治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

どこまで大目に見てもらえるのか

2013-12-02 10:06:07 | 日記

今度講師をお願いする一般社団法人ペガサスの木村志義氏のブログ。

このエントリ、激しく同意でした。
もちろん感じ方は、木村氏と私では違うのだと思いますが。
木村氏は私よりはるかに常識的な方だしアンチギョーカイでもありません。金太郎飴系の学会とかもりちぎにでていらっしゃるようです。

でもとにかく、研究者が「大変なお仕事」とか言うと
「じゃああなたは自閉症の人たちを就労させるのがそんなに大変だと思っているのですね?」とイヤミの一つでも言いたくなりますね。ていうか言うと思う。

ところで私が7日の講演会で皆さんにご披露したいなと思っていること。
それは、就労支援側の持っている情報と保護者側の持っている情報のすりあわせです。

保護者的には、「うちの子はパフォーマンス的に言うと健常者に劣るだろう。いったい行く場所があるのだろうか」という不安をお持ちだと思います。これは自然なこと。

一方で就労支援の、しかも行政の指定管理ではなく企業コンサル側の就労支援の方の口からは
「企業は障害者を探している。取り合いになっている」という話も聞くわけです。

この辺の情報を整理してみたいです。
木村氏は指定管理と企業コンサルの両方を経験されている貴重な方ですのでね。

そして10ヶ月で7人の方を就労に導いた木村氏に率直にききたいのは
「企業は発達障害特性をどこまで大目に見るか。あるいは見ないのか」なのですね。

ジョブマッチがうまくいき、配慮すればパフォーマンスは上がる。
時には健常者以上に。
これはきっと事実だと思います。

けれども「大目に見られている」場面もたくさんあるんじゃないかなあと思うんですよね。

じゃあ大目に見られる条件とか、知りたいなあとか思って。

ご興味のある方
今からでもどうぞ。
小規模ですが
北は岩手から西は京都や大阪から人が集まる講座です。
他の就労支援の方もいらっしゃいます。
そして花風社の客層なので
まだ就労には時間がある方たちもご参加されます。