団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

人と会わない今が幸せという60代女性

2024年02月29日 | シニア女性の悩み

読売新聞の「人生案内」相談者は60代女性、学生時代、会社

勤めも40年間の専業主婦生活も常に友人にも健康にも恵まれ

何不自由なく生きてきた、一人娘は他県でくらしており、孫の

成長も楽しみだという、なんて恵まれた人だろうか、そんな人

がなぜ相談?と思いきやこの数年のコロナ禍で外出も控え友人

とも会えずつまらない生活と思ったら、なんて心地いいと感じ

てる、かえって今までのランチの付き合いなど煩わしかったと

気づいた。

 

旅行もショッピングも不要、家で庭に花を眺めるだけで幸せ、

しかしこのまま人と会わない生活でいいのだろうか?、ある意

味贅沢な相談である、この相談についての回答は、今心地よく

感じている日々は咎められるものではない、買い物や会食が減

った分、手にしたのは今日まで生きてこられたことへの感謝の

気持ちと孫を愛しく思う心です、素晴らしいことだという肯定

する回答であった。

 

コロナ禍が終息したら友人から誘いがあり、会えば懐かしいか

もしれない、しかし自分と向き合う時間が多い中で相談者の気

持ちは明らかに変化してしまった、もしかしたら現実のつきあ

いは終わったのかもしれない、だから会わないで終わる人間関

係があってもいいはずである、その代わり相手が残してくれた

心の宝をいつまでも大切にしたほうが賢明だと私は思う。


シニア女性にとって子供との同居は幸せだろうか?

2024年02月28日 | 老後の生き方

現在65歳以上の高齢者3600万人のなかで夫婦のみでの生

活する人が全体の38%、配偶者がいない子供との同居が26.

8%、子供夫婦との同居が13.8%、そして一人暮らしが1

7.4%である。

 

実際こどもと同居してるシニア女性の幸せだという声、幸せで

ないという声を集めてみた。

■2階に息子一家が暮らしているので毎日交流できる(72歳)

 

■娘夫婦が同居しようと言ってくれたのが嬉しかった(63歳)

 

■同居している46歳の娘に干渉されるのがつらい、めまいが

止まらない(71歳)

 

■夫の死後、長男夫婦の要望に従って二世帯住宅に、孫が小さ

いうちは頼りにされたが私の手がいらなくなると誰も口をきい

てくれなくなった(82歳)

 

この事例のように同居する人の満足度が低いのは家族とうまく

いかなかったりコミュニケーションが取れなかったりすると生

活の満足感が急激に下がるのかもしれない、また嫁姑の問題で

事を取り上げられ必要とされなくなったと悲観するケースも

決して少ないとはいえない、そう考えると一人暮らしでも同居

でも置かれた状況によって違うし、子供との同居が一概に幸せ、

不幸せとは言えない気がする。

 

 


老いを激しく嫌悪するとき

2024年02月27日 | 介護

劇作家で演出家の鴻上尚史氏の著書「ほがらか人生相談」で老

いた父親についてふれている、身体が不自由になり介護用おむ

つから大便が漏れ、それがベッドに広がり、毎回母親がその処

理をしてたという、その時の心情を俳句が趣味の父親がメモに

残していた「糞まみれ、これがおのれか歳暮れる」

 

鴻上氏の父親は40年間小学校の教師を勤め、地域の自治会長

もやり、色んな会合でリーダー的存在だっただけに苦しい胸の

内を俳句にぶつけたのかもしれない、実は私の父も晩年認知症

になり、おむつをして夜中に大便が漏れることが度々あった、

その始末を母がしてて私が実家にいくと、いつも愚痴をこぼし

てたものだ。

 

父が亡くなって当時の心境を殴り書きで書いてた大学ノート

を見つけた「情けない、惨めだ、なんで俺が認知症に」正直

息子として生前もっと寄り添ってればと複雑な気持ちだった、

人間は齢老いて自立することができなくなると老いを激しく

嫌悪するということを痛感した。

 

 

 


70代が危険な期間と言われてる理由

2024年02月26日 | 老後の生き方

認知症や要介護になる人の割合は70代になると60代の5倍

をこえる、だから健康寿命を延ばすためには、できることを減

らさない、今できていることをやらなくなるのは老化防止の観

点から非常に危険である、これは精神科医で多くの著書を出し

ている和田秀樹氏の言葉である。

 

