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団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

78歳女性の後悔「調べる重要性、年金で痛感」

2025年04月01日 | 老後のお金

先日新聞の投稿記事で78歳女性の「調べる重要性、年金で痛

感」という記事に注目した、14年前ご主人が亡くなり遺族年

金の受給資格を得たので社会保険事務所に行って事情を話すと、

それまでの老齢年金と支給額は同じくらいと言われ変える必要

もないと思いそのままにした。

 

数年後、所得税や住民税がかかる老齢年金に比べ遺族年金は非

課税だと初めて知った、計算すると遺族年金にした方が給付額

が多かった、最初に遺族年金が非課税だと教えて欲しかったし、

大事な年金について自分が調べるべきだったことを後悔してる

という内容だった。

 

きっとこの女性は働いてた時期があり、老齢基礎年金と老齢厚

生年金の受給資格があったと思われる、ご主人が亡くなった場

合、ご主人の老齢厚生年金の3/4が遺族厚生年金として受給で

きるが奥様の老齢厚生年金かどちらかを選択できる、仮に遺族

厚生年金、奥様の老齢厚生年金ともに8万5千円だったとしよ

う、老齢基礎年金(満額6万5千円)と合わせると月額15万

円、遺族厚生年金は非課税なのでこのケースだと所得税、住民

税も取られない。

 

しかし遺族年金を選択しないとこのケースだと所得税(1万1

千円)住民税(3万2千円)合計で年間4万3千円徴収される

ことになる、14年間だと約60万、これからも生きてる限り

続いていく、今後の生活を考えると大きい損失である、それだ

けに新聞に投稿する後悔と怒りの気持ちが痛いほど伝わってく

る内容だった。


高齢世帯の平均貯蓄2414万円は本当だろうか?

2025年03月29日 | 老後のお金

高齢世帯(二人以上の世帯)の平均貯蓄2414万円と発表さ

れたが「老後2000万円問題」では老後に2000万円が必

要といわれるだけに、この数字を見ると高齢者は裕福なんだ、

老後は安泰なんだと若い世代は思うかもしれない。

 

しかしこの2414万円は貯蓄額の高い世帯によって引き上げ

られている、1億以上の貯蓄額の高齢者が約2割いる一方、4

00万円未満も約2割いるのが現状である、現に中央値(貯蓄

額の低い世帯から高い世帯へ順番に並べた際に中央に位置する

世帯の値)は1677万円だった、平均よりかなり乖離してる

が現実はもっと低いと思う、というのは一人暮らしの630万

人は除外されているからだ。

 

少数の高齢者が富の多くを占めている一握りの富裕層が全体の

数字を押し上げてる高齢者の実態、まるでビジネスの場でよく

いわれる80対20の法則にあてはまる、全体の20%の人が

80%のお金を所有してるというパレードの法則である、だか

ら多くの高齢者は高齢世帯の平均貯蓄2414万円は本当だろ

うか?と思うだろう。

 


高齢者が抱えるお金の不安

2025年03月21日 | 老後のお金

高齢者が抱える不安のなかで健康、そしてお金と答える人が圧

倒的に多い、特にお金については、いつまで生きるかわからな

いだけに難しい問題である。

 

生きていくためにお金は必要である、お金は生活に必要なもの、

食べ物、住居、医療、趣味、旅行とお金があれば解決できるこ

とが多いし、お金があれば不幸をある程度回避できることも確

かである、そして高齢者にとっての収入は働かない限り大半の

人は公的年金が収入源である。

 

さらに老後は若い頃と違った出費も覚悟しなければならない、

予期せぬ病気で医療費が増えたり、老親の介護の問題、家のリ

フォームの問題、そしてなんといっても自分や配偶者が介護状

態になったらどうするか、自宅介護か、それとも高齢者施設か、

その費用は年金だけでは無理だから貯金を取り崩すしかないが

どれだけかかるのだろうかという不安は当然ある、そう考える

と老後に抱える不安のなかでお金の問題は重要であることは間

違いない。


シニア女性の節約テクニックとは

2025年03月19日 | 老後のお金

貯蓄がいつまで持つか、医療や介護が必要になった時にお金が

足りるかと誰もが不安になるほど値上げラッシュが続いてる、

だから以前より生活が厳しくなったと感じる人が多くなってる

ことは確かである。

 

雑誌「婦人公論」の読者アンケートでは家計を圧迫している支

出のなかで約6割の人が食費と回答している、そこで物価高に

負けない「わが家の節約テクニック」の声を集めてみた。

 

■献立を考えてから割引の日にまとめ買い(59歳・パート)

 

■税金やガソリン代を減らすため普通車から軽自動車に買い換

  えた(71歳・主婦)

 

■遠方の親戚とのつきあいはやめた、いとこのこどものお祝い

  はお互いになしにした(58歳・会社員)

 

■クレジットカードは1枚にまとめてポイントを貯める

(74歳主婦)

 

 


貧富の差は拡大している

2025年01月28日 | 老後のお金

最近大手の銀行で金融資産数十億円規模の超富裕層の顧客を対象

としてサービスを強化するという記事が新聞に掲載された、超富

裕層というのは金融資産(預貯金、株式、債券、投資信託、一時

払い生命保険・年金保険等)が5億円以上ある層のことだと言わ

れてる。

 

 

一体これだけの大金持ちがこの日本にどれだけいるのだろうか?

