認知症や要介護になる人の割合は70代になると60代の5倍
をこえる、だから健康寿命を延ばすためには、できることを減
らさない、今できていることをやらなくなるのは老化防止の観
点から非常に危険である、これは精神科医で多くの著書を出し
ている和田秀樹氏の言葉である。
元気な80代を迎えるには外に出ること、できることを減らせな
い、料理をしている人は辞めずに続けること、その意味では運転
免許は返納すべきではないとうのが和田氏の持論である、運転免
許を返納すると6年後の要介護率は2.2倍になるという。
平均寿命と健康寿命の差は男性が9年(平均寿命81歳、健康寿
命72歳)女性が12年(平均寿命87歳、健康寿命75歳)病
気や認知症などで誰かに介護されたり場合によっては寝たきりに
なったりして生きる平均期間である、この平均寿命と健康寿命の
差を考えると確かに70代は危険な期間といえるかもしれない。