「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

終日富山

2007-08-02 23:28:11 | Weblog
 8月2日

 何年前だったか、高岡市で行なった防災講演会で知己を得た
Nさんから熱心なお誘いがあり、富山県内の高校生を対象とする
ITセミナーで基調講演をすることに。

 今年のテーマは防災。ITリテラシーの極めて低い我が身と
しては、何を語ればよいのかという思いがあったが、ここは開き
直り、「ITで人が救えるのか」と、挑戦状をたたきつけることに
する。地震や津波、風水害等々による死者の発生メカニズムを
考えるならば、そう簡単に「ITで人助けができる」などとは
言えないはず。

 どちらかと言えば、高校生よりもスタッフのIT専門家への
メッセージだったのかも、と、後になって思う。

 確かにITは面白い。ロボカップ・レスキューにはほとんど
関心はないが、高専の学生によるロボコンはだいたい見て
いる。ITによるレスキューも食わず嫌い、なのだろうか……。

 夜、スタッフと共に、DVD「日本のインターネットの夜明け」を
半分まで見る。事情に明るい者にとっては懐かしい話なのだろう
が、門外漢にとっては大変新鮮な話であった。
 断片的な知識が少しは体系的になった、かな?

 (8月22日 バンダアチェにて記す)