団塊シニアのひとりごと

定年退職して13年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

人間だけが長生きする生物だ

2022-04-30 05:19:26 | 寿命

小林武彦氏の著書「生物はなぜ死ぬのか」のなかで生物の平均

寿命が書かれてる、人間は80歳、アフリカゾウは70年、ツ

ルは40年、アヒルは20年、犬猫は15年、ネズミは2~3年

、昆虫は1~7年である。

 

人間の平均寿命を辿ってみると平安時代は31歳、当時の人口

は700万人、江戸時代は社会情勢も安定して38歳まで延び

た、ちなみに徳川家康は長生きで73歳まで生きた、明治大正

時代になると女性は44歳、男性は41歳、しかし戦争中は3

1歳、戦後は順調にのび最近100年で寿命が2倍に延びた生

物は人間以外いない。

 

戦後日本人の平均寿命が延びた大きな理由のひとつは乳幼児の

死亡率が低下したこと、栄養状態がよくなったこと、子どもの

免疫力を高め病気になりにくくなったことと言われてる、そし

て医療の発達も長生きの要因かと思われる、実際死亡率が上昇

するのは85歳からと言われてるだけに人間だけが長生きする

生物であることは間違いない。


自分のための人生を生きるには

2022-04-29 05:43:40 | 生き方

誰でも人には嫌われたくないから気づくと誰にでもいい顔をし

てしまいがち、ついついいい人を演じてしまい、自分を苦しめ

しまうことはよくあることである、本当は人は自分が思うほ

ど自分のことを気にかけてくれないもので、それが普通なのだ。

 

他人に気に入られる自分より、自分が好きな自分になること、

人のための人生でない自分のための人生を生きること、確か

人間関係は大切、でも人間の最大のストレスは人間関係であ

る、そのことに異論を唱える人はいないような気がする。

 

人生はひとりで楽しい、みんなで楽しいの両方が必要でどちら

が欠けても人生は楽しくないと、漫画家の小池一夫氏はエッセ

イで述べてたがそれは現役世代に向けたメッセージだと思って

る、老後の生き方の基本は孤独である、誰にも邪魔されず、人

に気を遣わずに済む自分だけの時間、それだけで人づきあい

ストレスは激減するはずである、人生の後半期は自分のために

生きる、大切なことだと思っている。

 


老いが幸せを奪うというシニア女性の不安の声

2022-04-28 05:31:16 | シニア女性の悩み

人生の幸せは後半の生き方で決まると言われてる、前半の幸せ

が目標に向かってまっすぐ進むことから生まれるのに対して後

半の幸せな道は定められてないから自分で考えてうまく進まな

いとその実現は難しい。

 

何をもって幸せとするかの価値観は人それぞれ、それでもいつ

の時代も幸福度を左右するのは健康であること、経済的な不安

のないこと、そして人と繋がっていることが挙げられる、その

なかで健康、老いが幸せを奪うというシニア女性の不安の声を

集めてみた。

 

■耳、歯,眼、膝など体中のあらゆるところが不調、この先1

00歳まで生きたらどうなるだろうか(80歳)

 

■コロナ禍で外出を控えたら足腰が弱くなってしまった、好き

だった旅行をいまさら再開できるだろうか(77歳)

 

■変形性膝関節症、脊柱管狭窄症による痹れがある、足腰が弱

いと買い物も不自由(89歳)

 

■両目が緑内障に、失明が不安(67歳)

 

■3S(しみ、しわ、白髪)が増えて鏡を見るのがいやになる

(82歳)

 

■高血圧、脂質異常症で肥満、ダイエットも続かず膝も痛い

(63歳)

 

■耳が遠くなり友達との会食に参加してもマスクやパーテー

ョンによって会話が聞き取れない(67歳)


みんな仲良くという幻想は捨てたほうがいい

2022-04-27 05:26:19 | 人間関係

多くの人は身近な人との親しいつながりが大事だと思っている、

だから友人や同僚との関係を壊さないように神経が磨り減るく

らい人づきあいに気を使う、その結果大事なはずの相手との関

係を重苦しく感じるという矛盾した意識が生まれる。

 

これは社会学者の菅野仁氏(1960~2016)の著書「友

だち幻想」のなかの言葉である、いわゆる同調圧力である、そ

の原点が小学校に上がる頃に誰もが耳にした「一年生になった

ら友だち百人できるかな」という歌で、友だちをたくさんつく

ることが望ましいと刷り込まれた人は多いはず、学校はみんな

仲良く、みんなでひとつだという友だち幻想が強調される場所

になってる。

 

しかし菅野氏が指摘するようにみんな仲良くの重圧から解放さ

れない限り、60代、70代の高齢者になっても人付き合いの

悩みは続くものである、そう考えると友人や同僚に誘われても

気がすすまなければ断る勇気も必要だし、みんな仲良くという

幻想は捨てたほうがいい。

 


老化を受け入れて生きるしかない

2022-04-26 05:24:46 | 老後の生き方

今は元気で安定していても明日のことは誰にもわからない、最

後までわからないと思って生きるしかない、齢を重ねると不安

材料を探したらキリがない、知能も体力も落ちるのは仕方がな

いことだ。

 

どうしてもあちこちの具合が悪くなってくる、ひとつ治らない

うちにまた別のところが悪くなるとといった感じで心身の衰え

はいやでも進行してくる、そして老いへの不安の先にあるもの

は死への恐怖、死は常に思いがけない形で襲いかかってくる、

いつどんな形でやってくるかわかったものではない。

 

だから今は短いスパーンで今日は体調がいい、晴れて気分がい

い、一瞬でも一日でも楽しかったと思えることがあればそれで

十分、老いは変化であって退化ではないという人もいるけれど、

そんなことはない、やっぱり退化だと思う、どんな強者も年を

とると弱者になる、それは間違いない、やっぱり老化を受け入

れ今の体力で生きることに集中するしかない。