元気な80代を迎えるには外に出ること、できることを減らせ

ない、料理をしている人は辞めずに続けること、その意味では

運転免許は返納すべきではないとうのが和田氏の持論である、

運転免許を返納すると6年後の要介護率は2.2倍になるとい

う。

 

平均寿命と健康寿命の差は男性が9年(平均寿命81歳、健康

寿命72歳)女性が12年(平均寿命87歳、健康寿命75歳)

病気や認知症などで誰かに介護されたり、場合によっては寝た

りになったりして生きる平均期間である、この平均寿命と健

寿命の差を考えると確かに70代は危険な期間といえるかも

れない。

 

 


年金生活シニア女性の家計簿

2024年02月25日 | シニア女性

最近シニアの家計簿というタイトルで色んな雑誌で年金生活者

の家計簿を目にする機会が増えた、そんな実例を見るとやりく

り上手の人が多い、ただ預金額がわからないケースが多いので

実態をつかみにくいことも確かである。

 

女性のひとりぐらしの場合は国民年金は5万円前後、遺族年金

の額によって年金収入が大きく違ってくる、亡くなったご主人

がサラリーマンであれば遺族年金が10万円前後が多く、合計

15万円で生活しており、耐久消費財(冷蔵庫、洗濯機等)の

購入は預金を取り崩している、ご主人が自営業者であれば遺族

年金がなく国民年金のみとなり生活は厳しい、当然預金を取り

崩す必要がある。

 

さらに問題なのは医療費、そして介護状態になった時である、

ホームヘルパー、ディサービスと予定外の出費を覚悟しなけ

ればならない、ただ雑誌に掲載される事例の人はなんとか年

金収入の範囲内で生活してる人が多く、低年金、無年金、預

金なしの事例はあまりないのがシニア女性の家計簿の実態で

ある。

 

 

 


私にとって忘れられない不愉快な出来事

2024年02月24日 | 会社

今から40年前私が30代のころ転勤先での職場の同僚、と

いっても4歳上の先輩との不愉快な出来事を今でも思い出す、

苦手意識はあったものの、同僚として特に問題もなく1年が

経過したが人事考課での評価が私より低かったことで、普段

とは違う彼の裏の本性がでた、職場の飲み会で自分のほうが

上だと上司がいる前で激高、あげくに翌日から私が挨拶して

も完全無視、目も合わせない、今思えばパワハラである、約

1ヵ月続いた。

 

全く低次元の幼稚な行動に憤りより情けなさを感じたものだ、

本来は彼と同期にライバル意識を持つべきなのに、後輩に嫉

妬、悔しさ、妬みの感情から嫌がらせに出たわけだ、それも

1ヵ月、何とも粘着質な行動にうんざり、さらに評価をした

上司がダンマリを決め込んだことにも人間不信と失望感に陥

ったことを今でも鮮明に覚えている。

 

その時思ったのは世の中には色んな人間がいて当たり前、そ

して人は変わらない、相手の行動は相手の問題、自分に非が

なければそれ以上考えない、そして2年後に彼は転勤になり

その後リストラで退職したけど、この経験は私のサラリーマ

ン人生で今だに忘れられない不愉快な出来事である。

 


長生きすればするほど認知症!?

2024年02月23日 | 老後の生き方

団塊の世代が75歳以上になる2025年には約700万人の

人が認知症になると言われてる、これは65歳以上の5人に1

人、特に70代に急カーブを描いて増え80代の認知症の有病

は、なんと3人に1人である。

 

認知症にならないための習慣として朝は新聞を読む、飲酒・喫

煙を控える、一日7時間以上の睡眠をとる、歯を20本以上保

つ、計算ドリルがいい、有酸素運動がいい等がいいと挙げられ

ている、しかし現在認知症を予防できるという科学的な証拠に

なるものはないというのが専門家の見解である。

 

