孤独が寿命を縮めるということはよく言われることである、孤
独を感じることで血管系疾患のリスクを高めたり免疫力の低下
を引き起こすというのが通説である、それでは他人と一緒に生
活すればいいかというと必ずしもそういうことでもない。
人とのつながりと健康との関係を研究している専門家によると、
孤独がさまざまな健康リスクを高めることは多くの研究によっ
て示された確固たる事実、ただ絆が強すぎる地域では周囲のル
ールや慣習に従わないといけないという同調圧力がある、それ
がストレスとなって悪影響を及ぼし、抑うつの発生率や死亡率
が高くなるというデータもあるという。
実際孤独が長寿につながるというデータを検証してみると、同
居ならやらない買い物や家事をやることで生活にメリハリがで
る、面倒な交流をしなくてもいいということで対人関係のスト
レスがないことも充実感に繋がり長寿につながるのかもしれな
い、そう考えると孤独が必ずしも寿命を縮めるわけはないと言
うのも納得できる。