団塊シニアのひとりごと

定年退職して13年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

老年期はかけがえのない時間

2022-05-31 05:24:34 | 老後の生き方

若い頃の時間はゆっくり流れる、しかし齢を重ねると、だん

だん速く流れる、だから老化とは実は時間の流れを速く感じ

るようになることだと齢を重ねるたびに思うようになった。

 

年をとって楽しく生きる一番の秘訣は自分の時間を持つこと、

自分とは何かを問う、かけがえのない時間が老年期、自分自

と向き合い、自分が何をしたくて何をしたくないかを見

めること、そのために必要なのがひとりで考えることのよ

な気がする。

 

人生は未知との出会いの積み重ね、そして人生という軌道を

歩いて行く、何とかここまで生きてきたし、これからも生

いくだろう、この先何があるかわからないけれど、かけが

えのない時間である今を楽しみ、あとは流れに身をまかせて

生きていきたい。

 

 

 


何歳であろうと悩んで迷ってあたり前

2022-05-30 05:29:41 | 老後の生き方

毎日が楽しいとか、こんな幸せはないというふうに語る人は、

どちらかというと少数である、それではどこでこの差が生れ

るのかを考えてみると、それは運とか収入とかそういうもの

ではなく、その人の考え方だと思う。

 

生きてれば、いい日もあれば悪い日もあるのはあたり前、そ

でも毎日をいい日と考えることはできる、つまり毎日を否

定しない、病気のときは苦しみ、楽しいときは笑う、そのこ

とこそ大切な気がする。

 

ひとりひとり違う道を私たちは歩いている、老後はこうある

べきという意見にふりまわされることはない、実際老いを上

手に生きる方法などない、それでも人は悩みがあるから生き

ていけるものだ、何歳であろうと悩んで迷ってあたり前だと

私は思っている。


64歳男性リタイア後の新しい生き方

2022-05-29 05:38:49 | 定年後の生活

「実は自分は会社で生きるのがつらかった、仕事が生きがいと

信じ込むことで感受性が摩滅させてしまった、会社では人の中

で気をつかっていた、今は平日の週3日、午前10時から午後

3時までスポーツジムで過ごす日々を続けてる、休憩を挟みな

がら黙々とこなす、誰とも口をきかないで済むことに深い安堵

感がある、自分にとってはこの時間がかけがえのないものだ」

 

これは10年前私が定年退職後にある雑誌に掲載された64歳

男性のリタイヤ後の日々を綴った一節である、当時の私と同じ

年でサラリーマンだったこともあり、喪失感と解放感、なぜか

共感できるものがあったことを記憶している。

 

日々の暮らしに大きな変化があるわけではない、それは現役時

代もリタイヤしてもあまり変わらないものだ、違いがあるとす

れば一日の流れに起伏があるかないかだ、仕事をしていればあ

る程度の刺激が人間関係も含めてあるがリタイヤするとゼロか

らのスタートである。

 

64歳男性にとって毎日が平凡であっても新しい生き方に挑戦

して、幸せを感じているなら、きっとそれが生きがいだと思う、

そして人間社会の濃やかな景色が見えるのがリタイヤ後の人生

であることは間違いない。


思い出は過去のものではない

2022-05-28 05:25:21 | 生き方

人生の多くは過ぎてしまえばなんでもないようなことかもしれ

ない、それでも忘れられない、そしていつも記憶のどこかで色

褪せずに蘇ることがある、断片的であるが楽しかったこと、

しかったこと、悲しかったこと、過ぎ去ったことだけど時々思

い出すことで私の中で一緒に生きてるような気がする。

 

そう考えると思い出は決して過去のものではない、それはすで

に過ぎ去ったものではなく、むしろ過ぎ去らなかったもので、

自分の中に確かにとどまってる、まるで映画のワンシーンのよ

うに今まで生きてきた証となって生き続けてる。

 

過ぎ去った過去は現在の中にいる、だから思い出は過去のもの

ではない、思い出は今も生きていて私を深いところで支えて

と言っても過言ではない。


肉体も知力もおとろえても

2022-05-27 05:35:05 | 老後の生き方

肉体はおとろえる、知力もおとろえる、しかしひょっとしたら

魂が最も活発に活動するのは高齢期かもしれない、それでも人

は老いるということを素直に認めたくないものだ、それは若さ

という経験を先に経ているからだろう。

 

老いるのも病気もいやだと不可能なことを望んだところで心に

ストレスを感じるだけ、そのストレスを脱出するには思いどう

りにすることなどできないと、ありのままの現実を受け入れる

ことかもしれない。

 

生きるということは齢をとること以外なにものでもない、肉体

はおとろえ、知力もおとろえても魂が活発に活動する今こそ前

向きに自分の物語を作っていきたいものだ。