心理学者の佐藤眞一氏の著書「認知症の人の心の中はどうなっ

ているのか?」のなかで、認知症の人の心の中は自分が自分で

なくなっていく苦しみ、これまで生きがいだったことがうまく

いかない苦しみ(料理、運転等)そして明日がどうなるかわか

らない苦しみを感じてるという、そして認知症発症の危険因子

は加齢なので長生きすればするほど認知症になる可能性がある

と書かれてる、確かに私の両親も父は86歳、母は94歳のと

きに認知症になったことを思うと誰もが長生きすればするほど

知症になっても不思議ではない。

 


それでも生き抜いて欲しかった

2024年02月22日 | 老後の生き方

高校時代の親しい友人が亡くなったのは17年前、彼が60歳で

還暦を迎えた年だった、死因は自殺、聞いたときは自殺をするな

んて思いもよらなかっただけにショックだった。

 

地元で就職して結婚、飲食業を営んでいた、私が地元にいる間は

交流が続いたが転勤しその後は疎遠になっていた、商売も家庭も

順調かなと思われたが還暦を迎えたときに奥さんから離婚を切り

出され、子供二人も奥さんについて彼はひとりぼっちになり人生

を悲観、自殺という最悪の結末を迎えた、きっと深い絶望感があ

ったのだろう、それでもまさか自ら人生を降りるとは今だに信じ

られない。

 

苦しみ、悲しみ、恨み、ひがみ、憎しみといったマイナスの感情

のなかで見苦しい自分に耐えることができなかったのかもしれな

い、しかし自殺をするのは弱い人間と思いたくない、そういうこ

とに追い込まれたことのない人間が自殺する人を否定することは

したくない、それでもやはり彼には自殺をしてほしくなかった、

できれば自殺などせずに与えられた一生を生き抜いて欲しかった

という思いは変わらない。


友人関係に失望する60代女性

2024年02月21日 | 人間関係

読売新聞の「人生案内」相談者は60代女性、30代で離婚、

現在はひとりで生活している、友人には恵まれてたと思ったが

この齢になって勘違いだと気づいた、今まで友人から相談され

ると親身になって愚痴も聞いてきたが、自分が悩みを聞いても

らおうとしても、どの友人も自分の話ばかりで、がっかりする

ことが多く、結局友人などいなかったのだということを実感し

たという内容であった。

 

それについて回答者は、きっとあなたは話を聞いてくれる役割

の人になっていたのでしょう、友人たちは自分のことで精いっ

ぱいで聞くゆとりのない人たちです、ここはいったん離れるこ

とも大事、今の自分を自分で支えて生きる覚悟を持ちましょう、

好きな本を読み音楽に浸り、一人旅を楽しみ、好きに自由に暮

らしていると必ずどこかで誰かと出会うものですという回答だ

った。

 

私が思うには友人関係とは人に何かを与える、そして相手から

も何かを与えてもらう、それが無理のない理想の関係であるが、

往々にして相談する側、相談される側というのが決まっている

関係があるもので、それが自然に続く友情もあるだろうが、親

しさと図々しさが紙一重というように、どこかで不満がでて心

理的負担になることがあるものである、そうはいっても相談者

も友人から悩みを相談され愚痴を聞くという関係がよしという

時期もあったわけだから、完全に断ち切るのではなく距離を置

くことが今は必要だと思う。


嫉妬心は自分に近い相手に感じる

2024年02月20日 | 人間関係

なんであの人が自分より評価されるのか、自分のほうが優れてる

のになぜ?いわゆる嫉妬心、人間誰でも嫉妬する、こどもから老

人までみんな嫉妬する、嫉妬心を少しも持たず、友人の成功を喜

ぶ強い性格の持ち主は皆無かもしれない。

 

私たちが経験する嫉妬心は不特定多数の他者でなく身近な人間に

対してである、学生であれば同級生、サークルの人間、サラリー

マンであれば同僚、同期、主婦であればママ友などである。

 

嫉妬は感情であり、自然に湧き上がってくるものなので頭でやめ

ようと考えても抑えられないのが嫉妬、なぜ嫉妬するかというと

他人と比較するから、人と比較するのをやめると生きるのが楽に

なるといわれるけどそう簡単なことではない。

 

もし誰かに嫉妬したらその場を離れる、その人とできるだけ離れ

る、離れることができなくてもいずれ時間が解決してくれること

は間違いないと思っている。