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団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

認知症の妻を入院させた自分に苦しんでる70代男性

2025年05月16日 | 夫婦

70代後半の男性の人生相談、金婚式を終えて老後を楽しもう

とした矢先、妻が認知症になった、老々介護するつもりでした

が昼も夜も徘徊、仕方なく入院させましたが、気がかりで退院

させて介護したい、妻を病院に送り込んだ自分に苦しんでます

がこれからどうしたらいいでしょうかという相談内容だった。

 

介護される側にとってみると入浴、排せつ、食事といった毎日

の身体介護をプロの手で手際よくやってもらえるのは心地がよ

くて安心です、気持ちはわかりますが認知症の人にとっては専

門知識のある人が対応したほうが葛藤がなく施設の暮らしに慣

れれば、そこが心安らかな場所になりますという回答者の言葉

だった。

 

私と同世代のご主人、妻を介護するのが夫の役目という愛情あ

ふれる言葉、病いを抱えながらも妻を介護したいという、しか

し回答者がいうようにプロに任せた方がいい、私自身認知症だ

った両親を看取ったが家族では無理なことが多かった、介護老

人ホームが終の住処で正解だと思っている。


夫婦の賞味期限3つの壁

2025年02月28日 | 夫婦

婦人公論の特集「夫婦の賞味期限」に注目した、夫婦の賞味期

限には子育て終了、セックスレス、夫の定年と3つの壁がある

という、その中で夫が定年退職することで夫婦が一緒にいる時

間が長くなる、そういう意味では夫の定年が一番の壁かもしれ

ない、なんといっても夫婦がともにいる意味を考えさせられる

のが定年後の生活である。

 

あなたにとって夫とは?今伝えたいひと言というシニア女性の

読者アンケートの内容を見るとまさに強烈なひと言である。

 

■あなたが死んでも私は悲しくないかもしれない

(妻67歳、夫70歳/結婚42年)

 

■私はあなたの妻である前に一人の女性であり人間です

(妻63歳、夫68歳/結婚39年)

 

■男は成長しない生き物だと諦めています、でも可愛げがなく

なったら捨てますよ(妻60歳、夫66歳/結婚32年)

 

■これも腐れ縁、死ぬまで頑張ろうね

(妻73歳、夫78歳/結婚55年)

 

■あなたもいい人、私もいい人、ただ合わなかっただけ

(妻67歳/以下記載なし)

 

 


長い旅に出た妻を思う86歳男性(再投稿)

2023年12月20日 | 夫婦

文芸春秋100周年記年号の中で五木寛之氏の心を打った「う

らやましい死に方」には404通の投稿があり10編が選ばれ

た、そのなかで私が注目したのは86歳男性が書かれた「長い

旅に出た妻」進行性すい臓がんを患い余命半年と言われた妻を

見送った思い出を語った内容である。

 

40日間の放射線治療、自宅と地元の病院での約5ヵ月間の闘

病生活、60キロあった体重が40キロまでおちるほど体は衰

弱していった、余命半年延命治療は拒否、そんな苦しい状況で

も家事経験のない夫に3ヵ月間料理や洗濯など特訓、妻は死に

向かうというよりどこか遠い所へ旅行する気分だった、その後

容体が急変、夫と3人の子どもの前で力尽き静かに息を引取っ

た。

 

それから病院の枕元の机の引き出しを整理してたら弱弱しい文

字で書かれた便箋が見つかった「お父さん、今までいろいろと

ありがとう、いつ亡くなっても思い残すことはありません、今

度生まれかわってもまたお父さんと結婚したいです、いつまで

も元気でいて下さいね」年甲斐もなく便箋にぽたぽたと落ちる

涙を抑えることができなかったという男性、情愛あふれる内容

は、まさに心打たれるものがあった。


いい夫婦の日に思うこと

2023年11月22日 | 夫婦

生まれも育ちも環境、感覚、違った二人の人間が同じ屋根の下

に住んでると恋愛時代には互いに見せなかった素顔が現れるも

のである、長い年月のなかで仲のいい夫婦でも些細な喧嘩は数

しれずあるのが普通だと思う。

 

なぜこの男性とあるいはなぜこの女性と結婚したのだろうか、

他にもっといい相手がいたかもしれない、いや他の相手でない

から今幸せなんだとそれぞれ思いは違うかもしれない、これば

っかりはわからない。

 

結婚生活47年で思うことは完全な男も完全な女もいない、そ

れなのに完全な関係を当たり前の前提に結婚生活を考えがちだ

けど、それは大きな間違いだということだ、そして大切なのは

お互い「ありがとう」という感謝の言葉を伝えること、小さな

感謝の積み重ねとさりげない日常の会話が夫婦の風通しをよく

するし夫婦円満の秘訣のような気がする。

 

 


夫婦こそ究極の男女の友情!?

