団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

70代は危険な期間!?

2022年06月30日 | 健康寿命

認知症や要介護になる人の割合は70代になると60代の5倍

をこえる、だから健康寿命を延ばすためには、できることを減

らさない、今できていることをやらなくなるのは老化防止の観

点から非常に危険である、これは精神科医で多くの著書を出し

ている和田秀樹氏の言葉である。

 

元気な80代を迎えるには外に出ること、できることを減らせな

い、料理をしている人は辞めずに続けること、その意味では運転

免許は返納すべきではないとうのが和田氏の持論である、運転免

許を返納すると6年後の要介護率は2.2倍になるという。

 

平均寿命と健康寿命の差は男性が9年(平均寿命81歳、健康寿

命72歳)女性が12年(平均寿命87歳、健康寿命75歳)病

気や認知症などで誰かに介護されたり場合によっては寝たきりに

なったりして生きる平均期間である、この平均寿命と健康寿命の

差を考えると確かに70代は危険な期間といえるかもしれない。

 

 


話題の雑誌「年収200万円で豊かに暮らす」

2022年06月29日 | 生活

「年収200万円で豊かに暮らす」という雑誌が発売と同時に

ツイッターでトレンド入りするほど話題になった、年収200

円で豊かに暮らすとはどんな内容だろうか?と思い購入して

んでみた。

 

ツイートの多くの内容は「年収200万円で暮らせるわけな

だろ」「これを見た時色々と地獄を感じた」と明らかにタイト

ルだけをみての反論だった、しかし本書の内容は節約すること

が楽しくなるというもので、年収200万円という文言はどこ

にも見当たらない。

 

スマホ代は月3000円~5000円、財布にはお金を入れす

ぎない、買った食材はすべて使いこなす、外食を減らす、気が

進まない職場の飲み会は回避、ポイントカードを年に一度の見

直し、家計簿で有意義なお金の使い方を見る、1週間分の作り

置きで食費3万円に削減等どちらかというと現役世代むけの節

約術である。

 

誰が火付け役かわからないが、ネットが炎上するほど話題にな

った、しかし本書を手にしないで「年収200万円」に過剰に

反応し、ツイッターやアマゾンのレビューに投稿した人たち、

読んだ人と読まないで投稿した人の違いが、一目瞭然である、

「年収200万円で豊かに暮らす」はタイトルと違い、よく

ある節約術の本だった。

 


いざという時のために

2022年06月28日 | 生き方

人生のなかで不幸や辛いことは突発的にやってくる、人間は人

生の悲しみやつらさから誰も逃れられないけれど不幸に直面し

た時、自分の心をどうコントロールするかが大切である。

 

いざというとき精神的ダメージをいかに少なくするか、ふだん

から養っておくこと、そして不幸や苦しみは自分ひとりに起こ

ってるのではないと認識することが大切、私の場合、両親の認

知症、介護の問題、闘病生活、延命治療、そして両親の死と、

晩年の親との10年が自分も年老いただけにある意味、私の心

に重くのしかかった。

 

苦しみや不幸があるから私たちは生活でなく人生を考えるので、

もし健康で満ち足りているならば生活のほうばかりに気をとら

れ生きていることの意味や人生について考えないかもしれない、

だからいざという時のために最悪の事態を想定して自分をコン

トロールすることが大切だと思っている

 


職業で人間の価値が決まるものではないけれど

2022年06月27日 | 仕事

作家の森博嗣氏が「やりがいのある仕事という幻想」という著

書のなかでこんなことを書いている、古来、人間の価値という

と、その人がしている仕事で判断される事が多かった、それだ

け職業というのは人の価値を決める重要な要素だった、だから

人よりも立派な仕事につきたいと願ったりする、そうすると人

間としてレベルアップしてみんなから尊敬されるだろうと勝手

に思い込んでいる。

 

しかし職業に貴賤はなく、どんな仕事でも人の役にたっている

、無職であっても人の価値が下がるわけではない、同じように

金持ちが貧乏人よりもえらいわけではない、どんなに仕事で成

功しても人間として偉くなれるわけではない、確かにその通り

であるが実際問題としてお金のある人や権力のある人が人を動

かすことで偉いと思わせてることも事実である。

 

職業で人間の価値が決まるのではないとしたら、何で人間の価

値が決まるのだろうか?森氏は自分がどれだけ納得できるか、

その人の価値というのは自分が評価することだという、しかし

自分で自分を評価するのは難しい、人それぞれかもしれないが、

人間として尊敬できる、信頼できる、生きる姿勢等やはり他者

からの評価で決まるような気がする。

 


80代夫婦の年金を生かす暮らし方

2022年06月26日 | 年金生活

ある雑誌の「年金を生かす暮らし方」のなかに結婚60年、夫

87歳妻80歳の二人暮らしの年金生活の記事があった、23

年前夫が定年退職してから夫婦の第二の人生が始まった、年金

は月25万円(夫厚生年金19万円、妻国民年金6万円)普段

の家計は税金、社会保険料も含め年金の範囲で暮らしてるとい

う。

 

住居は持ち家でローンもないが奥様が車を所有しており、ガソ

リン含め諸経費が月3万円、ご主人の小遣いが月2万円、ただ

し外食するときは御主人持ち、医療費が二人で月1万7千円、

そして今はコロナ禍で旅行はできないが毎月1万円を積み立て

をしてるという、長年家計簿をつけてることもあり、さすがと

いう感じがする。

 

