治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

死んだふり支援への解毒剤

2013-12-12 09:25:54 | 日記
世界二大死んだふり支援といえば
1 様子を見ましょう
2 社会の理解があれば

であります。
よーく読んでください。
これだと支援者は、なーんにも仕事する必要がありません。
ところがぬけぬけとこういうこと言う支援は、広く蔓延しています。ここ横浜でも例外ではありません。

ある日のおしゃべり。

浅見「ねえ知ってますか? 横浜の療育って死んだふり系と修行系があって、死んだふり系・ありのまま系で環境調整環境調整だけやっていくと思春期で必ず崩れるので、それを立て直す法人があって、要するに支援に入って崩す法人と立て直す法人がはっきり分かれてるみたいですね」
保護者「浅見さん、よくご存じですね~。横浜療育裏情報。そうそう。状態を崩すところとその尻ぬぐいをして立て直すところとがあるんですよね」

ということでこの情報は知ってる人は知ってるみたいです。

だいたい問題行動に対し「環境調整」と「服薬」しか措置が執られておらず、しかもそれではかばかしい成果が現れなくても首をひねっておわり、という対応しかされていなかったらそれは「どこに出しても恥ずかしくない立派な死んだふり支援」と考えて間違いないと思います。

さて、なんでこんな情報をゲットできたかというと
都筑区の事業所から愛甲さんに講演依頼があったからです。
12月21日、ラポールで開かれます。

うちは告知協力していませんが
回るところには情報が回っていて
すでに100名以上集まっているらしいです。

最初都筑区の事業所から依頼があったときは
「どして? 都筑区って猿烏賊の巣窟でしょ? よこはま発達クリニックの地元でしょ? なんで愛甲さんに講演依頼? 治りたくない人が愛甲さんの話聞いてもそれって愛甲さんの無駄遣いじゃないの?」と疑問で頭がいっぱいだった私ですが
主催者の運営元である「社会福祉法人 同愛会」さんは
「死んだふり系支援者に環境調整というバカのひとつ覚え支援をされて崩れた人を立ち直らせる」という良い評判の法人であり
要するに愛甲さんを呼ぶだけの理由があったというわけです。

そして集まってくださる方々も
きっと猿烏賊ではなく、よこはま発達クリニックに通院もしていない方々なのでしょう。
「治りたくない」人は、愛甲さんの話を聞いても無駄になるはずです。
何しろ「治すセラピスト」なのですから。

いらっしゃる方々
皆さんはラッキーです。
発達障害は治る、ということを
愛甲さんの講演で確かめてください。

それにしてもすでに100名を越えているっていうことは
あの会場はそれくらい入るのかな。

実は1月13日の「新春ワクワクセラピー」のときと
同じ会場なのです。

「新春ワクワクセラピー」にお申し込みの方
告知後三日で、すでに定員を超えました。

実技を伴う講演会なので、若干スペースがよぶんに必要なのですが
50名よりは入ると思います。
ですから70名まで受け付けようと思います。

いずれにせよお急ぎください。

それと、いただいたお申し込みには100%返信していますので
返信の届いていない方はご一報ください。

昨日の記事では、東から来る方のために新幹線のご案内をしましたが
かなり遠くからもいらっしゃるので、一応羽田からのルートもご案内しておきます。

羽田空港と新横浜は
リムジンバスで35分です。
新横浜駅前で下りていただければ
目の前にラポール行き福祉バス乗り場があります。

時刻表をお確かめください。

皆様とお目にかかれるのを楽しみにしています。

愛甲さんの実践も、森嶋さんの実践も
双方とも日本中に蔓延している
「死んだふり支援」への強力な解毒剤ですからね。