2023年07月21日 | 夫婦

腹が立つけど邪魔ではない、不思議な場所に落ち着き、同性の

友人よりも疲れない、長い結婚生活で感じる夫婦関係の姿でも

あるような気がする。

 

それでも夫婦生活は恋が枯れていくのをお互い見守る暮らしで

もある、最初の情熱、わくわく感は忘れてしまうもの、それは

夫の責任、妻の責任でもないはずである。

 

夫婦というのは面白いもので恋が枯れて果てて得る一体感、そ

れこそ男女の究極の友情かなと時々思うことがある。


いい夫婦の日に思う夫婦円満とは

2022年11月22日 | 夫婦

生まれも育ちも環境、感覚、違った二人の人間が同じ屋根の

に住んでると恋愛時代には互いに見せなかった素顔が現れるも

のである、長い年月のなかで仲のいい夫婦でも些細な喧嘩は数

しれずあるのが普通だと思う。

 

なぜこの男性とあるいはなぜこの女性と結婚したのだろうか、

他にもっといい相手がいたかもしれない、いや他の相手でな

から今幸せなんだとそれぞれ思いは違うかもしれない、これば

っかりはわからない。

 

そして大切なのはお互い「ありがとう」という感謝の言葉を

えること、小さな感謝の積み重ねとさりげない日常の会話が夫

婦の風通をよくするし夫婦円満の秘訣のような気がする。

 

 


結婚生活は人生そのものかもしれない

2022年10月16日 | 夫婦

夫婦とは不思議なもので感情がまたたく間に伝染する、どちら

かが機嫌が悪いと相手も理屈抜きで気分を害してしまう、それ

だけ結婚生活は綺麗ごとだけではすまない、まさに生活そのも

のである。

 

結婚生活は人生そのもの、決して楽しいことだけではない、生

まれ、育ち、環境、感覚、違った二人の人間が同じ屋根の下に

住む、恋愛時代には互いに見せなかった素顔が現れるもの、本

当の結婚生活はある意味お互いに対する失意の瞬間からスター

トするのかもしれない。

 

そして夫婦だから言わなくてもわかるというのは違うと思う、

言わなきゃわからないし、気持ちは伝わらない、小さな感謝

とさりげない日常の会話が夫婦の風通しをよくすることは間

違いない、私自身46年間を振り返ると、やはり結婚生活は

人生そのものだと実感する。


85歳男性にとって生涯一の悲しさは妻との死別

2022年09月30日 | 夫婦

私の母が亡くなったのは2年前の春だった、認知症そして大腸

がんの末期状態、介護付き有料老人ホームから総合病院に入院、

同時期に表題の85歳男性の奥様が自宅の台所で転倒、救急

でその総合病院に搬送された、しかし腰椎の損傷は回復する

となく81年の人生に幕を下ろした。

 

私とその男性とは面識もない、ただ母が亡くなって半年後、地

元の新聞(岩手日報)の投稿記事を読んで偶然母と同じ病院に

同時期に入院、そして同じころに亡くなったことを知った、病

院の待合室、病室、そして病院の前の桜並木が思い出された。

 

「私がこの世で一番見たくない妻の顔」を見ることになった、

悲しく慚愧に堪えない、楽しい日々を過ごしてきた57年、苦

楽を共にしてきた妻との別れは辛く悲しい、ただただ悲しい、

奥様を失った切ない思いが読み手に伝わってくる内容だった、

私の母も男性の奥様も病院前の満開の桜を見ることなく令和

2年の春、帰ら人となった。

 


長い結婚生活で感じることは

2022年05月15日 | 夫婦

人間というのは一人で生きてるのではない、人との関わりのな

かで生きている、その中で結婚はむつかしい男女の関係が延々

と続くもの、そして結婚生活はまさに人生そのもの、そして日

常生活の連続である。

 

恋愛時代は相手の本当の姿をみないで美化してしまう、相手が

神経質なのを繊細ととらえ、粗雑な人を男らしいと思い込んだ

りするものだ、ただ結婚は生い立ち、育ち、環境が違った二人

の人間が同じ屋根の下に住むと恋愛時代に見せなかった素顔を

見せるのも確かである。

 

本当の結婚生活はある意味お互いに対する失意の瞬間からスタ

ートするのかもしれない、だからこそ長い結婚生活で感じるこ

は夫婦というのはお互い長所で支え合ていると同時に短所

支え合ってるものである、そして小さな感謝の積み重ねとさ

りげない日常の会話が夫婦の風通しをよくするし、夫婦円満の

のような気がする。


家事が孤独に耐える訓練だった57歳女性

2022年04月24日 | 夫婦

コピーライターの野田敦子さん、3年半前にご主人が脳内出血

で倒れ植物状態になった、大学2年でご主人と知り合い卒業後

すぐ結婚したため一人暮らしの経験がなかった、ご主人が倒れ

た直後ぼんやりと立ち寄った書店で老後をひとりで生きるため

のノウハウ本を手にしたのも不安だったからだ。

 

それでも生活は崩れなかった、食事はしっかり作りあと片付け

も手早くこれまで以上に規則正しく暮らした、そして案外ずっ

と一人だったかもしれないと思った、家事を繰り返すなかで一

人に慣れ少々の事では崩れない自分を作った、数十年に及ぶ

事というルーテインワークは孤独に耐える訓練だった。

 

これは「献身と保身のはざまで」というタイトルで全国24紙

連載された野田敦子さんのコラムの一節である、当時57歳、

ご主人が倒れ入院、そして植物状態という宣告、失意のどん底

のなかで自分を奮い立たせようとする強い覚悟が感じられる

容、だからこそ介護に悩む多くの人からの反響があったこと

頷ける。