そしてお二人のモットーは健康でいるために規律を持って過ご

すこと、起床、就寝、食事時間を決め生活のリズムを大切に暮

らすよう心掛けてるという、お二人の趣味は旅行で20年かけ

て47都道府県すべて廻ったというご夫婦の生き方、やはり健

康が大切であることを痛感した。


老いてこその青春とは

2022年06月25日 | 老後の生き方

認知症と友だちになったという作家の森村誠一氏が「同世代の皆

さまへ」というエッセイのなかで齢を重ねると老いには少しの勇

気が必要だということがわかったと述懐している。

 

老いると思いがけない病気にもなるし、私生活のことで悩んだり

もする、そんな予想外の出来事の危機に立ち向かう勇気が必要だ

という、そしてもうひとつ夢を抱く勇気、人生とは夢をもつこと、

幾つになっても夢はもてるし、小さな夢でも生きがいにつながる、

認知症になったからこその新しい発見かもしれない。

 

生きがいが孫の成長だったり、庭木に咲いた花や散歩の途中で、

出会った変化だったり、カラオケや飲み会だったり、音楽や写真

だったり、人それぞれ違うかもしれないが、小さな生きがいが老

いの希望につながる、それこそ氏が実感してる老いてこその青春

のような気がする。


自分の年齢と向き合いながら

2022年06月24日 | 老後の生き方

先日会社員時代の後輩かが電話で「もう67歳になりました、も

う年です」と言ったけど私から見ると60代はまだ若い、私が定

年退職したときは64歳、今思えばまだ若かった。

 

現在74歳、今では新聞の社会面の訃報に目を通す習慣がついた、

自分と同世代の訃報は気になるもので、そんな時思うのは自分は

いつまでいきるのだろうか?正直そんなに長くなくていい、さほ

ど執着はない、かといって投げやりというわけでもない、自然に

淡々と自分の寿命を生きることができればいいと思っている。

 

齢をとるというのは多くの過去を持つことである、自分の年齢と

向き合うと、そう実感する、老後の不安は誰もがもっているもの

で自分だけではない、健康やお金、家族の問題、あげればいくら

でもある、それでもいつかは死んでいく、間違いなく死んでいく、

そう思うから人は生きていけるものかもしれない


シニア女性の生き方と幸福感

2022年06月23日 | シニア女性

幸福感は人それぞれの感じ方の問題で、人生を楽しくするの

もつまらなくするのも、ある意味自分の責任かもしれない、

だからこそ老後の人生は自由に生きたいものだ、そんな自由

幸福を感じて生きているシニア女性の声を集めてみた。

 

■定年後夫が家事に協力的になったことでお互いを尊重するよ

うになった(68歳)

 

■好きな人と結婚して子供を授かった、今は思いどうりの人生

を送ってる(61歳)

 

■父は「誰のおかげで食べていけると思っているんだ」とよく

言ってた、私はそれがイヤで大人になったら自分で働こうと強

く思った、そして育児をしながら定年まで勤めあげ今は夫と年

金で穏やかに暮らしている(72歳)

 

■義父母、両親、夫を見送り自分の事だけをかんがえればいい

なんて幸せ(75歳)

 

■認知症で目が離せなかった夫や親の介護から解放され、すべ

ての時間が自分のために使えるようになった(83歳)


過去をふりかえってみると

2022年06月22日 | 老後の生き方

過去を振り返ってみるとと嫌気がする自分に気づいたり、誇り

をもった自分に再会することがある、当時の行動が本来の自分

とは違ってたと思う後悔の念、逆にあの時の自分は最善を尽く

してやっぱり正しかったんだと改めて評価できる自分、色んな

ことが思い出される。

 

いいことも悪いことも元に戻ることなどできないし、過去のこ

とを分析しても同じ未来がくるとは限らない、だから過去にと

らわれないためには過去とは変えられないことを知ることだ、

それよりも今をどう生きるかを考えることが大切なことだ、そ

れは齢を重ねたからこそ気づいたことかもしれない。


75歳以上が自ら生死を選べたら

2022年06月21日 | 

先日カンヌ映画祭で早川監督の「PLAN 75」が特別表彰をう

けた、少子高齢化が進み、75歳以上が自ら生死を選べる制度

が導入された内容である、そして近未来の日本が舞台で主演の

倍賞千恵子さん(80歳)が制度を利用すべきか悩む78歳の

女性を演じている。

 

私たち高齢者にとっては関心のある話題であるが、5年前今は

亡き脚本家の橋田壽賀子さんが著書「安楽死で死なせて下さい

」のなかで、治療しなければ罪という文化の見直しを、日本中

の家族の負担だらけになる前に死に方を選ぶようにしておくべ

きですと提言している。

 

延命措置を行わないで自然に死を迎える尊厳死、人間を苦痛か

ら解放してあげるために薬物療法などにより死に至らせる安楽

死、いずれも日本の法律では認められてない、しかし他人に面

倒をかけたくない、そうなる前に死に方とその時期の選択ぐら

い自分で選択できないものかと思うのは私だけではないような

気がする、そう意味で話題を呼んでる今回の「PLAN 75」

は興味深いものがある。