもりはないのに、ね。
前日、お疲れで夜9時にはベッドに入っていた川崎さんも、今日はOKとの
ことで、日本人スタッフ3人で夕食。過日行ったGhandi Shopping Center内
のMonsoonまでちょっとしたお散歩でした。たまたま隣のテーブルは、当地
の大学に留学中なのでしょうか、若い日本人の男女でした。声をかけても
よかったのでしょうが、多少訳ありで今回はパスにしました。縁があればまた
会えるでしょう。
洗濯、メール、本読み、原稿書きと、いつものような夜です。でも、ぼつぼつ
荷造りを始めないと、と思うと、ちょっとさみしいものがあります。また来る
機会はあるかなぁ……。
スタッフの置き土産である避難に関する14のポイントに当方が追加、合計
17ポイントになりました。多少なりとも地震災害時の避難が抱える問題に
ついて、イメージを持ってくれればよいのですが……。まぁ、すべては明日、
実際にぶつけてみればわかる話です。生産的な議論が展開されるか、反発
を喰らうか。彼らなりにイメージを持ってくれるならば、反発されても一向に
構わないのですが……。
15時から1時間ほど、明日用の資料を説明しつつ、プロジェクト・マネー
ジャー氏との議論でした。短期的な問題解決方法と、長期的な問題解決
方法。「短期的な対策を考えても、本質的なところでは問題は解決しない」
と言っても、「明日きたらどうするのか?」「彼ら(区の防災担当者)は緊急
対応の人間であって、長期的な解決策(=建物の耐震性の向上)を訴えた
ところで混乱するだけだ」と、つまるところ議論は平行線。ただ、「イランでは、
本震の前に前震があるから(本当かよ?!)、その時に避難すれば助かる」
とは、さすがに言わなくなりました……。
区(住民は30~50万人くらいでしょうか)の防災担当者が本気で防災に
取り組んでいるのか、正直、極めて疑わしく思っています。予防と応急対応
が完全に分離しており、ほとんど没交渉なのも理解し難い。今日初めて知った
(というよりも無理やり説明させた)のは、市の災害対策本部はともかく、22
ある区にも、その下の市内371のマハレ(Mahalle、単純計算で1マハレ約2
万人)という地域の組織にも、関係機関が集まる防災委員会はないということ。
そういうことは、最初に言ってほしかったよねぇ……。
どうも、こちらが根拠を示しつつ、「ここはこうなっているはずだが?」とガン
ガン突っ込んでいかない限り、ないものでもあると言うのが、この土地の習い
のようです。そういうことがわかってきたころには、もう日本に戻らなくてはなり
ませんが……。
そうそう、大きな課題を持ち込まれてしまいました。避難訓練について
アイディアを提供してくれ、とのこと。日ごろから「避難で問題は解決しない」
と言っていることもあり、「旅の坊主」は多くの避難訓練のような本質的では
ない見せるための訓練は好きになれず、正直あまり関心もありません。でも
まぁ、何かを提供しないとさらに「あさって」の方向に訓練が行ってしまうなら……。
3日目はフリーディスカッションで済むかと思いきや、最後の最後まで、使い
潰そうというつもりみたいです。プロジェクト・マネージャー氏本人は、来る
つもりはないのに、ね。
前日、お疲れで夜9時にはベッドに入っていた川崎さんも、今日はOKとの
ことで、日本人スタッフ3人で夕食。過日行ったGhandi Shopping Center内
のMonsoonまでちょっとしたお散歩でした。たまたま隣のテーブルは、当地
の大学に留学中なのでしょうか、若い日本人の男女でした。声をかけても
よかったのでしょうが、多少訳ありで今回はパスにしました。縁があればまた
会えるでしょう。
洗濯、メール、本読み、原稿書きと、いつものような夜です。でも、ぼつぼつ
荷造りを始めないと、と思うと、ちょっとさみしいものがあります。また来る
機会はあるかなぁ……。