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団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

人間の価値感は変わるもの

2023年07月23日 | 生き方

世の中の多くの人は社会において人を判断するとき、学歴や経

歴、そして報酬や資産、そして社会的地位を尺度にすることが、

ほとんどである、それはその人のものさし、いわゆる価値観で

ある。

 

それでも人間の価値感なんてちょっとしたことで変わるもの、

変貌自在である、環境や経験によってずっと同じということは

ない、人間の心は矛盾した考えと欲望を持っているからである。

 

重要なのは収入や社会的地位、学歴、経歴だけが人の価値を計る

尺度ではないということ、それは老年になるにつれ理解できるも

である、誰かの価値基準にとらわれる必要はない、自分なりの

価値基準を見つけてそれを大切にする生き方こそ真の生き方だと

思っている。


夫婦こそ究極の男女の友情!?

2023年07月21日 | 夫婦

腹が立つけど邪魔ではない、不思議な場所に落ち着き、同性の

友人よりも疲れない、長い結婚生活で感じる夫婦関係の姿でも

あるような気がする。

 

それでも夫婦生活は恋が枯れていくのをお互い見守る暮らしで

もある、最初の情熱、わくわく感は忘れてしまうもの、それは

夫の責任、妻の責任でもないはずである。

 

夫婦というのは面白いもので恋が枯れて果てて得る一体感、そ

れこそ男女の究極の友情かなと時々思うことがある。


ドキュメント72時間「大病院の屋上庭園で」

2023年07月20日 | 生き方

NHKのドキュメント72時間、舞台は大病院の屋上庭園、東京

御茶ノ水駅周辺にある東京医科歯科大学、病床数800の大病

院の屋上庭園での定点観測、患者や家族が訪れる人たちの声が

聞けた。

 

私が印象に残ったのは54歳会社員の男性、悪性リンパ腫と診

断され入院、奥様と3人の子供(27歳、25歳、9歳)がい

るが特に末っ子の9歳の長男は父親に瓜二つで可愛い、この息

子のためにも生きていたい、そして息子さんが書いた父親の似

顔絵と寄せ書き「パパ、がん、がんばって、まってるよ」大切

にしてる父親の笑顔が辛い闘病生活を乗り切る覚悟のようなも

のが一瞬垣間見えた。

 

日常でありながら非日常的な病院、闘病してる人にとって病気で

ない状態はきっとまぶしい幸せの根源なのかもしれない、難病と

診断され、本人にとっても家族にとっても人生の色合いが変わっ

てしまう、回復して元の平穏な生活に戻られることを願うばかり

だ。

 

 


〇〇したいと〇〇しなければの違い

2023年07月19日 | 生き方

日常のなかで誰もが経験してる、〇〇したい、〇〇しなければ、

そんな局面に遭遇したとき、どちらを選択するか迷うものであ

る、〇〇さんに会いたい、〇〇さんに会わなければ、飲み会に

参加したい、飲み会に参加しなければ、この違いは大きい。

 

環境が変わったり、好みが変わったり、かつては大切だった人、

大切だったモノが色褪せてしまう、人間の心なんて矛盾してる

もので時間が経過して変化するのは仕方がないことである。

 

たとえば人間関係で〇〇さんと会う約束をする、以前は楽しみ

で会いたい人だったが、今は気が進まない、それでも会わなけ

れば…そんな時相手の都合が悪いという連絡が入る、なぜかほ

っとする自分がいる、〇〇したいと〇〇しなければの違いは

きいと感じる瞬間である。

 


お金持ちが幸福というわけでもない

2023年07月18日 | 老後のお金

齢をとってから資産を増やすのは難しい、例えば70代、80

代で資産を増やしてるのは不動産収入や有価証券などを持つ一

部の富裕層である、そういう意味では働かない限り60代で資

産の格差は固定するような気がする。

 

ただ幸福論の決定的な間違いは「あの人はこれだけ恵まれてい

るから幸福なんだ」と言われてるように富や名誉もすべて手に

入れた人が満ち足りてるかというと、必ずしもそうではない。

 

悩みは経済的な豊かさとは関係ない、お金は大切だけれど、い

くらお金があっても最後は死んでしまう、それだけは平等であ

ことは確かである。


諦めることから新しい生き方

2023年07月15日 | 老後の生き方

自分の力で変えられること、自分の力で変えられないことが

ある、変えられることは変える努力をすればいいし、どうに

も変えられないことは執着しないで諦めることも必要だと、

齢を重ねて実感してる。

 