調べてみると国内で9万世帯もあり7兆5千億円の金融資産を保

有している、全体で5千4百万世帯もあるから、ほんの一握りの

超富裕層かもしれないが驚きの数字である。

 

 

一方で日本の相対貧困率(税金や社会保険料などを除いた可処分

所得が年間122万円に満たない世帯の割合)が16%、854

万世帯もいる現実、月10万円で暮らす人が国内で2千万人およ

そ6人に1人もいると言われてる。さらに生活保護受給者が16

2万世帯、そのうち半数が高齢世帯である。今のままだと金持ち

はますます金持ち、貧乏な人はますます貧乏と貧富の差が拡大し

ていく世の中であることは間違いない。


老後の生活費について思うこと

2024年12月29日 | 老後のお金

1万人のビジネスパーソンを対象に行ったある雑誌のアンケート

調査によると定年後の不安として最も多くの人が挙げたのが「生

活費の不足」だった、実際60才で定年を迎えると収入は激減す

る、再雇用では年収のほぼ半減、さらに統計によれば70代前半

の月間消費支出は30代後半の額とほぼ同じだという。

 

しかし私の経験ではどう見ても30代後半のほうが現在より出費

は多かった、また70代になると医療費は3割から2割負担にな

るし、実際定年後は生活レベルをダウンサイズするのが一般的な

はずである。

 

もう一点、定年後までに必要な金融資産は退職金を含めて3500

万円では夫が77歳、妻が75歳時点で資金は枯渇するという記事

に疑問を持った、これではほとんどの定年退職者が該当して露頭に

迷うのでは?実際この記事では年金収入がカウントされていない、

不安を煽るだけの内容に惑わされてはいけないと痛感した方も多い

のではというのが偽らざる感想である。

 


73歳ひとり暮らし女性・預金0円でも幸せ!?

2024年12月08日 | 老後のお金

婦人公論の特集「達人たちに学ぶ ひとり暮らしの楽しみ」の

なかで73歳ひとり暮らし女性の1ヵ月の家計簿に注目した、

読者10人のが掲載されてたが、この女性に注目したのは貯蓄

が0円だったからだ。

 

持ち家は一軒家で収入は月10万円(自営業収入5万円、娘

からの仕送り5万円)と年金収入はなし、支出は9.5万円、

食費が6万円、光熱費2万円、交通通信費1万円、医療費5

千円、節約術としてはお金はあるだけ使ってしまうので持た

ない、生きがいは居酒屋の仕事で客と話すのが癒しになって

るという。

 

ギリギリの生活で貯金はなし、不安になるのが普通だがお金

よりも人とのふれあいに幸福感を見出してる女性、幸福とい

うのは小さなものを見つけて拾い上げることかもしれない、

そして娘さんの経済的援助が心強い。

 


老後は必要なお金も変化する

2024年11月07日 | 老後のお金

老後について自信を持って準備は万全といえる人は、ごく少数

の人ではないかと思う、高齢者が抱える不安のなかで健康、そ

してお金と答える人が圧倒的に多い、私自身もそう思う。

 

老後にかかるお金はいくらか?夫が65歳以上、妻60歳以上

の夫婦無職世帯では毎月の支出が平均27万円、一方公的年金

収入が平均で月約22万円、月5万円の赤字といわれてる、赤

字が月5万円でも貯金で賄えるならそれでOKだが駄目なら生活

のレベルを見直すしかない。

 

さらに老後は若い頃と違った出費も覚悟しなければならない、

予期せぬ病気で医療費の負担が増えたり、老親の介護の問題、

家のリフォームと老後に抱える不安の中でお金の問題は重要で

あることは間違いない。


高齢世帯の経済格差は広がっている

2024年09月11日 | 老後のお金

高齢世帯のの収入の約7割が年金収入である、そして平均総所得

は303万円、ただこの数字は2割の超富裕層の所得が押し上げ

てるだけで実態はもっと低いのが現状である、その証拠に年金収

入50万以下の生活苦の高齢者が全体の約2割もいる。

 

なぜこのように経済格差が起きたのだろうか?一番目に考えられ

るのは職業である、就いた職業によって財産や年金に表われる、

2番目は親からの財産、現在富裕層と呼ばれる人の中には少なか

らず親からの遺産で豊かになった人がいることは確かである、そ

して3番目は結婚、もし夫婦が働き続ければその差はどんどん開

いていく。

 

ただこの3つの要因は一般的なもので家族構成、そして家族の急

病、親の介護で離職、リストラなどで収入が激減、最悪の場合、

ゼロになってしまえば家計は破綻することだってある、そう考え

るとお金の心配もなく暮らせるのは2割の超富裕層だけで、それ

だけ高齢世帯の経済格差は広がってるのが現実である。

 


老後資金2000万円問題を振り返る

2024年09月03日 | 老後のお金

老後資金2000万円問題、高齢夫婦の場合、公的年金だけで

は毎月の赤字額が5万円、30年で約2000万円の金融資産

の取り崩しが必要となるという金融庁の報告内容だったが今そ

れを信用してる人はいないだろう。

 

老後の家計で大切なのは一軒家かマンションか、車を持ってる

か、駐車場の問題、そして持ち家であれば定年前に住宅ローン

を完済してるか、老後の医療費の負担、税、社会保険料の額、

交際費が変わらないか(友人、知人親戚、元職場関連)リフォ

ームや耐久消費財の購入予定(冷蔵庫、洗濯機、エアコン等)

そして貯蓄はどのぐらいあるか等総合的な判断が必要だし、そ

れぞれの家庭で違うことは確かである。

 

 

実際日本の年金制度は現役時代の収入を100%保証する制度で

はない、今の高齢者がなんとか生活できるのは、十分な年金収入

があるわけではなく老後資金を貯めてきたからだ、年金を受給で

きるのはありがたいけれど年金だけで暮らせない人が多いのが現

実である。