17年前、大腸に持病を抱え、入退院を繰り返すようになっ

た、仕事をリタイヤして好転するかと思ったが、そんなこと

はなかった、何も食べなければ痛みの症状がでないだろうが、

そうもいかない、できるだけ少食を心掛け、食物繊維,ゴボ

ー茶、青汁、この10年できる限りの健康法は試した、そし

て1年半前から試した朝食抜きの一日二食、やれることはや

った、食べたいものが食べれない、それでもなんとか症状は

落ち着いてきた。

 

好きな物が食べれない苛立ちはあるけれど痛みがないだけま

しだ、諦念が明日を生きる力に転換できるようになったこと

は進歩でもある、自分の力で変えられないことにとらわれて

もしょうがない、それが幸福への近道のような気がする、諦

めることから新しい生き方ができると実感してる。


群れを求めない生き方

2023年07月13日 | 老後の生き方

いつも誰かとつるんでいたい、群れたいという習性になじんで

いると人はしだいに一人になることが怖くなる、それは仲間は

ずれにされたくないからだ。

 

群れてみたからといって心が満たされれるものではないが、ひ

りっきりになるよりは、ましだという気持ちから人は群れた

がる、群れるのを好む人、一人の時間を好む人、人それぞれで

ある。

 

それは性格かもしれない、もって生まれたもの、学習や経験と

いう後天的なものと環境が影響するような気がする、ただ老年

期は、人間関係の煩わしさから解放されるチャンスでもある、

やっとつかんだ自分を見つめる大切な時間、群れを求めない

きかたもいいものである。


毎日同じことのすべてが土台

2023年07月11日 | 老後の生き方

定年退職してから12年、家にいるようになって毎日同じよう

な日が続いてる、現役時代と違い一日が起伏のない生活、朝起

きて掃除、朝食、買い物、時には病院通い、平凡でメリハリの

ない一日と思うことがあるけれど、この生活パターンに馴染ん

ことも確かである。

 

毎日は健康に似ている、健康な時は健康のことなど考えない、

失って初めて大切さがわかる、それと同じで昨日と変わらない

毎日があるから平穏に暮らすことができると思っている。

 

昨日と同じ今日、今日と同じ明日がくることの有難さ、齢を

重ねてくると、そのことが実感としてよくわかる、毎日同じ

ことのすべてが土台である。


91歳夫の「天国で再婚したい」は悲しい結末

2023年07月09日 | 老後の生き方

先日悲しい事件があった、入居する老人ホームで妻(92歳)

の首を電気コードで絞めて殺害した夫(91歳)が逮捕された、

体の身動きもとれなくなり妻を天国に送り自分も死んで、天

国で再婚しようと思ったというのが警察での供述内容である。

 

2人は昨年3月に入所、同じ一室で暮らしていた、この有料老

人ホームは1ヵ月の費用が一人20万円程度であるから夫婦で

40万円、その他の費用含めると50万円近い出費と思われる、

済的に恵まれてないと入居できない。

 

それなのになぜ?と思う、介護については施設で面倒を見てる

のに、残り少ない将来を悲観、金銭的な負担、それとも認知症、

詳細はわからないが「天国で再婚」という思いで妻を殺害とい

う選択は理解できない、なんともやりきれない悲しい結末であ

る。


老後に思う夫婦円満の秘訣とは

2023年07月07日 | 老後の生き方

生まれも育ちも環境、感覚、違った二人の人間が同じ屋根の下

住む、恋愛時代には互いにみせなかった素顔が現れるもので

ある、私達夫婦も結婚生活47年を迎えた。

 

よく結婚式の祝辞で使われる夫婦を支える言葉として「20代

愛情、30代は努力、40代は忍耐、50代は諦め、60代

を過ぎれば感謝、まさにその通りで夫婦といえども他人どうし、

愛情だけでなく忍耐や努力も必要と感じる。

 

そしてお互い「ありがとう」という感謝の言葉を伝えること、

さな感謝の積み重ねとさりげない日常の会話が夫婦の風通し

をよくするし、夫婦円満の秘訣のような気がする。